小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市が事業主体となり、小田原漁港新港西側エリアで建設が行われている小田原漁港交流促進施設は当初、今年の5月が開業予定だった。しかし昨年7月の台風12号による高波により施設が損傷した影響で開業予定が今年の11月に延期となってしまった。開業に向け施設の復旧工事や周辺整備の進捗を見に出かけた。小田原漁港交流促進施設は小田原漁港新港西側に所在。国道135号からの進入路は舗装も終わりほぼ完成している。現在の信号機は進入路と重なっているので11月の開業前に移設されると思われる。また道路も海側に拡張しているので国道上り線側に右折レーンが設けられるのかもしれない。小田原漁港交流促進施設へ向かう進入路の入口には小田原ちょうちんを模したモニュメントが設置されている。開業が延期となったためかシートで覆われて養生されていた。国道135号から小田原漁港交流促進施設へ向かう道路はゆるやかな坂道。国道側の擁壁の整備もかなり進んでいて未施工部分は残りわずか。道路脇の植え込みにはオリーブの若木。小田原漁港交流促進施設周辺の植栽はほぼオリーブといった状況。オリーブは塩害に強い植物だが、この場所は台風時にかなり海水の飛沫がかかりそうな場所なのでちゃんと成長するのか気になるところ。坂道の途中くらいの西湘バイパス高架下は多目的広場が整備されている。この多目的広場は暫定的に供用が始まっていて早川地区の夏祭りの会場として昨年は使用された。国道135号からの進入路を下り西側に整備されているのは大型の駐車場。小田原市の発表資料によると県営駐車場の表記で120台が駐車出来る駐車場となっている。小田原漁港新港西側エリアの整備事業のメインとなる小田原漁港交流促進施設は復旧工事と外構工事が並行して行われている。水産物の販売や飲食を核とした施設で新たな観光スポットとして期待されるが残念ながら開業は半年ほど延期となってしまい今年の11月に開業予定。外構工事では約1.2mほどの高さのコンクリート製の壁の建設が進んでいた。防波堤の内側にさらに壁を作って台風時の高波が施設に流れ込むのを防ぐようになっている。施設前の防波堤もかさ上げ工事が行われていて従来の防波堤の倍近い高さに改修されていた。昨年の台風被害がなければ開業直前といった風景が見れるはずだったが、残念ながら復旧工事の真っ最中。今年は台風被害が出ないことを願いつつ秋の開業と工事の進捗を楽しみに待ちたい。

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