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自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

2017 札幌市民体育大会 ロードレース(クリテリウム)S2

2017-09-25 08:00:00 | 自転車

今年も札幌市民体育大会ロードレースに参加させていただきました。

コースはいつものモエレ沼公園内の周回路の一部ですが、今回は来年のマスターズの大会の開催地となる予定とのことで、そのコースと同じコースに変更されました。
これまでのコースよりも距離が1㎞程度長くなり3㎞ちょっとになりましたので、その分周回数が減って10周回から7周回へと変更になりました。
距離は結局のところほぼ同じ(21㎞程度)はず。

自分にとっては、来年度のエリート昇格を確実にするために年間ポイントランキング10位以内を死守しなければならず、少しでも上位でゴールする必要がありました。
最低でも10位を目標にしていました。
事前にこのコースの攻略法、特に登り区間へのアプローチの仕方と登り方について、他チームにもかかわらずT間さんに貴重なアドバイスをいただき、そのことを頭に叩き込んでレースに臨みました。

駐車場はいつものレストラン駐車場(屋根付き)に駐車していたのですが、警備員に「レース参加者は正面の駐車場を使うように連盟から言われてます。」と指導を受けたので移動しましたが、そのまま居座っている選手もいたので、わざわざ移動することもなかったかもしれませんが、無用なトラブルを避ける意味でも駐車場を移動してよかったと思います。

受付を済ませ、3周ほど試走し、出走サインも済ませ、駐車場に戻ってアップを開始しました。
コースは前夜の大雨により路面が乾いていない部分もあり、流れてきた砂が浮いているエリアもあり、日陰で見えにくいコーナーもあり、石畳の段差もありで、落車の危険が予想されるため、できるだけ前後左右が詰まらない状況を作って走ることが重要と考えました。砂や葉っぱは大会本部のご尽力によりレーススタートまでに大部分は取り除かれました。

駐車場で固定ローラーでのアップ中に、心臓の手術から復帰したS井さんが声をかけてくださり、しばらくいろいろ話しました。S井さんが声をかけてくださったときは、20分間のFTP走を終えたところで、ちょうどクールダウンしていたところでした。いつもなら5分のクールダウンで終わらせているのですが、お話ししながらなのでそのまま脚を止めずにさらに20分軽くくるくる回し続けました。これがよかったのかもしれません。脚が軽くなった気がしました。

エリートの選手たちの出走時間の少し前に招集場所に並び始め、最前列に自転車を並べることができました。
エリートの迫力あるレースを観戦して自分も気持ちを高め、いよいよスタート位置に移動しスタートを待つのみとなりました。
今シーズンのS2は、どのレースも参加率が低く平均50%程度と寂しい状況でした。
完走率は道新杯(短距離、高強度、テクニカル)とニセコクラシック(長距離、灼熱、登り多し)を除くと、ほぼ100%というレベルの高さでしたが、今回の札幌市民体育大会も道新杯と同様に短距離高強度でテクニカルなコーナーが続くコースなので、完走率は下がると予想していました。しかも、今回はコース変更で30%程度距離が伸びているので、ますます完走率は下がると予想していましたが、蓋を開けてみると受付時に「周回数が変更になっています。」とのアナウンスがあったとおり、例年とほぼ同じ距離数となり少しほっとしました。

スタートで出遅れることもありませんでしたが、第一コーナーで前走者のブレーキによる減速で先頭集団との分かれ目ができてしまいました。もう少し前に出ていれば選手同士の間隔も広かったので自分のラインで曲がることができたと思います。
第二コーナーから登り手前のクランクまでの直線は選手たちが混んでいて動きにくかったため無理に前に上がらず集団内でおとなしくしていました。
このコースでは、この場所が先頭集団と差がついてしまう決定的なポイントになります。先頭近くでクランクに入る場合と集団に埋もれた状態でクランクに入る場合とでは、その速度に大きな差が生まれます。先頭近くでは周りに選手が少ないため自分のラインで曲がることができます。それはブレーキが少なく済むことを意味します。速度の勢いを殺さずに登れるか登れないかの違いは、その後の下りも加味すると簡単に埋められる差以上の差を生むことになります。
しかし、まだ序盤で皆が元気なため、少し遅れ気味の選手達が無理してでも前に前に出ていこうと集団中ほどは横に膨らみ、その結果テクニカルなコーナーでのブレーキで大きく減速せざるを得なくなってしまう悪循環が始まり、集団後方では再加速に力を使い苦しくなるというクリテあるあるになってしまいます。
ブレーキが必要ないコーナーでもブレーキをかける選手が必ずいて、その選手はコーナークリアが遅くコーナーを塞いでしまうため、ライン取りでかわせない限り、追突や接触を避けるために集団後方ではブレーキをかけることになってしまいます。
同じカテゴリーの選手達でも、これほどの速度差が混在しているため追突や接触の危険は常に意識しておかなければなりませんでした。

