稲紋
(いねもん)
また、京都・伏見稲荷の神紋としても著名。
稲荷は稲生りの意で、祭神は、
倉稲魂神(うかのみたまのみこと)。
全国に三万社以上の分社がある。
替り稲丸に雀 抱き結び稲 包み違い稲穂
稲鶴
違い稲 稲菱
イネは古来から日本人の主食であり、
五穀の中でも“嘉穀”と称された。
秋には新穀を神に供えて感謝するとともに
“五穀豊穣”を祈願する風習が続いている。
天皇自らが神に初穂を捧げる新嘗祭(にいなめさい)や、
伊勢神宮の神嘗祭(かんなめのまつり)など国家的行事に発展、
戦後は「勤労感謝の日」となった。
いつもお世話になっている↑↑家紋ワールドさんです。
ありがとうございます。
稲紋がはじめて文献に現れたのは
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『羽継原合戦記』・・・「熊野鈴木は稲丸に榊」
徳川時代には大名、幕臣の中で、
稲紋を用いるものが増え、おおよそ、四十余家ある。
戦国時代、尼子氏の武将であった亀井氏も
用いているが、発祥は穂積氏である。
その他、 幕臣で主な使用家は、
大岡・近藤・岡田・中村・木原・根本・早川氏など。
イネにちなんだ、米倉・新籾・稲富・稲生・米野氏。
穴のあいた「五円硬貨」・・・“水に稲穂”
『家紋大図鑑』:参照
『見る 知る 楽しむ「家紋」の辞典』真藤 建志朗著