辺野古新基地建設が不当な代執行で強行されているなか、周辺住民の被る被害を想定し「原告適格」を認められた5月15日の三浦裁判長の判決は評価に値するものであった。ごく当たり前の裁判に訴えることさえ許されない沖縄への弾圧のなかで、原告適格の判定を国は上告するな!と県内外から183団体がら寄せられたそうだ。南部の会も賛同するとともに周りの団体に呼び掛けた。
辺野古現地の要請もあり、5月27日に議員会館で国交省の担当 国土保選挙区水政課長の江口さん他2名に「上告しないで、実質審理をしてほしい」との要請行動をしたばかりであった。しかし、その翌日の「上告」である! あまりの不誠実な対応に怒りが収まらない。即、5月28日に抗議文を書き、5月29日に発送した。不当な代執行による辺野古新基地の周辺住民の命や暮らしを守るために「原告適格」は当然である。内閣総理・国交相・防衛相・法務相へ以下の抗議文をだしました。
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2024年5月28日
内閣総理大臣 岸田文雄 殿
国土交通大臣 斉藤鉄夫 殿
防衛大臣 木原 稔 殿
法務大臣 小泉龍司 殿
原告適格を認めた福岡高裁那覇支部の判決に対し
国が上告したことに強く抗議する!
沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
沖縄県による辺野古新基地建設の埋立承認撤回を取り消した国土交通大臣の裁決は違法だとして提訴した辺野古周辺住民4人の原告適格が福岡高裁那覇支部の控訴審判決で認められた。原告適格を否定した一審の那覇地裁判決を取り消し、那覇地裁に審理を差し戻す判決を下したのである。これまで裁判をうける権利さえ否定され続けてきた沖縄のたたかいにとって「原告適格」を認めた三浦裁判長の判決は画期的なものである。
V字滑走路をもつ米軍の辺野古新基地にはオスプレイはじめとして軍用機の離着陸が繰り返され、騒音や振動、低周波など周辺住民への健康や暮らしへの被害は明らかである。米国国防総省が作成している高さ制限等の障害に抵触する住宅の住民にとっても原告適格は当然である。さらに航空機の衝突や墜落などの事故等も想定され、命さえ奪いかねない被害の想定は論を待たない。
しかし、国は、この判決を不服として5月28日、住民の平穏に安全に暮らしたいと切に望む訴えを踏みにじり「関係省庁と協議した結果、原告適格の考え方に対し不服がある」として最高裁に上告した。「上告理由は後日、明らかにする」というが、あたりまえに行われるべきである実質審議を避け、基地建設ありきの国の対応は沖縄差別による弾圧以外のなにものでもない。90㍍におよぶ軟弱地盤や二つの活断層も横たわる生物多様性の豊かな辺野古・大浦湾の海に辺野古新基地を造ることは公有水面埋立法に照らしても違法であり、新基地の妥当性についても論ずるべきである。しかも、民間の救済目的のための行政不服審査法を悪用し、防衛省=防衛局が民間になりすまし、同じ内閣の国交相に申し立て、その裁決によって沖縄県の埋め立て承認撤回を取り消すという茶番は極めて不当なもので断じて許せるものではない!防衛省=防衛局が「民間」ですか!否!
福岡高裁那覇支部の三浦裁判長の原告適格の認定に対し「原告適格を認め、上告するな」と183団体が賛同している。5月27日、国交省の国土保全局水政治課の江口課長にその旨を説明し、要請文と賛同団体名簿を手渡した翌日5月28日の上告である。満腔の怒りで抗議し、あわせて幾度も沖縄県民が反対している辺野古新基地建設を断念するよう強く求める。
5月27日、衆議院第一会館で行われた「国交相の裁決取消訴訟の控訴審判決に対し上告しないよう求める要請行動」に参加しました。
2019年に起こした辺野古住民による辺野古埋立撤回を取り消した国交相の裁決は違法だとして提訴した控訴審裁判である。5年の粘り強いたたかいで、初めて原告4人の「原告適格」を福岡高裁那覇支部の三浦裁判長が認めた。これまで原告適格さえ認めず、門前払いが続いてきたなかで「やっと事実審理がはじまるか」といううれしい判決であった。「騒音や事故の被害を受ける可能性がある」という状況を考慮したなかで、裁判を受けるあたりまえの権利がはじめて認められたのだ。翁長県知事が命かけて「埋め立て承認撤回」を記者会見し、それを引きついで玉城デニー知事が埋め立て承認を撤回した事案である。
ヘリ基地反対協議会・原告団・弁護団は上告しないよう求める県内外の賛同署名183団体の名簿と要請文を岸田総理・防衛相などに発送し、24日に記者会見をした。それを受けて、議員会館で直接、国交省の職員に要請文を手渡ししようと開かれたのである。国交省からは国土保全局水政課の江口課長と田村企画官、牧野法務調査官が参加。要請文を読み上げて名簿とともに江口課長に手渡された。その後、国会議員の赤嶺さんと伊波さんを加えての質疑応答。しかし、国交省側は「現在、法務省との協議中で答えることはできない」との一点張り。「本当に短い期間で、183団体もの『上告するな』の賛同署名をみても、いかに多くの人々が声をあげているか、認識してほしい。住民の声を聴いて行政は行われるべきであり、ぜひとも私たちの要請をうけ、これ以上、長引かせず、実質審理をしてほしい」と強く要請して終了した。5月29日が上告の期限である。本当に緊急なとりくみでしたが約30名が参加。