第2集団は15名程度のグループだったと思いますが、前をひく選手とひかない選手は明確に分かれており、ひかない選手が前に出てしまったときのペースダウンとコーナーでの不要なブレーキによる減速によって再加速で力を使うため集団全員が疲弊してゆくという悪巡回に陥ってしまっていまい、攻める走りができず、先頭集団との差はジリジリと開いてゆくことになり、周回毎に先頭との差は10秒以上ずつ開いてゆきました。
前をひかない選手は、黙って後ろにいてくれればそのうち切れてくれるのですが、前をひく選手達が疲労して下がったときにひかない選手たちも集団の勢いのままに前に出てしまうものの、ひけないために集団の速度が落ちてしまい、また速度を上げるために引く選手たちは頑張って・・・を繰り返していました。
さすがに、ひかない選手達をゴールスプリントには連れてゆきたくないのでホームストレートで速度を上げて集団分裂を図ったら「上げないで!」と悲痛な叫びがwww
「いや、切れてくれ!w」と思いながらも、残りを自分一人で走り続ける自信も脚もなかったし、協調して飛び出してもらえる仲間もいなかったため、少し下がって様子を見ながら周回を重ねました。

ラスト二周からはホームストレートで前に出てコーナーを自分のラインでノーブレーキで走れるように準備しました。第一コナー、第二コーナーはうまく自分のラインで走ることができ、ほぼノーブレーキで減速せずに済み再加速する必要がなかったため脚を残すことができました。
クランクまでの直線でさらに前に出てクランクでの減速を最小限にとどめ、登りもさほど苦しまずにクリアしましたが、ここから先の左折と右折でライン取りをミスってしまい、遅い選手の後ろに入ってしまったため、コーナークリア後の再加速に少し脚を使ってしまいました。

自分はスプリント力がないので、早い段階から加速してはやがけすることを考えていましたが、集団はスプリントに備えて横に広がり始めたためなかなか前が空かず、一瞬右端が空いたもののコーナーの途中だったためリスクを避けて最後の直線に入ってから加速しようと考えました。しかし、スプリントで不安定になった集団の車間は狭く、脚を残したままゴールラインを超えることになってしまいました。
決断力のなさ、位置取りの悪さが露呈したゴールスプリントになってしまいました。
結果はS2で10位と最低限の目標はクリアしましたが、不完全燃焼なレースになってしまいました。
しかし、落車することもなく、メカトラブルもなく、無事にゴールできたことに安堵し、そしてレース中に応援してくれたチームメイトや知り合いに感謝しながらゴール後の余韻に浸り、一緒に苦しみ楽しんだ同じ集団の選手達と健闘を称え合いました。

北海道でのロードレース全てが終了しました。年間ポイントランキングでは手元集計で9位と昇格基準ギリギリのようです。車連からの正式発表を待ちます。

シーズン最後のレースで、ようやくクリテリウムの走り方のコツのようなものが理解できた気がしますが、なにせ脚が足りないので上のカテゴリーでは完走できる気がしません。
もし昇格できれば同じカテゴリーにはチームメイトがたくさんいますので、少しでもチームの力になれるよう、この冬はパワーも持久力も向上させるべくトレーニングしなければ!


ツールド北海道 市民レース 2017 HCF S2 

2017-09-12 08:00:00 | 自転車

今年もツールド北海道の市民レースに参加させていただきました。
道南の函館での開催で、距離が67km程度と近年の市民レース上級者クラスのコースとしては半分くらいの短さで物足りなさはありますが、北海道内ではニセコクラシックに次いで大きな大会ですので、楽しみにしていました。

いつもは自分の車で一人で往復していたのですが、今回はお誘いがあり、チームメイト4名と車に同乗して往復しました。
運転者のY田さんにはたいへんお世話になりました。
同上のF野さんとI木さんとの車中での会話も楽しく、往路と復路の昼食を函館市民のソウルフード「ラッキーピエロ」で食べ、夕食は新鮮な魚介を地元の居酒屋さんで食べたので、レースだけでなく食も満喫できました。

札幌から函館はけっこう遠く、事前に試走にいくことができなかったため前日の昼頃に現地入りしてコースの全行程を試走しました。
レース1週間前にサドルを換えたり、ポジションを変えたりしたため、強く踏み込んだら左太ももの裏がピリピリと痛む状態での走行でしたので、踏み込まずにある程度のスピードを出すという普段はやらないことをやったのが悪かったのかもしれません。67㎞程度ですから前日に走ったとしても疲労が残るまでにはなるまいと考えていたのが甘かった・・・所要時間はレースと比べると30分程度遅かったのですが、ところどころ厳しいペースアップもあり、けっこう疲れてしまい夜寝る前にレース後でしか攣らないような部位が攣ってしまうほどの疲労感でした。

レース当日は雨・・・路面は濡れていますが涼しいので自分的には問題なしでした。
レース中は集団で密集して走るため、先行車の後輪が跳ね上げる水しぶきで、ずっと冷たいシャワーを浴びているかのような状況でした。
雨のレースが終わってから必ず喉とか鼻の調子が悪くなるのは、この跳ね上がった水が口や鼻に入るからなんだと思っています。
水をかぶることは強く雨が降っていると思えばよいのですが、砂やゴミも混じった水が跳ね上げられるため、ハードコンタクトの自分には眼にゴミが入って痛くて辛かったです。

1km程度はパレードスタートでしたが、それまでもペースは遅くなく早速集団の後ろの方は縦に長く伸びていたようです。
国道の路面はおおむね綺麗ですが、車線間に細長い溝状に舗装が削れているところが続いており、その穴にはまってバランスを崩す選手を何人も見ましたので、自分はできるだけ車線間の真ん中を走って落車に巻き込まれないようにそなえていました。
国道から山の中に入るクランクを抜けて少し細い道に入り、細かいアップダウンが続き、空港の下のアンダーパスを抜けたあたりで既に、自分達の後ろの選手達はちぎれてしまったようです。ここから先のゴールまでの区間は自分を抜いていった選手はほとんどいませんでしたので、第2集団とは序盤でそれなりに離れてしまっていたようです。
実際に22kmあたりでA井さんが移してくださった写真では、自分とF井さんが先頭集団の最後尾で、後ろにはオフィシャルカーが数台並んでいました。

緩やかな登り基調ながら、細かいアップダウンを経ていよいよ勝負どころの「KOMまで1km」の看板が近づいてきたところで、左側前方で落車があり道路の8割くらいの幅で選手達がスピードダウンしていまして、この影響で自分も減速せざるを得ず、完全に先頭集団から遅れてしまいました。
「KOMまで1km」の看板が見えたところで、自分が見える範囲では集団は縦にバラバラになっていました。
登り切って長い下りで追いつくことを考えていましたが、登り切ったところで気を抜いてしまったのが間違いで、そこで踏ん張って10mの差を埋めるべきでした。ほぼ単独で下り、途中で3名で下りましたが自分の下りの方が早かったため先行して前を追いました。先行の小集団は、まだ見える範囲にありましたので山を下りてから追いつけるものだと考えていいましたが、ローテーションしながら走る小集団には単独走行ではなかなか距離を詰めることができず距離を維持することがやっとでした。
前の集団にはチームメイトのY田さんも見えており、「あそこまで追いつければ」と何度もペースを上げましたが、あと20mが遠かった・・・。

