新しいことに挑戦しようとしていた時に、「いまさらやったって意味無いんだよな」と思う心境になってしまった。
プライベートな事になるが、自分には子孫がいない。
したがって、自分の家計は自分で途切れる。
自分も55歳となる年になり、自分の後始末を考え始めた。
土地と建物は、姉の家族に渡すことにした。
なので、それについては解決した。
決めていなかったのは墓のこと。
両親は自分が送ることが出来るので、家の墓に入れることが出来る。
しかし、自分の死後、その墓はどうしたら良いのだろうか。
誰が管理するというのだろうか。
その事について、自分は全く考えていなかった。
であるが先ほど、姉から「自分の死後、墓を管理する人がいなくなってしまうから、永代供養してくれる墓を見に行ってくる」と告げられた。
墓地ではなく、室内の墓。
土と木々の中で眠る事が当然と考えていた自分としては、かなりの衝撃。
両親と自分は、自然に帰ることが出来ない墓に入る事になる。
言葉が出なかった。
「迷惑をかけたくない」というのが自分の気持ち。
であるから、全て任せることにした。
後は、自分の死に場所と対応について。
家を渡すのだから、絶対に家で最後を迎えてはいけない。
早めに決めてしまわなければ。