石井 裕(Hiroshi ISHII):MIT Media Lab., Part1 of 2
39歳でMIT教授!タンジブル・ビッツを生んだ石井裕
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000789
形のない情報を直接手に触れる(タンジブル)ことによって、
より実態感のある表現ができる。
(物理的な接触を重視したユーザインタフェース)
この間TVでみたものは、
カメラの組み込まれた筒(筆のようになったもの)を
筆代わりにして画像(情報)を取り込み、それを即、
コンピューターにあらわすことができる凄いものでした。
動くものでもそのまま取り込めるんですよ!
瞬きしている目なども、それをモチーフにして絵が描けてビックリ!
見たこともないようなアートが描けそうでした。
「クリアボード」からはじまり、「ミュージックボトル」
「タンジブル防災シミュレータ」などいろいろな方面での
使い道が広がっています。
「人間的なぬくもりや感動を伝える情報の中身は何なのか」
デジタルの世界に欠けているもの。
それが今の研究の思想につながっていったんです。
学生時代から好きだった宮沢賢治の『永訣の朝』。
日本を出る前、そのしみだらけの肉筆原稿を見て、
彼の体の痕跡や苦悩のプロセスを感じ、衝撃を受けた。
「何かのプレッシャーがなければ、必死さは生まれない」
「飽食の時代で恵まれすぎていることは、意外に不幸なこと」
「人生は長くない、だから急ぐ」
と石井教授 はおっしゃっています。
どんなに世の中デジタル化が進んでも
人間的なぬくもりや感動を与えるものが、
我々人間には欠かせないものだなあとつくづく思います。