疲労蓄積

負荷を継続的に上げてゆけば、FTPも徐々に上昇しているはず・・・と単純な考えで、ろくな管理もしてこなかった今シーズン・・・ピークを過ぎてしまい、そこから回復できていない・・・。

脚が重くて階段を登るのすら辛かった時期にも休まずに、ひたすら自己ベストを目指してローラー練を続けてきた。
脚が重くても、我慢してまわし続ければ記録が伸びてうれしかった。
そのうち、なんだか出力がもう一段上がったように力がもりもり沸いて来る時期があった。
しかし、それも長くは続かず、いつしか回し続けられなくなった。
肉体的に脚が辛いのと、モチベーションが維持できなくなった。
不思議と心肺はさほど苦しくなかった。
その状態でBRM609を走り、さすがに疲れを感じて少し休もうと思ったが、痛むところを我慢してローラー練を再開した。
いったん、回復の兆しが見えたかに感じたが、やはりダメダメ・・・。
自転車に対する気持ちが盛り上がらずに、反動で過食に陥り体重計に久しぶりの数字がががががが。

とりあえず少し休んでみようかな。
なにか刺激が必要かもしれないなあ。

BRM609 札幌300 完走

今年も札幌300に参加してきた。
少し前に、増毛の「甘エビ祭り」に自動車で遊びに行き、ほとんど同じ経路を自動車で下見したので、ブルベでは二回目の走行とはいえ、なんとなく「知っている道」的な安心感があった。
甘エビ祭りのときに気になったのは、トンネル内のウエット路面。
雨予報じゃなければマッドガードを付けていかない予定なのだけど、お尻が冷たくなるのは嫌だなあと。
結局、天気予報では雨は降らなさそうだったので、マッドガードは外したけど、マッドガードの一部だけフォークとシートステイに残したままだった。

＜走行仕様＞
フレーム　FOCUS CAYO TEAM
ハンドル　SHIMANO Vibe carbon
シートポスト SHIMANO Vibe carbon
ステム SHIMANO Vibe 7s 110mm
サドル　Bontrager inform RXL
ホイール　SHIMANO DURA ACE C50 CL
タイヤ　ミシュランProRace3
FD　SHIMANO FURA ACE　7800
RD　SRAM FORCE
クランク　SRAM FORCE BB30 Compact
BRAKE　SRAM FORCE
ペダル　SHIMANO DURA ACE 7800
サイコン　Edge500
サドルバッグ　Specialised
リアライト　CATEYE
フロントライト１　TOPEAK White Light
フロントライト２　閃
ヘルメット　Mostro
サングラス　Jowbone
ショーツ　パールイズミ　ブライトパンツ（Neo3Dパッド）
タイツ　アンダーアーマー
長袖シャツ　アンダーアーマー
ジャージ　Cannondale
グローブ　SUGOI

■前日～当日朝
さすがに緊張することもなく、過度にわくわくすることもなく、普通に寝て普通に起きたのだけども、時間が時間だけに眠たい・・・。
ブルベの朝食恒例の「おはぎ」を３個食べて、軽量化を済ませて、カーナビに五天山公園を案内させて自動車で出発。
途中で「サイコン忘れたかも」と思って荷物をひっくり返したら、一番下に入っていて一安心。
カーナビに見知らぬ道を走るように指示されるが・・・いったいここはどこだろう？いう住宅街の細い山の道に入っていく・・・自動車でも厳しい坂道をどんどん進んでいくと、小別沢トンネルをくぐったので、目的地に近づいていることがわかり、またまた一安心。
集合場所手前のバス停留所に自動車を止めて、自転車を組み立てていると、ブルベライダー達がどんどんスタート地点に上ってゆく。軽く挨拶をかわしながら、こちらもスタート地点へ向かった。
送ってくれた家族には朝早くから申し訳なかったが、朝5時に札幌の東の外れから西の外れまで自走するのは、ちと辛い。

■集合場所
集合場所に到着すると、すぐにツイッター仲間の「ちゃじさん」が声をかけてくれた。
去年のパノラマ３００のときにニセコのＰＣで初めて会話を交わし、ちゃじさんご一行がパンクで停車していたところで止まって声をかけたことを覚えていてくれて、ツイッターでフォローしフォローされるようになった。
ちゃじさんは目標タイムとか決めていないそうで、グルメとか特に寄り道的なことも決めていないとのこと。
僕は19:00にゴールするのが目標なので、休憩は最小限にしようかと。
その後、ツイッターやブログでお世話になっているsiro_pugさんやeasyさんともご挨拶させていただきました。
ちゃじさんは、パノラマ３００で山を越えた後でもかなり早いペースで走られていたかなりの健脚なお方。
もしタイミングが合えば一緒に走りましょうと話しているうちにブリーフィング開始。

