アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

卵油づくり

2010-01-18 11:23:27 | アンティマキ風自然的生活
 西村自然農園では卵油作りも見学しました。卵油とは、漢方薬なのか、民間薬なのかわかりませんが、切傷や火傷に格別の効き目があるものです。ずっと以前、台所で作り始め、途中で挫折した経験があります。すっかり忘れていましたが、高価なものなので、マスターできたら幸いです。興味津々で見学しました。

 90個の卵黄です。近くの養鶏場から処分してしまう卵をもらってくるのだそうです。割るのも大変。

 火にかけます。強火でかき混ぜ始めます。屋外でないと、悪臭とけむりがすごいのだそうですが、この時点ではまだ、卵焼きのにおいです。

 いり卵になってきました。「するめのにおい!」「屋台のにおいだわ!」との声が飛び交います。

 焦げてきました。生臭いような臭いも混じっていますが、悪臭と言うほどではありません。そろそろはじめて一時間がたちます。交代でかきまぜました。へらは真っ黒。油かな?と思われる油が出始めました。

 突然のように液体=油が染み出しました。鍋を傾けて下にたまった黒いどろっとした液体が卵油。貴重品です。

 私が挫折したのは、卵が真っ黒にこげたとき。あの黒焦げの卵から油が出るなんて想像できなかったからです。あのとき、なべが使えなくなるかもしれないことを承知でがんばっていたら、油は出たかもしれません。でも、場所はマンションの狭い台所。けむりが充満した時点で、きっと怖くなって放棄していたと思います。
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正式なビワの葉エキスの作り方

2010-01-18 10:09:09 | アンティマキ風自然的生活
 
 豊田市小原地区にある西村自然農園で、この季節にしかできない体験講習を受けてきました。まず、ビワの葉エキス。

 このエキスは数年前から私も作っており、昨年夏はいろいろに活用しました。(こちら→)でも、本を読んで勝手に作っていただけ。きちんとした作り方を、今回初めて教わりました。

  使う葉っぱは、新葉の下にある、固くてごわごわしたものだけ。こちらのほうが、「アミグダリン」という成分がたくさん入っているのだそうです。

 ブラシでよくこすって洗います。裏も表も。普通は半日ほど干せばいいのですが、この日は、タオルで拭きました。そして、2センチほどに刻みます。

 瓶に適宜つめ、35度の焼酎を注ぎます。蓋をして4ヶ月、冷暗所に保管。これで何年でも持ちます。

 私は、若い葉も古い葉もいっしょに使っていました。切り方も雑。大体10センチほどに切っていました。そのうえ、焼酎は25度。35度のほうがよく抽出できるのだそうです。

 それでも、昨夏虫さされや湿疹によく効いたのは、葉の量が多かったことや熟成させた月日がとても長かったからなのかも。今夏、私がきわめて雑に作った25度のエキスと、丁寧に作った正式ビワの葉エキスを使い比べてみることにします。

 
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