ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

龍野藩の大庄屋

2024-08-22 15:27:02 | 日記 地域
暑い暑いあつい!!
姫路にも行きたいけど,行く元気がない・・・。歴博にも行きたいけど,暑い!!
たつの市立龍野歴史文化資料館にも行く気力がわかない・・・。
ということで,家から車で15分,いつもの太子町立歴史資料館の企画展に
・・・3回行っています。うち2回は歴史講座のついでに・・・(友の会会員なので無料)
企画展「近世の村と大庄屋の庭園」
といっても,一角でチョコっとやっているだけなのですが,展示されている古文書がおもしろい。(私には)
展示解説と17日の歴史講座「横山家文書からみる近世の村」から少し書きます。
さて,龍野藩の大庄屋ですが,龍野藩では,藩を5組に編成し,大庄屋を置いています。
今回の展示はそのうちの東組,旧田寺家の文書・横山家文書が中心です。
田寺家は,龍野藩東組で大庄屋をした家の一つで,代々伝右衛門を名乗っています。
そもそも大庄屋は,領主の支配の末端という側面と自治機構としての側面があり,
様々な書類が大庄屋宅に残っているのです。
というか,写しを残しているのです。
役所に渡す書類は,庄屋に1通,大庄屋に1通・・証拠は残しておかないとね。
(今の私が,福祉関係の書類をすぐにスマホで写真撮って残すのと同じかな?証拠,証拠。)


写真は「鵤太子寺御開帳に付踊狂言御請一札之事」(文政12(1829)年)の一部です。(写真撮影は許可をもらえば可)
写真に写っていない部分には,「御開帳ニ付踊狂言五十日の間私し共等請負仕,右ニ付被仰渡趣之通」に始まり,その後,火の元のことや喧嘩口論,御法度之賭之諸勝負などなど・・・
で,私がおもしろいと思ったのは,写真の最後の方,
「連判一札依而如件」と踊狂言請負人が庄屋藤五郎・年寄治右衛門・五郎兵衛・庄左衛門に提出,
それを年寄庄左衛門・五郎兵衛・治右衛門・庄屋藤五郎(順番が逆になっている)が
「前書之通念之入申渡,則請書差上申候,以上 田寺佐五郎(伝右衛門の別名)様」と大庄屋の田寺に提出しているところです。庄屋に出された書類がさらに大庄屋に出されているのがよくわかります。

うちから徒歩10分のところにも龍野藩大庄屋宅が残っています。
南組大庄屋片岡家です。
が,古文書はもう残っていないそうです。・・・残念です。
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