■スタート
車検も無事に終えたので、さっそくスタート。
最初は下りなので、一緒に走らなくても、ちゃじさんならそのうち追いついてくるだろうと、先行した。
思ったとおり、まもなくちゃじさんが合流。
追い風も手伝って、かなり速いペースで走行。
石狩で前のグループと信号で分断されたので、追いつこうと50km/hオーバーでがんばったが、またしても信号につかまって追いつけず。
そのうち登り坂で追いついたので、そのまましばらく後ろを走らせてもらった。
調子が悪いのか、登りでは無理をしない方針なのか、少しペースが合わなくなってきたので、先行させてもらうことにしたが、あまり頑張りすぎても後半にダメージが影響するので、先頭を牽かせてもらうつもりで、そこそこのペースで走り、坂を下ったところで後ろを振り返ると・・・誰もいねえ・・・。
上り坂の前でいったん停車して、ちゃじさんが追いついてくるのを待って再出発。
ここからのちゃじさんは速かった。
登りも下りも平地もまったくペースを落とすことなく、淡々とハイスピードで走ってゆく。まったく追いつくことができないまま浜益のPC１へ。

■PC1
浜益までは追い風がフォローしてくれて、なかなか良いペースで走ることができた。
巡回スタッフさん（marioさん？）から、先週の試走時の天気の話を聞いて、今日もこのまま天気が持ってくれればいいなと留萌方面へ「晴れろ」と念を送っておいた。（笑）

＜浜益のPC１での補給＞
・おにぎり1個
・ポカリ2本
・BCAAとサプリメント

ここからのちゃじさんも変わらず速かった。
追いつこうとがんばると、息が上がってしまい、工事中の片側交互通行の信号で止まっているときに追いつくのがやっとだった。

増毛に入って、ちゃじさんがコースを外れてしまったので後を追いかけて無事に二人でコースに復帰。
ちょっと本線を外れるというか、「ほんとうにこっちでいいのかな？」とはてなマークを点滅させながら走った方も多いかもしれない。
ここからは僕が牽いて留萌まで一緒に・・・と思って後ろを振り返ると・・・誰もいねえ・・・とりあえず留萌のPC２を目指して風景を思い出しながら直進、直進で駅前のローソンに到着。

■PC2
ここではじめてのトイレ。

＜留萌のPC2での補給＞
・おにぎり2個（うち、1個は大好きな赤飯のおにぎり）
・ポカリ2本
・BCAAとサプリメント

そろそろ出ようかな？と準備を始めたところでちゃじさん到着。
途中で脚を攣らせてしまったうえに、まっすぐ来ないで左に曲がってミスコースしてしまったとのこと。
去年は僕もミスコースで大幅に無駄な走行をしてしまったので、へこむ気持ちはよくわかった。
補給と休憩でしばらくかかりそうなので、19:00ゴールのリミットを考えて先にスタートすることに。
ここからPC３まではあまり距離もないのだけど、「向かい風」・・・かなり強い向かい風・・・。
風をさえぎるものがなにもなく、強くたなびく旗を恨めしそうに眺めながら、風の方向が変わらないかな~と祈りつつ走り続けた。
ときどき横から強烈な風が・・・ディープリムのC50なので、自転車ごと横にずれるような感じでなんどかヒヤッとさせられた。
ここで、なぜか左ひざの皿の少し外側あたりに強い痛みを感じるようになり、ときどきズキンと驚くような痛みに変わってきた。痛みでペースは上げられないし、向かい風で負荷はかかるし・・・心肺は楽だけど・・・痛みを騙しだまし走っていると、旭川の田中さんがきれいなエアロフォームでスイ~と追い抜いていった。

