こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

流通喧嘩

2017年07月06日 17時50分24秒 | Weblog


Suzunobu project Riceは、生産者のお米が売れれば良いというものでは無く、地域が一体となってブランド米を目指して、地域全体が元気になることを考えていた。
なので、ブランド米として成長していくスピードが落ちないように、ブランド価値が空中分解しないように、ブランド米の計画や修正がスムーズで素早く反映できるようにと、取引する米卸を、あえて1か所に絞り込んでいた。

ブランド米として成長しようとしているそのお米が、自分が知らないうちに、自分とは違うルートで流通して、自分たちとは関係ないところで販売されてしまったとしたら、自分としては、その地域のブランド米としての成長を「諦めるしかない」。
自分が関与できないところで、自分の責任問題が出るのは納得できないし、そんなところに対して、自分のノウハウを使うつもりは無いからである。

ブランド米としての基準は、自分と産地で作り上げたもの。
しかし、産地としては、「基準が同じであれば、ブランド名は同じで、米袋も同じ」と、安易に考えてしまう。
なので、どこの流通に流しても、ブランド価値は保たれると考えてしまう。

でも、消費地流通は、そんなに単純ではない。
仲の良い流通もあれば、仲の悪い流通もある。
敵対関係の流通もある。
だから、自分が作っているブランド米は、米卸が指定されている。

産地にブランド米を作るために行ったときにも、このトラブルは避けるようにと、何度も言っていた。
1年もたっていないのに、もうすっかり忘れてしまったのだろう。

伸びると思ったていた産地なのに・・・・
バカすぎるな。
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楽しい

2017年07月06日 16時44分39秒 | Weblog


何処のメーカーと、どんな話をしていたかなどは、絶対に口にすることは出来ないが、誰もが知っている巨大メーカーとお米についての話をしていた。

メーカーもお米について色々と分析をしている。
自分も、自分なりに分析している。

その分析結果がイコールとなると、話し合う内容の精度が格段に上がる。
なので、普段なら触ることが無い突っ込んだ部分の話し合いが出来る。
それも、かなり具体的に・・・。

自分が持っている知識をフルに使う、フルに使えるというチャンスは、米業界では殆ど無い。

この前の、北海道JA新すながわとの話し合いでさえも、今迄よりは格段に知識を使ってはいるものの、かなりの余力を残していた。
今日の巨大メーカーとの話し合いも、フルでは無く余力は残している。
でも、1歩踏み込んだ話が出来るというのは、やっぱり楽しい。

米業界では、使ってもらえない、酷く言えば、必要としてもらえていない自分の知識。
なのだが今、色々な違う業界が、この知識を必要としてくれている。

Suzunobu project Riceを実行していた時には、色々と気を使って遠慮していた。
しかし今はそれが無い。

必要とされるのは嬉しい。
そして楽しい。

だから、どんどん話し合っていこうと思っている。
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