ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

英雄たちの選択「よっ!国芳~江戸っ子に愛された浮世絵師~」

2017-10-06 14:15:33 | 日記 国芳
久々の国芳です。

去年は神戸市立博物館で「俺たちの国芳 私の国貞」を見ました。
兵庫県立歴史博物館では「立体妖怪図鑑」という特別展があり,
その中で「源頼光公館土蜘作妖怪図(みなもとのよりみつこうやかたつちぐもようかいをなすず)」を見て,のめりこみました。
今年明石市立文化博物館では「オバケ絵大博覧会」があり,
「源頼光公館土蜘作妖怪図」に再会できました。

昨日の英雄たちの選択は,その国芳でした。

このブログでも「源頼光公館土蜘作妖怪図」については何度も書きました。
昨日の英雄たちの選択でも,「源頼光公館土蜘作妖怪図」が中心(後半で)になっていました。

ただ,国芳の予想以上に評判になり,
国芳たちの身が危ないと考え,
版元は自主的に絵を回収した,版木も削ったといわれている,
という話は昨日の英雄たちの選択ではありませんでした。
(兵庫県立歴史博物館「立体妖怪図鑑」14ページより)

「亀喜妙々(ききみょうみょう)」
・・・亀のようだけど,役者の顔・・・
は,あまり売れなかった,とどこかで聞いたような記憶があるのですが,
これについても,触れられていませんでした。(記憶違いかもしれません。)
でも,これって,ちょっと気持ち悪いと思うのは私だけではないと思います。

そういえば,
国芳って西洋画も描こうとしたんですね。知りませんでした。
西洋画風の忠臣蔵ってやっぱりヘンでしたね。

国芳大好き!の私ですが,
この番組では,少々,国芳を持ち上げすぎのような気もしました。
国芳は風刺することよりも
売れることを基準にしていたのではないかと思います。


が,版元が名前を削り,上から木を置いたという
表に出なかった浮世絵
(国立歴史民俗博物館蔵の版木から絵をパソコンで再生)

すると
クジャクがどか~んとあり,鳥が飼われ,ぜいたくで(江戸城イメージ)
少年の様な人物が,きれいな女性に囲まれている絵
(名前はついていないのでしょうか?)
磯田さんが「丸裸にするよりも・・・。」といった絵は
風刺中の風刺
将軍家定と思われる人物は長袖ものを着ています。
(つまり,武芸をしない人,僧侶や貴族のような人,統治能力がない)
さすがにこれは出版したらおしまいでしょ。

こんな絵は知りませんでした。


前半では,出演していた方々が
国芳の一押しの絵を紹介していましたが,
国芳のド派手な誇張された武者絵も楽しいです。

さあ,去年の図録をもう一度見ようっと!



コメント
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