■PC3
まもなく碧水のPC３に到着。
2回目のトイレ。

＜碧水のPC3での補給＞
・おにぎり2個
・ポカリ2本
・アミノウオーター1本
・バナナ５本
・BCAAとサプリメント

甘いアミノウオーターがおにぎりによく合って、幸せのひと時。
田中さんと風の話やゴール時間のことを話し、5本もあるバナナはポケットに入らないので、1本を田中さんに持っていってもらうことに。
田中さんはすぐにスタート。
ここでちゃじさんが到着。
膝の痛みが気になったので、1人で出発せずにちゃじさんと一緒にスタートすることにした。
ここで痛み止めを探しておけばよかった・・・PC３をスタートしてしばらくは、まったく膝の痛みは感じなくなっていて、いつものように一時的な痛みだったのだろうと甘く見ていた。
そのうち、痛みがぶり返してきてちゃじさんに着いてゆくのがやっとの状態。
トルクをかければ状態が変わるかなと考えて、向かい風の中、前を牽いたりしたけども、ペースを落としただけで迷惑をかけてしまった。
ちゃじさんが気を使ってくれて前を牽いてくれ、ミラーで後ろを確認しながら速度を調整してくれた。
このときが痛みが最高潮に達していて、もう止まろうと思うくらい辛かった。
でも、向かい風で辛いのに前を牽いてくれていたちゃじさんに申し訳ないので、とにかく付いてゆこうとちゃじさんのタイヤだけを見つめて淡々と走った。
この区間、とにかく全般的にちゃじ列車にお世話になった。
ほんとうにありがとう。ちゃじさんがいなかったら、ここでDNFだっただろう。

ようやく青山への右折ポイントに到着し、向かい風から少し開放されたので前に出て牽いてみた。
やっぱり痛い・・・。
途中で店らしきところでちゃじさんが気を使って止まってくれて、痛み止めがないかどうか聞いてみることに。
さすがにちゃじさんには悪いので先に走っていてもらうことにして、店で聞いてみたが薬は扱っていなかった。
外の自販機でポカリを購入して補充して走り始めると、休憩が功を奏したのか、もう麻痺してしまったのか、膝の痛みが軽くなった。
きれいな景色の中、「去年は雨で景色がずいぶん違ったなあ」とはじめて走る道のような感覚で先を急いだ。
青山トンネルはかなり先だろうというイメージを持っていたが、案外すぐにトンネルが見えてきて、トンネルの中にちゃじさんのテールランプも見えたので、加速して追いつき、一緒にPC４へ。

■PC4
PC４は有人PCで、スタッフさんがお汁粉やスポーツドリンクを用意してくれていた。
お世話になりまして、ありがとうございました。
あんこものは大好きなので、スタッフさんの暖かい気持ちと一緒にエネルギー充電完了。
ここで背中のポケットで重たかったバナナをちゃじさんと1本ずつ食べて身軽になった。
ここに来てはじめてわかったのは、自分たちは旭川の田中さんに続く２番目の走者であるということ。
もっと前に何人もいると思っていたのに。
ここまでくれば、もうゴールしたようなものという気持ちで、PC５に向けてスタート・・・と思ったところ、クリートをはめるのにしくじったちゃじさんの後輪に接触して落車。立ちゴケのようなものなので怪我も機材への損傷もなしで、あらためて再スタート。

ここからは、また膝の強い痛みがぶり返してくるかもしれないので、ちゃじさんに「先に行って」と促すものの、ちゃじさんも脚が残っていないとのことで、「じゃあ一緒に行きましょう」と膝が痛くない間は前を牽くつもりで前に出て、しばらく走ってから後ろを振り返ると・・・誰もいねえ・・・。
フリーの音が聞こえていた気がしたので、後ろについていると思っていたのだけど・・・。
向かい風の中、淡々と走り、時々痛む脚をかばいながら去年ミスコースした場所でちゃんと左折し、突き当りのローソンで右折し、信号を左折してセブンイレブンへ。

■PC5
PC５のセブンイレブンに17:00に到着。
３回目のトイレ。
自宅に電話して、ほぼ予定どおりであることを伝え、最後の補給。

＜当別のPC25での補給＞
・ポカリ2本
・BCAAとサプリメント
・グリコワンセコンド（ジェル）

さすがに、ここまでで食べ過ぎていたからか、なにか買って食べようという気にはならなかったが、エネルギー切れは突然にやってくるので、念のためエネルギージェルを一つ補給しておいた。
トイレから出て来ると、ちゃじさんが到着。
「膝痛いって言うけど、速いじゃないですか～？」と恨めしそうに。（笑）
実は、痛みの出た原因がわかってきていて、クリート位置を1週間前にいじったのが悪かったのではないかと。
その変更は、クリート角度を2mmほど内側に向けたことだったので、逆の動きで力をかけて膝のねじれ角度を
ときどき戻してやるようにしていたら、痛みが軽くなったのだ。
クリート位置を調整すればベストだったのだろうけど、その時間も惜しかった。

