東北大震災から一年、
今日のTVは特番ばかりで、この一年が映し出されています。
中でも印象に残ったもの。
≪忘れられることを想定した避難訓練≫
をしているところが印象的でした。その町はお年寄りが住民の40%、
なのに一人しか犠牲者がでなかったといいます。
町ぐるみで毎年避難訓練をしていて、歩けないお年寄りをリヤカーで
運ぶなどの行動でみんなで助け合って逃げたそうです。
「忘れられることを想定して、過信するな!
津波と聞いたら即逃げること、それをしっかりと、
後々の人たちに、子供らに伝えていく。」
なるほどなあ・・
震災は忘れた頃にやってくる!
昔の人はうまく言ったもんですね。
昔の事は何十年も経てばどうしても忘れられてしまう・・
ならば、忘れられてもいいように
普段から訓練や意識をしっかりと繋げていくこと、
しかも町ぐるみ全員参加なら身体で覚える。
津波が来る可能性が高い地域ではそれが一番の方法。
ある保育園でも毎日避難訓練をしているところがあり、
800m離れた高台へ最初は15分かかっていたのが7~8分に
縮められたと、先日のTV番組でも取材していました。
また、あるお年寄りの多い村では自分達で石を置いたり、
木を切ってならしたり、階段をお年寄りでも登りやすい様に
工夫して手作りしたり、山道に手すりをつけたりして道を作って
高台への逃げ場所を確保している方々もいらっしゃいました。
行政がしてくれるのを待っていられない、
津波は明日くるかもしれない、
危険性が高くお年寄りが多い地域では80歳以上の
じーちゃんばーちゃんでさえ杖をつきながら、
あるいは避難練習の途中で枝を拾って杖にしてと、
実際に避難訓練をして足腰を鍛えておかなければと、
自分の身は自分で守ると強い意志の元、
既にご本人が行動していらっしゃる凄い所もありました。
今回の教訓をしっかりと活かせていくことが残された者の、
社会の・・使命ではないでしょうか。
「選挙に関係がない」と平気で口にする心無い議員さんの声も
TVで聞き驚く限りですが、動きの遅い政府の方々にもぜひとも
見習って頂きたいものです。
ところで・・先日、
我が大阪でも府全体での避難訓練が9月に行われるとの提案が
されたようですが、880万人全府民参加
・・・って果たして、、ホンマにできんのぉ~~~?