その後、後続の小集団に加わりローテーションを回して前の小集団を追いましたが、少しずつ距離が離れてゆき、こちらもペースが遅いわけではありませんが前の小集団に追いつけるほどのスピードは維持できず、たまらずMUURの選手がローテーションの回し方のアドバイスを始めて、自分もそれに賛同して小集団(8名?)メンバーにできるだけ声をかけて、前に出るときはペースを上げないこと、前を長く牽かないこと、先頭に出たら速やかに左に避けることをメンバーに徹底してローテーションを回しました。
ほとんどの選手は慣れているようで、特に問題なくローテーションは回ってゆくのですが、一人だけなぜか前を牽いて下がってくるときに待機列をまっすぐ下がらないで右側に寄ってくる(つまり先頭を牽いている選手の真後ろに左側から戻ってくる)選手がいて、その分、後ろにいる選手は空気抵抗にさらされるわけできついのですが、少ないメンバー同士で協調が乱れても嫌なので、なんとかやり過ごして走り続けました。
その後、アシストを終えてちぎれていたはずのBチームのKGM選手が大学生と共に我々の小集団に追いついてきてローテーションに加わりましたが、KGM選手が前に出ると、ぐぐっとペースが上がるので後ろはキツかったです。

海沿いの道はほぼ平坦で、ローテーションするにはうってつけの地形でしたし、見通しがよいので自分達の前後の状況がよくわかりました。
前日の試走でアタックポイントになると思っていたゴール数㎞手前のちょっとした登り坂が見えてきたときに、その登り口までが自分のローテーションの担当でしたので、登りにはいってすぐに先頭から下がって様子を見ていたら、ペースは若干上がったものの、誰かがアタックするわけではなく、ほっとしたような、チャンスを失ったような複雑な気持ちでした。
しかし、ここでKGM選手から「ラスト1㎞になったらアタックするのでスプリント勝負しましょう!」との呼びかけがあり、集団では「1km前は早いんじゃないか?」とのコメントがあり、みな疲れているんだなと感じました。

ビルや観客も増えてきていよいよゴールが迫ってきました。
KGM選手から「行くよ!」との掛け声、自分は「ラスト1km!」と叫んでからペースアップしてKGM選手を追いましたが、左脚が攣っていてまともに踏み込めず、せっかくの粋な計らいにも純粋な勝負ができず流してゴールという情けない結果になってしまいましたが、小集団の中ではKGM選手に次いで2番目にゴールを通過しました。
ゴールゲートが見あたらなかったので、緑色のアンテナが見える10mくらい手前になってようやくゴール位置がわかるという・・・残り距離の表示くらい出してほしいものです。
ゴールゲートをくぐってから気づきましたが、雨はすっかりあがって、ピーカンの晴になっていました。太陽がジリジリと暑く感じました。
ゴール地点の横には自衛隊の敷地があり、公開演習のような催しがあって、空砲を打ったりヘリが飛んできたり、かなり騒々しかったですが間近に見ることが初めてでしたので楽しく見学させていただきました。

ゴール後はチームメイトとレースを振り返りながら、競輪選手たちの炊き出し(ローラーで発電機を回してかき氷をふるまってくださった!)でおいしいかき氷を食べながらチームメイト全員のゴールを待ちました。
チームの全員が落車もなく無事にゴールしましたので一安心でした。
Mクラスで出走したI木さんが3位入賞でしたので、表彰式を見学してから後片付けをして帰路につきました。

以前は3日間のステージレースでしたので、翌日は札幌のモエレ沼公園でクリテリウムがあるような感じがして、1日で終わってしまうのは不思議な感じでしたが、楽しい旅行とレースは無事に終わりました。
来年は道東(帯広方面?)開催の順番かもしれませんので、食べる楽しみは大きくなりそうです。(笑)
道内では今シーズン最後のレース(札幌市民体育大会、モエレ沼公園でのクリテリウム)が2週間後に予定されています。
最後までベストを尽くします!


筋肉の頑固な疲労感に「超音波治療器」

2017-09-12 08:00:00 | 自転車

病院の理学療法でも利用されている「超音波治療器」が一般家庭でも気軽に導入できる金額になってきています。
よくレビューでみかけるのは「US PRO 2000 2nd Edition」というアメリカの業者が販売している機械です。出力や周波数など詳しいことはわかりませんが、レビューを読むと評判は良いようです。
国内では楽天に正規輸入代理店があるようで、2.3万円くらいで販売されています。
ちょっと調べるとebay.comでは1万円程度で販売されており、送料を加えても1.3万円程度で購入できますので、こちらで注文しました。

