小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原駅周辺の市西部地区の下水処理を40年以上に渡り担ってきた市内寿町にある寿町終末処理場が、県が運営する酒匂川流域下水道へ編入されこの4月をもって汚水処理業務を廃止した。小田原市寿町の寿町終末処理場。市営の下水処理場として昭和41年9月に供用を開始し小田原市西部地区の下水処理を行ってきた。寿町終末処理場の処理能力は67,200㎥/日。長年に渡り小田原市西部の下水処理を行ってきたが設備の老朽化などから平成20年3月に事業計画が変更され酒匂川流域下水道への編入することになった。その後、寿町終末処理場から対岸にある酒匂川流域下水道へ接続する第19号汚水幹線の整備工事が行われ、2016年4月1日をもって寿町終末処理場での下水処理が終了した。寿町終末処理場から排出される処理水は小田原総合ビジネス高校のグラウンド脇を流れ酒匂川河口で酒匂川への合流していた。酒匂川河口の下水処理水の排出口へ。以前はツンとする薬品の匂いのする処理水が流れていたが寿町下水処理場での下水処理業務が廃止となったので処理水は流れを止めていた。前と比べると20センチほど水位が下がっていてチョロチョロと水が流れているだけだった。寿町終末処理場の下水処理業務は廃止となったが、処理場上に整備されている寿町ふれあい広場は存続されることになって今までと同様に利用することが出来る。上下水道は維持と設備の更新に莫大な費用がかかるが、一方で市内の人口は減るばかり。今後どのような負担が出てくるのか心配になる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )