アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

君も見回り?~雪の上の足跡~

2010-01-16 16:11:45 | アンティマキの場所に生きる動植物
 このところの大雪で、久しく見に行っていなかった元畑に行ってみました。裏庭からだと近道ですが、急ながけを上らないと行けません。滑りそうで怖いので、道側から畑に入りました。入るとすぐ、道に平行して作った生垣に沿って、足跡が続いています。

 人間の足よりすこし小さめ。細長くて歩幅は規則正しく、雪を深くえぐっているので、体重は割りとありそう。モデル歩きのように一直線に近い歩き方です。爪あとらしいものはありません。

 生垣の端から元畑に入ると、足跡も元畑に続いています。そして、畑の真ん中に建っている小さな小屋の周りをぐるっと回っています。まっすぐではなく、ときどきう回しています。下の写真の左は人間の足跡。 


 そして、生垣の支えにしてある竹の下をくぐって、道側に戻ったようです。生垣の向こう側が道。元畑にあるのはほとんど枯れ草。それも雪の下になっています。南天がすこしだけあるけれど、実を食べに木の近くに行った形跡はありません。いったい何をしにやってきたのか。もしかして、自分の縄張りを見回りにきたのでしょうか。

 
「足跡図鑑」で検索してみたら、この足跡は、キツネに似ているようです。「キツネは身体がスマートで足が長いので、規則正しく一直線に歩くことが多い」(足あと図鑑)とあります。でも、断定はできません。似ているけど、ちがうようでもあります。

 このあたりで出没しそうな小動物は、サル、タヌキ、ネコ、イヌ、ウサギにハクビシン。キツネはあまり聞きません。タヌキやイヌはもっと小さいし、ウサギならぴょんぴょん歩きが思い浮かぶような足跡みたい。隣の集落にあるブルーベリー園のブログ(ブルーベリーの小道から)に、最近出現したウサギの足跡の写真が載っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生き残ったわさび

2010-01-16 14:38:56 | アンティマキの場所に生きる動植物
 数年前、当時畑だった場所のがけ側の隅っこに、下の林から「林間わさび」を移植しました。その後、畑にほとんど足を運ばなくなったので、もとの荒地に戻ってしまいました。がけには隣地の竹がはびこり、敷地内にも侵入を始めました。

 昨秋、ようやく畑の再生に力が注げるようになり、侵入した竹の伐採も行うことができました。そのおり、とうに絶えたと思っていたわさびが無事に生き延びているのを発見しました。うれしい驚きです。

 春になったら株分けして、もっと住みよい場所にしてやろうと思っていたら、年末から大雪に見舞われました。移植してから、これだけ長い間積雪が続いたのはたぶんはじめて。大丈夫だろうかと心配になって見に行きました。

 無事でした。雪の下でも、めげずに立派にわさびは生きていました。初夏のころ、成長した葉と花を摘み、おひたしにするのが楽しみ。

 ほったらかしの農法では、わさびの根はなかなかいいのはできないけれど、葉は茂ります。その葉と花は、うまく調理してやれば、ちゃんとわさびの香りを引き出せます。採り過ぎないように注意しなければ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする