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[OTノート] エズラ記の位置 (二つの図を含む)

2014-08-18 18:01:59 | 聖書
[Ezra 9:6 祈る預言者エズラ、ギュスタブ・ドレ画]

旧約聖書を列王記、歴代誌まで読んできて、イスラエルの捕囚と帰還にさしかかる。このあたりでエズラ記が記録を継いでいく。この間の位置関係を分かりやすく図解してくれているサイトを見つけた。英国教会(マンチェスター)のクリス・エドモンドソン師のブログである。以下その解説を紹介したい。

エズラ記は歴代誌下が終わった所から始まり、エステル記、ネヘミア記と共にイスラエルのバビロン捕囚の時期を扱っている。また、エルサレム帰還直後の時期も記している。下の図は捕囚後、3回にわたる帰還ないし復興、そしてマラキ後の空白を示している。

[click で拡大できる]

エズラ記は次の図のように2部に分けることができる。左に歴代誌下があり、エズラ記の中にエステル記がはさまれ、そして右側にネヘミアに継がれていく様子が見て取れる。

 [click で拡大できる]

図の記述は英語であるが、固有名詞や書の名前は自明で事項は簡潔・適切なので理解しやすい。このように整理されると、地図を見ながら旅をするのと同じで旧約聖書を読むのも明快さが増し楽しくなる。非常によくまとめられていると思う。


記事を記したクリストファーソン・ポール・エドモンドソンは1950年生まれ、英国ダーラム大学聖ジョンコレッジ卒。


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2 コメント

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ご遠慮なく (NJ)
2014-08-22 18:43:19
どうぞご遠慮なく。

Google で英語でキーワードを記入し、画像を見ると、数多くの資料(図、絵画、まとめ、表など)が出てきます。西洋に聖書関連の資料が豊かに蓄積され、引き継がれていることが分かります。

それを見ながら聖書を読んでいくのが日課になっています。LDS教会の日曜学校で毎週、新しいテーマに変わるのは、大変ですが。・・高槻ワードでは8/24日ヨブです。
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資料としてダウンロードしました (昼寝ネコ)
2014-08-22 16:20:57
旧約聖書は好きで読むのですが、ある部分は人名と地名で溢れているように感じます。しかも、同じ名前、似た名前の区別がつきにくく、さらには同一人物であっても、登場箇所によって読み方が違っていたりで、脳内は混乱状態です。

掲載されている資料は、時系列に整理がつきそうですので、早速ダウンロードしました。表記の英語には日本語での表現を確認しなければ理解できませんが、とても助かります。

有難うございます。
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