私達は野菜や果物が大好きですが、肉や魚も大好きです。肉や魚の骨には骨や関節に大切な成分が沢山含まれています。魚は丸ごと一匹買ってお刺身、あら汁、あら煮にします。煮汁が冷えるとぷりぷりのゼリー状になり、これが骨髄液なのだと感心します。肉も赤身、霜降りなどいろいろな部位を食べますが、すね肉など、骨に近い部分を煮込んだものが骨形成に役立つと思っています。思えば、血のソーセージ、レバー、すね肉、舌、しっぽなどの料理は、中世時代、領主様に美味しい部位を召し上げられた下々の民が、残り物を何とか食べる術を編み出した結集といえるような気がします。そしてその部位に栄養の塊が詰まっているのですから、良くできたものだと思います。
共働きで忙しい人は魚なら骨付き煮魚、肉ならすね肉のシチューなどを食べるように意識するといいですよ。煮汁はくれぐれも捨てないで
写真は庭の「ちごゆり」