超音波治療器は、膝の怪我でリハビリ通院していた時に理学療法として受けた経験があります。
そのときは、骨ごと剥がれた内側側副靭帯が元あった場所の骨とくっついた場所の痛みが気になったので理学療法士さんに相談したところ、超音波治療器で施術してくださいました。
なんだか、内部がぽわんと暖かくなる感覚で気持ちよかったのを覚えています。
翌日になって目覚めてベッドから脚をおろしたときに、まったく痛みが消えていたことに感動した記憶があります。

今回は骨折箇所に使う目的ではなく、左脚の膝蓋骨のすぐ上の部分の表面ではなく少し深いところに数年間軽減しない疲労感があることと、左脚の内側踝からふくらはぎあたりにかけて発生する重くて深い部分の痛みに使うつもりです。
両方ともマッサージすれば気持ちよいのですが、マッサージが届いていない気がしますし、ストレッチしても効果が感じられないので、もっと深くに影響させられる手段を探して「超音波」にたどり着いたわけです。

たまたまチームメイトのFBで紹介されていたのを目にして、使ってみようかと思い立ちました。
2週間くらいで届くはずですので、長年の不調が軽減されるかもしれないので楽しみにしています。


今の乗り方には穴あきサドル

2017-09-06 08:00:00 | 自転車

SPECIALIZED POWER EXPERTサドルを購入したのは、自分のペダリング時の姿勢が変わったからです。
具体的には骨盤を前傾させて「前のめり」な姿勢をとることが多くなったため、サドルのノーズによる会陰部への圧迫を強く意識するようになり、実際に先っぽの感覚がなくなってしまったり、排尿時に痛みを感じることもありました。
inform RXLサドルは、ノーズ部座面が平らなので、ノーズ部座面がかまぼこ状のRegalに比べると圧迫感は薄かったのですが、それでも4時間以上のライドになると気になっていました。

「前のめり」な姿勢は、その方が「スピード」が出せて維持できるからです。
「スピード」は瞬間的な最高速のことではなく、「速い速度を維持できる」という意味です。
前傾を深くする事で空気抵抗が減り、ペダルに体重を乗せやすくなり、持久力に優れる臀筋とハムストリングスの稼働率を上げることができるからです。
この姿勢の場合はブラケットを握るよりも下ハンの方が腕が楽で長続きできます。
下ハンを握って、ずっと骨盤を前傾させたままのペダリングであればPOWER EXPERTでもよかったのですが、ブラケットを握って走ることの方が割合としては多いので、ブラケットポジションでの快適性を考えて、太腿とお尻の境目あたりにサドルが干渉しにくいPOWER ARC EXPERTに換えたというわけです。

現在はペダリング改造中で、大腿四頭筋に比べてハムストリングスと臀筋の能力が低いためスピードも低いレベルですが、大腿四頭筋が生み出す乳酸をハムストリングスと臀筋がエネルギーとして利用する能力が高まれば、もっと高いレベルでのスピードが維持できるようになると考えていますので、レベルアップには年単位での時間がかかると考えています。
そのためには、骨盤を前傾させた姿勢が不可欠なので「穴あきサドル」が適していると考えています。

FUNRideによる2016年の調査によりますと、穴あきサドル派と穴無しサドル葉の比率は、「穴あき派66%」、「穴無しは34%」とのことで3人に2人は穴あきサドルを使っているとのことで、同じ悩みを抱えているのかなと感じています。


POWER ARC EXPERT

2017-09-04 08:00:00 | 自転車

角度とサドル高さの調整で、1時間程度の固定ローラー走では、ほぼ痛みを感じなくなった「POWER EXPERT」サドルでしたが、屋外での100㎞程度の走行では時々股間に圧迫痛を感じることがありました。
その都度、お尻の位置や骨盤の寝かせ方を変えて痛みの出ない方法を探しながらの走行になりました。
骨盤を寝かせて踏み込むペダリングの時(平坦でも速度が高い場合や登りの場合)はほとんど圧痛は感じませんでしたが、スピードが緩んで骨盤を後傾気味にすると圧痛を感じることがありました。

練習会で元プロのKさんがARCを使っていて、「めっちゃ良くないですか?」と絶賛していたこともあり、そもそも興味を持っていたこともあり、早速、「POWER ARC EXPERT」サドルを発注しました。
POWER EXPERTでも幅と穴あきについては良い印象でしたので、太腿とお尻の境目あたりにサドルの縁が当たりにくそうな形状に変わったことで不満な点がピンポイントで解消されたと期待しています。