小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



昭和20年代から18年の歳月と工事費約11億円をもって、昭和43年1月に本港が完成した小田原市早川の小田原漁港。完成後も防波堤の延伸や新設などが継続的に行われている。今年の夏は本港東側で護岸工事が行われた。小田原漁港の東側の護岸は日中は開放されており釣り人で賑わっている。この東側の護岸が出来たのは確か10年ほど前だったように記憶している。もともとこのような護岸では無かったが、港の耐震強化の一環として工事が行われたようだ。この夏、本港東側護岸のさらに東側部分で護岸工事が行われた。工事現場には大型クレーンが2台。工事現場を覗くと延伸される護岸の基礎部分で作業が行われていた。基礎部分のコンクリート材は工事現場近くの敷地にまだだいぶ積まれていたので、複数年にわたっての事業なのかもしれない。護岸の基礎の上では型枠のようなものが組み立てられていた。この後、コンクリを打って護岸が完成するようだ。港湾工事の中でも護岸の新設や補強工事は結構地味なので今ひとつ進捗が分かりづらい。一応工事のビフォアアフターということで7月16日の工事現場の様子。これは9月18日の工事現場の様子。大体同じアングルでの比較。工期は9月末までの表記だったが重機も無くなっていたのでとりあえず竣工したようだ。小田原漁港を管理する神奈川県のホームページを調べてみたところ、ゆくゆくは赤い塔台の立っている新1号防波堤まで延伸される計画のようだ。この築造している護岸部分は定置網の漁具置場となるようなので完成しても一般開放はされないかもしれない。


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