「風雪に耐え、400年の歴史を耐え抜いた宝 日本の城――。かつて日本国内には数千の城があったが、天下人たちの登場で整理統合され、徳川幕府の一国一城令によって約200に減少する。その後の明治政府の廃城令で60まで減少。そして戦災…。こうして現在まで残った天守が、「現存12天守」と呼ばれているものだ。」(BS朝日 日本の城見聞録 ホームページ 「新春4時間スペシャル 永久保存版! 現存12天守に攻め入る!!」より:2016年)
さて,朝日新聞(1月9日・10日)
「天守閣はいま」より
「全国津々浦々に所在する近世城郭(お城)。その中心的存在の天守閣を、江戸時代そのままの木造で再現しようという動きが相次いでいる。一方、戦後建てられたコンクリート造りの天守閣に愛着を抱く人も。天守閣の保存と復元を巡る問題を追った。」
天守閣を復元しようという動き:
①甲府城跡(明治時代に主な建物は撤去),福岡城
しかし,「国史跡整備などを指導する文化庁が、史跡内での建造物の復元展示に際し、発掘調査による構造把握や、細かな状況がわかる指図(設計図)などの存在の確認ができる場合に限って現状の変更を認める方針を示しているから」現状では復元は難しい。
②名古屋城1945年の名古屋大空襲までは天守閣が残っていた。1959年に築造された鉄筋コンクリートの天守閣の耐震性が検討→木造復元を
そもそもなぜ復元?
→「なぜこれほど天守閣にこだわるのか。復元運動を進めてきた福岡城市民の会の石井幸孝理事長は「古今東西を問わず町のシンボルといえば城塞(じょうさい)であり、中でも日本の城のシンボルは天守閣」と語る。天守閣ができると観光客が増加するという試算もあるという。」
さて,現在,日本に天守閣はいくつあるのか。→80前後(日本城郭協会・加藤理文(まさふみ)理事)
ただし,江戸時代から残っているものは12城のみ
かつて名城とうたわれた大坂城・名古屋城・広島城・岡山城・熊本城などの天守は鉄筋コンクリート造り
(中には墨俣一夜城のように本来は天守を伴わなかったものにも新しく天守を建ててしまった例も:模擬天守)
しかし,鉄筋コンクリート天守の寿命は50~60年
多くの天守はあと10年~20年で立ち入ることも難しくなる。
ではどうすればいいか。
今は復元が文化庁から認められても,建築当時の材料を使った精度が高い復元が求められる。
となると選択肢は限られる
木造で復元するか
耐震補強をするか
取り壊すか
文化庁が復元を許可するのではないかと思われる天守は7つ
水戸城・名古屋城・大垣城・岡山城・福山城・広島城・熊本城
すでに補強工事を実施
小田原城・富山城(模擬天守)
「天守復元・再建運動の多くは城という存在が町の中心であることを認め,それを再現することで町も活性化させようというのが根っこにある。」
さて,わが姫路では,
「姫路藩主本多忠政の息子忠刻(ただとき)・千姫の成婚400年」と昨年,のぼりを立てていました。
町の活性化・・・わかるような気がします。
さて,朝日新聞(1月9日・10日)
「天守閣はいま」より
「全国津々浦々に所在する近世城郭(お城)。その中心的存在の天守閣を、江戸時代そのままの木造で再現しようという動きが相次いでいる。一方、戦後建てられたコンクリート造りの天守閣に愛着を抱く人も。天守閣の保存と復元を巡る問題を追った。」
天守閣を復元しようという動き:
①甲府城跡(明治時代に主な建物は撤去),福岡城
しかし,「国史跡整備などを指導する文化庁が、史跡内での建造物の復元展示に際し、発掘調査による構造把握や、細かな状況がわかる指図(設計図)などの存在の確認ができる場合に限って現状の変更を認める方針を示しているから」現状では復元は難しい。
②名古屋城1945年の名古屋大空襲までは天守閣が残っていた。1959年に築造された鉄筋コンクリートの天守閣の耐震性が検討→木造復元を
そもそもなぜ復元?
→「なぜこれほど天守閣にこだわるのか。復元運動を進めてきた福岡城市民の会の石井幸孝理事長は「古今東西を問わず町のシンボルといえば城塞(じょうさい)であり、中でも日本の城のシンボルは天守閣」と語る。天守閣ができると観光客が増加するという試算もあるという。」
さて,現在,日本に天守閣はいくつあるのか。→80前後(日本城郭協会・加藤理文(まさふみ)理事)
ただし,江戸時代から残っているものは12城のみ
かつて名城とうたわれた大坂城・名古屋城・広島城・岡山城・熊本城などの天守は鉄筋コンクリート造り
(中には墨俣一夜城のように本来は天守を伴わなかったものにも新しく天守を建ててしまった例も:模擬天守)
しかし,鉄筋コンクリート天守の寿命は50~60年
多くの天守はあと10年~20年で立ち入ることも難しくなる。
ではどうすればいいか。
今は復元が文化庁から認められても,建築当時の材料を使った精度が高い復元が求められる。
となると選択肢は限られる
木造で復元するか
耐震補強をするか
取り壊すか
文化庁が復元を許可するのではないかと思われる天守は7つ
水戸城・名古屋城・大垣城・岡山城・福山城・広島城・熊本城
すでに補強工事を実施
小田原城・富山城(模擬天守)
「天守復元・再建運動の多くは城という存在が町の中心であることを認め,それを再現することで町も活性化させようというのが根っこにある。」
さて,わが姫路では,
「姫路藩主本多忠政の息子忠刻(ただとき)・千姫の成婚400年」と昨年,のぼりを立てていました。
町の活性化・・・わかるような気がします。
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