こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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節分にナガイモ食べ“鬼退治” Aコープの特売盛況 長野県北信地域

2014年02月03日 16時45分35秒 | Weblog
日本農業新聞 e農ネットに「節分にナガイモ食べ“鬼退治” Aコープの特売盛況 長野県北信地域  (2014/2/3)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
節分は「とろろ」を食べましょう――。
ナガイモ産地の長野市松代にあるA・コープ松代店は2日、ナガイモの特売セールを行い、大勢の買い物客でにぎわった。
同市など長野県北部の北信地域では節分の豆まきの後、夕食に一家でとろろ汁を食べる風習がある。
スーパー各店は節分前の数日間、店頭の売り場を広げたりPOP(店内広告)を飾ったりして、ナガイモを売り込んだ。

同地域では古くから、「鬼の角に似た芋をすり下ろす」「鬼が滑って家に入れないようにする」などといわれ、節分にヤマイモを食べる風習が受け継がれてきた。
近年は入手のしやすさなどから、ナガイモが食べられている。
食べ方は、すり下ろしてご飯にかけたりマグロの山かけにしたり、汁物に入れたりと家庭によってさまざまだ。

同店の直売コーナーを担当する中沢尚人さんは「この時期は毎日、通常の倍以上の200本が売れる」と話す。
近隣の須坂市のA・コープすこう店でも「節分当日は、山かけ用のマグロも売り上げが倍になる」(売り場担当者)と、売れ行きは好調だ。
というもの。

今、「節分の豆まき」が大ピンチとなってきて、「恵方巻き」が幅を利かせてきている。
自分としては、この事態をモヤモヤとして眺めている。

関東には「恵方巻き」の文化は無く、元々は「節分の豆まき」の文化で、家庭では「散らし寿司」を食べるという文化があった。
新しい文化として「恵方巻き」が、関東にも広がっていくことに対しては、それが時代というのなら、致し方がないと思うのだが、巻けば何でも「恵方巻き」といしう便乗商売。
さらに、文化・歴史の破壊を何とも思っていない企業の考え方については、怒り心頭である。

地域には、地域としての分化や風習がある。
昨年「和食」が世界登録されたりだから、これを機に、地域も「地域としての分化や風習」を守っていくべきだろうと思う。
分化や風習が、弄ばれているのであれば、やはり地域として、「正しく広げてほしい」と、文句を言うべきだと思う。

だから、長野県北部の北信地域の「節分の豆まきの後、夕食に一家でとろろ汁を食べる風習がある」という事は、非常に良いことだと思う。
この風習が壊れてしまうと、豆まきもなくなってしまうし、とろろ汁を食べることも無くなってしまう。
「恵方巻き」に負けないでほしいものだ。
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