ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

あけましておめでとうございます🎍 「古銭・古札を楽しむ」より

2024-01-01 06:40:08 | 日記 地域
あけましておめでとうございます。🎍
今年も時々,マイ日記として書いていきたいと思います。

先日(12月26日),姫路に行きました。
いつ見ても姫路城はいいですね。
写真は,姫路市立美術館の南西角から撮った写真です。


今回の目的は,兵庫県立歴史博物館 開館40周年企画展「古銭・古札を楽しむ」です。

「展示資料一覧」によると「No.596」まであるのですから,とてもとても書ききれません。
「撰銭令って出るはずだよねえ。」と思うほど,粗悪な中世の模鋳銭(ビタ銭)に感動(?)したり,
「豆板銀,小さっ!」とビックリしたり,
ずらりと並んでいる,江戸時代末から明治初めの「大江嶋村開発会所築堤傭賃融通切手 銭五匁」「網干興浜綛会所融通手形 銭一匁」「網干町新開普請会所切手 雇夫一人」「網干興浜新開会所普請方融通切手 一文目」等々
「わ!軍票(軍用手票)!」日露戦争軍票 銀二十銭もありました。
現在通用する通貨以外はほとんどすべて写真撮影可で,いっぱい写真を撮ってきました。

でも,一番のお気に入りは・・・

「新宮スワウ六郎又クス用途請取状」文和3(1354)年です。
今回の展示はほとんどすべて古銭・古札でしたが,
たった2枚(だったと思う)の古文書には,担当学芸員前田先生の思いが込められているような気が(勝手に)しました。
パッと見て思いだしたのは,「阿氐河荘民の訴状」です。
カタカナが多く,その形が似ているような気がしました。
中世文書はほとんど読んだことがなく,欠損も多いので,読みにくいのですが,翻刻と解説もついていました。
・・・ん?・・・人身売買!?!
金銭による人身売買が行われています。
そして,「売った人間を買い戻すには,本来なら,2倍のお金がかかるけど,元の値段で引き渡します。」という内容が書かれています。

今年も,古文書をたくさん見て,読んで,
そこに出てくる人物を,そして,その時代を考えていきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。


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