5月10日、衆議院第一議員会館の「オスプレイ飛ばすな!院内集会と政府申し入れ」に参加しました。主催は全国基地爆音訴訟原告団連絡会議の主催で115名の参加でした。
オンライン参加も含め横田・普天間・岩国・木更津・立川・厚木・佐賀空港の原告い団からのオスプレイ飛行実態等の報告では、昨年11月29日の屋久島沖での墜落事故の原因や安全確認が十分説明されないままの飛行再開への危機感や住宅や学校上空の飛行訓練、住宅前でのホバリング訓練など住民の命や安全を無視した訓練の実態が報告され、墜落の事故原因の説明がないまま飛行再開されたことへの怒りの声が続きました。また、オスプレイ騒音の研究をしている渡嘉敷琉大准教授は「騒音のひどさとともに低周波の子どもへの影響」の懸念も報告されました。構造的欠陥が指摘されているオスプレイは事故や墜落を繰り返し、これまでに犠牲者が65人にものぼり、オスプレイ購入は日本のみだそうです。
その後、防衛相と外務相への「オスプレイの配備撤回を求め、飛行再開に反対する要請書」が手渡されました。そして、防衛省職員への12項目の質疑応答。屋久島沖の墜落事故の原因については「米国と前例のないやり取りで原因の報告を受け、安全性を確認し、その上で飛行再開している。原因の詳しい事故調査報告書は米国の国内法問題で、対外的に公表することはできない」と答えるのみで、会場からは「原因もわからないままオスプレイ飛ばすな」などのヤジも飛びました 後日、沖縄の国会議員を通して文書回答をもらうことになりました。
防衛省は米軍のいいなりではなく、住民の命や安全のために真摯に答えるべきだと思いました。
5月4日、新宿南口で毎月第一土曜日に行われているオール沖縄に連帯するスタンディングに参加しました。
五月晴れのなか「米軍のいいなりで自衛隊に”戦争”させてはいけない!普天間基地は即時返還!戦争のための基地はいらない!」という簡易チラシを配布しながらのスタンディングです。同じチラシを英訳した「Don"t Let the Japanese Self-Defense Forcese Go To "War"at the U.S.Military! ・・・・」という簡易チラシも配布。チラシを受け取らない人もいましたが、なかには外国の方も受け取って読んで、OKとサインくれる人もたくさんいて、うれしくなりました。
参加者からのスピーチも続きます。「1972年の5月15日は沖縄が米軍支配から日本に”復帰”した日で今年で52年、基地のない平和な沖縄をめざしたが、逆に米軍基地は当時の58.9%から72.3%に増え、今や日米やオランダ、フィリッピン、オーストラリアなどの軍事訓練も行われています・・・・」「日米安保条約で米軍基地がおかれているが、圧倒的に沖縄にだけその負担が押し付けられ、沖縄は事件・事故・性暴力などの基地被害に苦しめられています。沖縄に関心を寄せて下さい。沖縄の叫びに耳をかてむけて下さい・・」「ガザの虐殺はあまりにひどい!日本は停戦にむけて外交するべきだ・・・」「沖縄を含め全国130箇所で弾薬庫も造られています。膨大な軍事費は暮らしに回すべきです。戦争に反対しましょう」などそれそれがスピーチ。そしていつものエイサー。今日は、エイサーの衣装を着て鉢巻きしてかわいい子どもたちも参加。通りゆく人も立ち止まって見てくれる人やカメラに収める人もたくさんいました。
最後に司会が「また6月の第一土曜日にスタンディングをやります、ぜひ、ご参加ください」と呼びかけて終了。参加者は75名でした。
晴れ渡った青空のもと、有明防災公園で開かれた「2024/第10回/憲法大集会」に参加しました。
オープニングの古謝美佐子さんの唄サンシンが公園いっぱいに広がり、しばしウチナ―に酔いしれました~
伊藤塾・弁護士の伊藤真さん、新外交イニシアティブの猿田佐世さんは岸田内閣の平和憲法を破壊し、米韓はじめオーストラリアやインド、NATO軍とも連携し、台湾有事を利用して軍拡を進める金権腐敗の自民党を終わらせ、平和憲法を暮らしに生かしていこうとスピーチ。猿田さんは「最後に来年の憲法集会には若い人を連れてきてほしい。5年先10年先を考えるとどうしても若い人たちの参加が必要です」と訴えました。
連帯挨拶では沖縄から高里鈴代さんが「4.28の屈辱」の日からの27年間の米軍支配下での沖縄のたたかい、基地削減を求めた「復帰」は、日米による一層の軍事強化を招き、さらに沖縄の民意を踏み潰して、はじめて適用された不当な代執行で工事が強行されている辺野古の現状と、座り込みや集会開催などのたたかいを報告した。そして一人でも多く方が沖縄に来て、いっしょに座り込みなどしてほしいと訴えましたた。その間、沖縄のたたかいに連帯している仲間が、高里さんの後ろで「代執行NO」「琉球・沖縄列島の軍事要塞化ヤメロ」などの横断幕を掲げて高里さんの訴えにエールを送りました。
ほかに原発問題で武藤類子さん、難民問題で山岸素子さん、核兵器問題で大内由紀子さん、パレスチナ問題で猫塚義夫さんがそれぞれの課題を訴えました。集会後はデモへ。参加者は3万2千人。久しぶりに南部の会メンバーがそろって、笑顔で記念写真を撮りました~お疲れさまでした~