「Weanarisch is leiwand!? (Wienerisch ist toll!?)ウィーン方言てカッコいい!?」を受けました(2020.8.8,8.15)@(公財)日独協会
ウィーンのセミナー「ドイツ語圏文化セミナー143 Spaziergang durch Wien~バーチャル散歩 地元っ子と歩くウィーン~にzoomで参加しました(2020.8.2)@(公財)日独協会 」に引き続き
山田ダニエル 先生の「ウィーン方言てカッコいい?」という夏期講座2回レッスンをzoomで受けました:
12名満席です! 今年は例年とは違って このウィーンのセミナーとウィーンの方言の2回レッスンしかとってなくて しかもzoom... いつものようにドイツ語がすらすら出てこないのは
リスニングだけでまったくしゃべってないからかも?!
それでも若い方たちに交じって日独協会歴30年以上(!)の私が ウィーンには新婚旅行で行ったきりの私が参加させていただきましたが
直前にこの先生のウィーンのセミナーを受けて知識を再確認してあったので なんとか答えられましたが...ひやひやものでした(笑)
でも 素朴なウィーンのドイツ語を音読していてとても楽しかったです💕
* * *
ドナウ川(die Donau)は ヴォルガ川に次いでヨーロッパ2番目に長い大河です
(1番目じゃないのよ!) シュヴァルツヴァルトから10ヶ国を通って黒海に注ぎます
舞踏会は Ball ワルツは Walzer ホイリゲ(ワイン酒場)は Heuriger 等...
ウイーンの印象などを一人ひとりずつ話したあと まずは ウイーンのドイツ語の歴史から入りました
Wienerisch(ウィーン方言)は ケルト語 バイエルン語 ジプシーやロマの言葉
イディッシュ語などの混ざり合ったもので ウィーンで話されている日常語であり 変化に富んでいて定義づけは難しいそうです
また オーストリアは他民族国家(Vielvolkerstaats)ですね
タイトルにもあるleiwandは オーストリアドイツ語で "super, toll, großartig"を意味します
さて次は単語クイズです♪
-erlは 縮小辞 (標準ドイツ語では-chenなど) たとえばSackerl は Tüte(紙袋)です
Sackは 袋 小さいのがSackerl 紙袋 となるのですね
Melanzani は Aubergine (なす)です ← イタリア語でもなすはmelanzaneですぐにわかった(#^.^#)
Palatscinken は Pfankuchen(パンケーキ) Crepes(クレープ)のことです
オーストリアドイツ語については こちら ← Erdapfelは Kartoffel(じゃがいも)のことです!
次は あいさつ(Grüßworte)です:
一番有名なのが Servas!で こんにちは さようなら どちらでも使います ラテン語からきていますね
Grüß Gott!, Griassi Got! は おはよう こんにちは こんばんは等です
Tschau! は Tschüs! (バイバイ、じゃあね)で イタリア語のCiao! のように使います
次は 数字です:
2 は zwoa (Zwei) 4は via (Vier)など 発音が素朴な感じですね~(#^.^#)
80は ochzg (Achtzig) 90は neinzg (Neunzig) と 母音が省略されていますね (チェコ語やポーランド語みたいね)
とてもエモーショナルな表現を使い たとえば話しかける時は Oida (男) Oide (女)をつけるのですって
例: Des is mei Oide. これは私の妻です
あとは...
woascht! は Das ist egal (どうでもいいや)
Ah geh! はWirklich?(本当?)
Oag! は schlimm! (ひどい)
A Wohnsinn! は ein Wahnsinn! (馬鹿げてる!) ← a は不定冠詞で einでも eine einer でも同じで 変化しないので楽ですね💕
Jo mei...! は Das kann man nichts machen! (仕方がない、どうしようもない)
これは シチュエーションの中で使いながら覚えてゆくのがいいですね!!
そして 飲料の単位や ウィーンならではの職業 (Fiaker は 観光馬車の御者)
カフェハウスのコーヒーの種類 (ウィーンのカフェに入って「Kaffe!」とだけ言ってはダメなのですね~) ウイーンでのおすすめのカフェハウス等について教えていただきました
そしていよいよ 会話練習:
ウイーンのカフェでの注文 道で友人に会った時のあいさつなど 2人ずつ組んで音読しながら だんだんとウイーンの方言に慣れてゆきました
発音が Mehl は Möö とか i waas は ich weißと なんとはなしに素朴で... イタリア語ではナポリ方言もこんな感じだったかな??
最後の歌"Wien, du Stadt meiner Träume"(Fritz Wunderich)は懐かしかった💕 ウイーンの思い出や 元旦のニューイヤーコンサートのことが蘇ってきました...
* * *
2回目(2020.8.15)は引き続き 会話練習を2名一組になって何度もやりました! だんだんと慣れてきてウィーンっ子らしく話せます(^.^)
Naschmarktの野菜などの名前や 買い物の会話練習 ヴィ―ナーシュニッツェルその他のウィーン名物料理の特徴
道の尋ね方 そしてウィーン中央墓地(Zentralfriedhof)への行き方の会話練習
ここにはヴェートーベンやシューベルトその他有名な人たちが眠っています
ウィーンの伝統料理は...
Wienerschnitzel 仔牛の肉を薄く叩いて揚げて 甘いコケモモジャム(Preiselbeermarmelade)をつけて!
Griesnockerlsuppe
Kummelbraten mit Serviettenknödel
Tafelspitz
Krautfleckerl ヌードルとキャベツです
Marillenknödel あんずのクヌーデル(団子)
ホイリゲ(Heuriger)は今年のワインが飲める酒場(Weinlokal) Heuerは「今年の」という意味です
そして そんなホイリゲで流れるSchrammelmusikもご紹介いただきました
ウィーンならではの物悲しくセンチメンタルな そして心地よい音楽を 別れの言葉"Servus"を使った歌をご紹介いただき
名残惜しくも終了となりました💕
Hans Moserの"Die Reblaus" そして "Sagazum Abschied leise Servus!"を聴きながら...
昨年のセミナー「オーストリアのセミナー「Alles leiwand in Österreich」に参加してきました(2019.8.14)@(公財)日独協会」は こちら
レッスンの紹介:
オーストリアではドイツ語が話されていますが、単語や言い回し、響きなど、標準語とされる高地ドイツ語(Hochdeutsch)とはかなり異なります。
特に首都ウィーンでウィーンっ子が話すヴィーナリッシュ(Wienerisch/ウィーン方言)は独特です。
ドイツ語を勉強しているしと自信満々でウィーンに旅行に行って、何を言っているのか分からない!と衝撃を受けた方もいるのでは?
でも、せっかくウィーンに行くなら、現地の言葉で挨拶したり、マルクト(市場)でお買い物したり、カフェやレストランで名物を注文してみたいですよね。
この講座では、ウィーン生まれの研修生ダニエルさんが、ヴィーナリッシュについて、その歴史やルールを紹介します。
また、単語クイズで標準ドイツ語との違いに驚いたり、シュランメル(Schlammel)と呼ばれるオーストリアの民族音楽を聞いたり、
実際に簡単な会話の練習をしてみましょう。
「Weanarisch is leiwand!? (Wienerisch ist toll!?)ウィーン方言てカッコいい!?」のレッスンは こちら
とても興味深いレッスンをしてくださった(公財)日独協会様に 心よりお礼申し上げます
* 写真は Fiaker (フィアカー/観光馬車)
追伸: 今日2020年9月5日(土)に ダンテ・アリギエーリ没後700年記念行事があるそうです
ライブ配信(深夜3時~)もあります 13日にもあります
詳しくは こちら
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