おーなり由子の漫画は結構好きで、昔よく読んでいました。でも、絵本作家になってからは、たまに買うだけで、ほとんど読んでいなかった。久しぶりに読んだ「しあわせな葉っぱ」。やっぱり、彼女いいなあ。
「ある朝目がさめると 頭に芽が でていました」からお話は始まる。
女子高生らしい女の子が主人公。みんなに自慢しようと勇んで登校するけれど、誰も気づいてくれない。
そのうちこの女の子は、孤独を感じ始めます。
「私の事なんて だれも 見ていないのかな」
そして、
「夢を見ました からだじゅうが 葉っぱになってしまう夢ー」
と続きます。
葉っぱに振り回される日々。でも最後は、巻頭に「かみさま どうか どうか ハッピーエンドに してください」とあるとおりになります。思春期の少女の気持ちが表現されているようで、フフッとほほえみたくなる本。30分もかからず読めます。気分がまいっているとき、つかのまでもうれしくなりたいときにお勧めです。
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