小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市久野の山神下交差点北側では現在、都市計画道路城山多古線の整備事業としてトンネルの建設工事が行われている。昨年4月に始まった工事は今年の秋に一旦終わるが、トンネル内のコンクリート工は別発注の工事として来年夏まで施工される見通し。小田原市久野の山神下交差点北側では(仮称)新坂下トンネルの新設工事が行われている。昨年4月から始まった工事は、トンネルの掘削作業がメインで既に多古側まで貫通。久野側からだと、フェンスや詰所があってトンネルの坑口は見えない。多古側はフェンスが簡易なため坑口が良く見える。現在、トンネル工事とは別に道路部分の整備工事が並行して進行している。トンネルが貫通したので今年度中に供用されるのかと思っていたが、トンネル内はまだ覆工や舗装・電気工事等がされていないため今年の秋から来年の夏にかけて、それらの工事が行われ完成する見込み。工事名は都市計画道路城山多古線(仮称)新坂下トンネル新設工事(その2)で、工費は税込821,700,000円。

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昭和24年に竣工した小田原競輪場は、改修を重ねて現在に至っているが施設の老朽化が進んでいる。今年度から競輪場内の老朽化した2つのスタンドの解体工事が行われる。小田原市城山の小田原競輪場は開設から約75年。売上の低迷と施設全体の老朽化が進み廃止の検討が行われていたが、近年になって事業収支が改善したこともあって存続の方針となった。今年度、解体工事が行われるスタンドは第3・第8スタンドと第4・第9スタンド。入場ゲートを通り右手に見えるスタンドが該当の第4・第9スタンド。見た目にもかなり老朽化しており、2階スタンド席に通じる階段は閉鎖されている。第4・第9スタンドの1階裏手には、昭和時代を彷彿とさせる車券売り場。今から20年くらい前までは、最終レースから1時間後くらいに車券売り場のパートさんが、仕事を終えて小田原駅に向かう姿を良く目にした。第4・第9スタンドの1階は上段が椅子席で、下段は背もたれのないベンチ席。2階は閉鎖されていたが、黄色い椅子席が並んでいた。解体されるもう一つのスタンドが、第3・第8スタンド。入場ゲートを通り正面に見えるスタンドで、おそらく小田原競輪場の中で一番大きなスタンド。第3・第8スタンドの1階は背もたれのある椅子席とベンチ席が混在。2階は第4・第9スタンド同様に閉鎖されていた。解体される2つのスタンドの竣工時期を調べてみたが不明。1950年から1960年代の空中写真の推移から推測すると、おそらく1960年代の後半に建設が行われたようだ。小田原競輪場第3・第8スタンド 第4・第9スタンド解体撤去工事の工費は税込247,707,240円。工事は今年の秋から約1年間をかけて行われる予定。小田原市民会館に続き、昭和の佇まいを残す施設が姿を消してしまうので少し寂しいが、工事の進捗をこまめに記録したいと考えている。

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車道と歩道との間に横断防護柵が無かった富士道橋では、令和3年度から段階的に横断防護柵の設置が行われてきた。今年度は未設置だった右岸下流側の歩道に横断防止柵が設置される。富士道橋では3年前から横断防止柵の設置工事が行われ、おおまかに毎年1/4の区間で施工されていた。未設置なのは左岸下流側歩道の約150mほどの区間。令和4年度の設置工事は、今年度の工事区間とほぼ同じで上流側で行われた。工費はその時と比べ約40万円くらいあがっている。横断防護柵設置工事の設置に伴い、富士道橋では6月24日から時折、交通規制などが行われる。現地の工事看板によると期間は8月19日まで。令和6年度 交通安全施設整備 富士道橋横断防護柵設置工事の工費は税込4,598,000円。約4年の期間をかけて富士道橋の歩道部分の全域に横断防護柵が整備される。市内には歩道部分に横断防止柵のない橋がいくつかあるので、次年度以降に整備が進むのかもしれない。

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小田原市では歴史的風致の維持と向上のため、小田原市歴史的風致維持向上計画(第2期)が策定されて様々な事業が行われている。計画の中には板橋と南町の別邸文化に由来する営みにみる歴史的風致が含まれており、板橋地内の歴史的風致形成建造物の庭園で改修工事が始まった。小田原市板橋の皆春荘は、旧東海道から300mほど坂道を登った場所に所在。南側には古稀庵が隣接しており、歴史と閑静な雰囲気を感じる一画。正門は木造の年月を経た落ち着いた佇まい。正門から主屋までのアプローチは、不揃いの丸石の石段と苔むした庭園で和を感じる。5月下旬から庭園の改修工事が本格的に始まり、来年2月末までの予定で庭園の見学は中止となっている。写真を撮影に訪れたのは今年の3月下旬。主屋南側の庭園はまだ芝が枯れ色だったが、庭木はよく手入れされており綺麗で調和のとれた庭だった。皆春荘庭園整備工事の工費は税込64,915,400円。工事は半年以上続くので、新たな庭園を目にできるのはだいぶ先になるが、来年の春に改修された庭園を撮影に出かけたい。

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神奈川県では水防活動の技術向上と地域住民の理解を深めることを目的に、相模川と酒匂川を交互に会場として、関係市町村との共催で水防演習を実施している。今年は5月26日の日曜日に酒匂川スポーツ広場で水防演習が行われる。先日、小田原大橋を通ると小田原大橋右岸上流の酒匂川スポーツ広場の一部が閉鎖され水防演習の準備が始まっていた。水防演習の内容は県のHPにリーフレット(PDF)がアップされており、各種の水防訓練が予定されている。小田原大橋からスポーツ広場へ向かう通路沿いに工事看板が設置されており、水防演習の準備(基盤工事)と記載されていた。帰宅後に調べたところ該当する工事は (小土工7302)令和5年度 河川修繕工事(ゼロ県債)で工費は税込29,493,200円。スポーツ広場内には重機が搬入され土嚢袋が積み上げられていた。小田原大橋から見えた資材は鉄板とマット。消防や自衛隊の車両等が会場内で活動する際に使用されると思われる。スポーツ広場横の土手上には大きな根固めブロックが置かれていた。水防演習のリーフレットによると、決壊防止工法の演習に使用される。小田原大橋下のスペースには、砂と葉のついた枝と木材などが置かれていた。現場で目にした時にはどのような目的で使用されるのか分からなかったが、木流し工や杭打ち積み木材工の水防演習で使用される資材のようだ。スポーツ広場横の河原は盛土され、土嚢が積まれて補強されていた。水防訓練のリーフレットから推測すると、シート張り工やT型マット張り工の演習場所になると思われる。水防演習は5月26日午前9時から午前11時50分までの予定で開催。ランニング途中に通りかかることがあれば、会場の様子を撮影したいと考えている。

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