第一回から欠かさず参加してきたニセコヒルクライムに、今年も参加させていただきました。
3年前にS5で参戦した際に、車連登録選手の中ではトップだったため、S4に昇格した思い出の大会です。
毎年、この大会前までに65㎏を目指した減量を試みるのですが、66.5㎏よりも軽くなれたためしがなく、今年は68㎏オバーということで、自己ベストから1分以上遅くなることを覚悟していました。
シクロスフィアのデータを貼っておきます。
https://cyclo-sphere.com/w/e3918870499bac67a56482b34aa98fd7523bdd6443e42d27d72ed4dc8422dc72
天気予報で暑いことが予想されていたため、大汗かきで暑さに弱い自分は、前日から水分とミネラルの補給をちびちびと続け、当日も朝から経口補給水をちびちび飲んで脱水対策しました。
もちろん、日焼け止めを塗って紫外線による消耗対策も施しました。
チームのみんなで集まって試走にでかけました。
これだけの数のチームメンバーがそろって走ることはなかなかないことだったので、動画を撮っておけばよかったと思いましたが、ゴール後のダウンヒルに備えてカメラを入れた荷物を預けてしまった後でした。
試走は花園の分岐あたりで折り返すと思っていたら、道が狭くなるところまで(10㎞地点まで?)登ったため、この時点で自分はかなり脚を使ってしまいました。
駐車場に戻ってから、決戦ホイールに履き替え、ブレーキシューも交換し、スタート地点に並びました。
スタートの5分ほど前に、整列していた選手の自転車に機材トラブルが見つかったとのアナウンスがあり、「なんだろう?」と聞き流していましたが、後になってFB友達のT間さんがフロントをバーストさせていたことがわかり、スペアホイールを貸し出すことができたのに、もうちょっと他の選手のことも気にかけていればなあと悔やみました。
今年もスタートは第一組でした。
人数がそれほど多くないので、パレード区間も危ないことはありませんでした。
暑さのせいなのか、リアルスタートが切られてからも、さほどスピードは上がりませんでしたが、自分は前についてゆくほどの登攀力がないので、自分のペースを守って登り続けました。
暑いからなのか、たまたまそういう位置だったのか、あまり周りのペースも上がらず、追い越されることもほとんどなく、淡々と登りました。
自分の限界まで追い込んでみるということも必要なのかもしれませんが、ここは淡々と自分のFTPちょい上で回します。
道幅が狭くなってからも変わらず淡々と回し、もう少し頑張ってもいいんじゃないかと思いながらも、やはり淡々と回します。
今年は毛虫がほとんどいないなとか、思っていたよりも暑くないなとか、つらつらと考えながら淡々と回します。
いつのまにか、黄色と黒の柵があるコース最大の勾配区間までやってきました。
前回までは、ここで太ももが焼け付くように辛かった記憶が強いのですが、今回はそんなこともなく、淡々と回します。
斜度が緩くなった終盤に加速しようと踏ん張りかけましたが、強烈な向かい風に心が折られて、ここも淡々と踏み込みます。
前に選手がいないため追いかけることもなく、後ろにも選手がいないため逃げることもなく、淡々とゴールしました。
いつものゴールに比べて息が切れていなかったのは、追い込みが足りなかったからなのかもしれませんが、このときは精いっぱいだったのかもしれません。
出し切れなかったのか?と問われると、そうだったのかもしれません。
出力の結果を見ると、けっしていいかげんな気持ちで走ったわけではなく、しっかりと練習の成果を出せていたと思いますので、納得しています。
暑い中でも、さほど消耗もせず、足も攣らず、腰も痛くならなかったのは、今シーズンの練習量と質が裏付けにあったからなのだと思います。
練習量、練習方法、どちらもまだまだ改善の余地はあるのでしょう。その改善が加齢やそのときのコンディションにうまくはまれば、50歳を超えてからでも徐々に能力を伸ばすことはできそうな気がしています。
ゴール後は、皆で健闘を称えあいながら配給されたガリガリ君をかじって、気持ち良い風を受けながらパノラマライン側から倶知安に戻りました。
途中でジェラートの名店「ルヒエル」でフルーツ系のジェラートを食べて体を冷やしてから元気に駐車場へ戻り、チームメイトの表彰式を見学しました。
帰宅する前に、いつものミルク工房でお土産を買って、湧水の里で豆腐を買って、のんびりと札幌まで戻りました。
道内の自転車レースの大会では、お祭りの雰囲気も相まって、とても雰囲気のよい大会だと感じています。もちろん、真剣に勝負をかけている選手たちもたくさんいるはずですが、自分としては年に一度のお祭り大会という位置づけで楽しんでいます。
来年も参加できるように元気に走り続けたいです。