日本一の“大紋”藤原のシンボル
藤 は長寿で、繁殖力の強いめでたい植物。
この藤をデザイン化したものが「藤紋」。
二条家(二条藤) 九条家(九条藤) 九条藤
一条家(二条藤)
三つ藤巴) 上り藤 左一つ藤巴 八ッ藤
正親町家
藤原北家閑院流
使用する家の数、全国的な分布からいって、
天下第一の家紋。
特に日本一の大姓「佐藤氏」をはじめとする、
伊藤・武藤・近藤
など、藤原秀郷流の藤原一門に多い。秀郷は近江国(滋賀県)
田原郷の出身で、ムカデ退治で有名な 俵藤太のこと。
俵に関東の覇者・平将門を打討って
一躍その武名を天下に轟かせた。
その子孫が関東・東北を中心に広がり、奥州平泉の藤原氏も
分派の一つ。また藤原利仁流の加藤、斎藤にも多い。
藤原系貴族(公家)も五摂家の九条、二条、一条を
はじめ多くが、使用しているが、何といっても地方に下った
藤原支族が、その“出目”を誇って家紋とした例が多く、
“藤”の字を苗字に抱く一族の代表家紋となった。
「見る知る楽しむ 家紋の辞典」 真藤 建志郎著より
姓もありふれていますしね。
藤の生命力にあやかりましょう。
でも、家紋というのは、素敵な日本の伝統ですね。
縁起を担いで変更されたものが多いらしいです。
最近は、新しいデザインのものがどんどん出てきています。
オリジナルを家の家紋とする人が出てくるのも時間の問題かなと思っています。