ここからは、もう2時間あれば余裕の行程だし、信号も多くなって、よほどの速度差がない限り離れてしまうことはないはずなので、一緒に走ることに。
一旦、信号で離れてしまっったけども、そのままの距離差で札幌大橋まで。
信号待ちの間にちゃじさんが合流。
橋の上は歩道を走ってロイズで左折。
右折してあいの里方面へ。
石狩街道に出てしばらく走り、琴似方面へ右折。
ここで自宅へお迎えのお願い電話。
よさこいの影響で混雑も覚悟していたけども、ほとんど混雑もなく、スムーズに山の手へ。
途中で旭川の田中さんとすれ違い「お疲れ様」と声をかけた。
最後の坂を上ってゴールの五天山公園へ。

■ゴール
１９：０４にゴール。
目標はほぼ達成！！
ゴールではスタッフさん達の暖かいお出迎えと、心のこもったおもてなしで、すっかりのんびりモードに。
まもなく家族が迎えに来てくれたので、ちゃじさんと再開を約束して早々に退散。
銀波露で塩ラーメンを食べて塩分補給。
痛む膝をかばいながらSKINSを履いて、金グリコを飲んで就寝。
翌朝は、痛かった膝がさらに痛くなり、歩くのも辛いくらいに。
月曜日には痛みもほとんどひいてくれたけど、念のためローラーはお休み。
火曜日からローラー再開。
水曜日、木曜日はバーチャル手稲も再開したけど、2分～3分も自己ベストに届かず、回復の遅さに「もう若くないさ」と反省・・・。（笑）

とにかく、今回はちゃじさんにお世話になった。
深い話をしたわけではないし、お互いのことはほとんんどなにも知らないまま。
だけど、自転車で苦しいときに前を牽いてくれたことはずっと忘れないだろう。
いつか恩返しできればと思う。

BRM609北海道300の装備

天気予報が気になる・・・。

今回のブルベの装備は、去年と大きく変更する予定。

・バイク　TREK MadoneからFOCUS CAYOへ変更
・ホイール　前EURUSからDURA C50CLに変更　後DURA C50CLのまま
・荷物運搬　リュック（ドイタースーパーバイク）からサドルバッグとツールボトルに変更
・ウエア　真冬仕様（ウインドブレイク系上下）から初夏仕様（半袖ジャージとタイツ）に変更
※ウインドブレーカーを携帯
※当日の気温によってジャージの下に長袖ウエア着用

心配なのは、朝に弱い俺がスタート時間にちゃんと間に合うかどうか・・・。

BRM609 留萌300 今年も挑戦

去年は震災直後の４月下旬に開催された留萌３００。
日本海沿岸を走行中は、なんだかドキドキしていた。
今年は、６月上旬の開催。いい季節。

札幌発着のブルべには参加したいと、いつも考えているが、今回は悩んだ。
雪が溶けてから屋外でほとんど走っていないから。（笑）
ロングといえば、札幌２００のコースをGWに一回走っただけ。
手稲山に３回登っただけ。
北広島周回コースに２回行って、合計３周しただけ。
支笏湖まで下りないでオコタン分岐で戻ってきただけ。
それでも、去年の自分との違いを実感したくて、締め切りギリギリにエントリー完了。

去年は、注意力散漫で何度もミスコースをしてしまい、１時間以上無駄に走ってしまった。
ペース配分を考えなかったため、後半バテバテ・・・。
今年は、コースも覚えたので、余裕を持って走れそうだ。
去年の留萌３００のときよりは体重は５kgくらい軽いはず。
自転車は変わっていないけど、去年の４月よりは、今のほうが走れるはず。

目標は、去年の走行時間より早くゴールすること。
できれば、１９：００までにゴールして、トリトンで夕御飯食べたい。

問題は、だんだん状態が悪くなってきている風邪。
パノラマ３００のときも、咳が止まらず苦しかったが、今回も同じ状態。
土曜日までに回復するといいな。

スタート地点まで、なまら遠い・・・。