沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

国地方係争処理委員会の不当な審査糾弾!6・26抗議行動に参加しました

2020-06-28 17:57:03 | 日記

 6月19日、国地方係争処理委員会はろくな審議もせず、沖縄県の「農水省の指示は違法」の申立を却下した。
 辺野古の埋立て予定地のサンゴ特別採捕許可申請の許認可は沖縄県の権限であり、県がその許認可を保留していたのは、沖縄県は「埋め立ての承認撤回」をしており、現在その裁判が進行中であることや、4万群体におよぶサンゴの移植の技術は確立しておらず、生物多様性の豊かな海を守るための県の正当な判断であった。その沖縄県の正当な主張を公平公正な審理もせず、却下したことは断じて許すことはできません!
 シュプレヒコールで集会は開始。主催者挨拶や総がかり行動実行委員会からの連帯の挨拶の後、この間の「サンゴ移植許可申請」の経過の説明がなされた。沖縄現地からは山城博治さんの電話メッセージで、係争委の不当な決定に怒りのアピールと引き続きの支援を訴えた。
 抗議文と公正な審理を求める2518団体の要請署名の提出の報告がなされ、参加団体から一坪や土砂全協、全労協などのアピールが続き、最後に、設計概要申請に対する意見書を全力で取り組むことを確認し、シュプレヒコールで終了。約100名の参加者でした。主催は、総がかりと国会包囲でした。


「慰霊の日」官邸前で平和を誓う

2020-06-24 21:06:38 | 日記

 2020年6月23日、沖縄戦から75年目の慰霊の日である。今年はコロナ禍で160人に縮小して平和公園の全戦没者追悼式が行われ、新たに平和の礎に30名の名前が刻印、24万1593人になったそうだ。今年初めて、国連の軍縮担当の中満事務次長や広島、長崎の市長からのメッセージが寄せられたという。
 2018年12月14日の土砂投入に抗議して、毎日スタンディングを続けている沖縄の女性たちが「一人でも多くに人に沖縄の慰霊の日を知ってもらいたい、75年前の沖縄戦は何だったのか、なぜ、兵士よりも住民の犠牲が多かったのか・・・」など情報を共有してほしいとの呼びかけで、小さな集会が開かれた。
 主催者は「鉄の暴風と言われたすさまじいイクサのなかで、4人に一人が犠牲になった。本土防衛のために捨て石にされた沖縄戦。”軍隊は住民を守らない”が教訓である。犠牲になった人たちに祈りをささげるとともに二度とイクサ世を許さない、平和を誓いあいたい」と訴え、沖縄の戦没者慰霊式典で朗読された平和の詩『あなたがあの時」を紹介した。
 次々と参加者のリレートークが続いた。「兄が3人、戦死し、酒を飲むと父はいつも仏壇にむかって涙していた。小さいときはそんな父が嫌だったが、今は、父の無念の気持ちがわかる」「私は憲法改悪に反対してきたが、3年ほど前に沖縄の状況を知り、辺野古の新基地建設反対の座り込みに参加するようになった」「父が生きて帰ってきて、今、私がいる」「今も70%以上の米軍基地があり、その上、辺野古新基地が強行、許しがたい・・・・」など、マイクが次々にわたっていった。
 最後に司会が「捨て石にされた沖縄戦だが、その構図は今も続いている。70%もの米軍基地を押し付けながら、さらに辺野古新基地建設の強行は『沖縄は国策のための捨て石』の構図である。基地は攻撃の的、再びイクサ世にしないために、沖縄と連帯し、自分の足元から共にがんばっていきましょう」と訴え、「慰霊の日」の集会を終了しました。50人の参加でした。


当面の予定です

2020-06-21 21:12:49 | 日記

当面の予定です。コロナ感染予防のためにマスクをして、できる範囲でご参加ください。

 *6月23日(火)4時 官邸前 反戦反基地沖縄からのメッセージ「6.23 慰霊の日」

  75年前の6月23日、沖縄戦のトップだった牛島中将が自決した日で、組織的沖縄戦が終了した日とされています。沖縄では多くの犠牲になった人に祈りをささげ、二度と再びイクサ世にしてはいけないと平和を誓う日です。沖縄戦とは何だったのか、ともに情報を共有し、改めて反戦の決意を新たにしたいと思います。土砂投入に反対して一昨年から官邸前でスタンディングしているウチなーぬイナグたちが主催です。
 
 *6月26日(金)6時半 総務省前で「国地方係争処理委員会」への抗議行動

  6月19日に総務省の第三者員会の「国地方係争処理委員会」は、「サンゴを移植せよと指示した農水省は違法である」とした沖縄県の主張を却下しました。埋め立ての承認撤回をし、現在、裁判が進行しているなか、沖縄県は、埋め立てを前提とした沖縄防衛局がだしたサンゴの移植許可を保留にしています。4万群体にも及ぶサンゴの移植は、不可能で、移植すれば死滅すると専門家は指摘しています。環境を守る沖縄県の主張を却下した国地方係争処理委員会は公平・公正な審理をしたでしょうか。国と地方は対等であるとした地方自治を否定するもので許せるものではありません。多くの人で抗議の声をあげよう!


6.19 総がかり行動に参加しました

2020-06-20 19:28:09 | 日記

 雨のなか、コロナで中断していた総がかり行動が行われ、1200人が参加し、憲法改悪阻止・安倍政権退陣を求めて声を上げた。
 主催者の挨拶のあと、国会継続をもとめていた国会議員らが今後も引き続き頑張ると表明、その後、憲法学者やジャーナリストや劇団関係者などの発言が続いた。
 一坪反戦地主の木村さんが、国会包囲実行委員会を代表して、設計概要申請・工事再開・サンゴ移植の農林省の件に対する指示の問題など沖縄への政府の理不尽な対応を訴え、イージスアシュアに続き、沖縄辺野古新基地建設も断念すべきと訴え、引き続いての支援を訴えた。
 そして、6月26日の総務省前の抗議行動への参加を訴えた・・・

 しかし、総務省第三者委員会 国地方係争処理員会は6月19日に沖縄県の主張を退ける不当な判断を示した。
 沖縄県の権限である「サンゴの移植」について、農水省が「許可をせよ」と指示するのは、地方自治を否定するもので、違法である、4万群体にもおよぶサンゴの移植は世界的にも類がなく、専門家は移植は不可能と指摘、さらに、現在、埋め立て承認撤回の裁判の進行中であり、埋め立てを前提としたサンゴの移植の判断は保留などの県の主張を真っ向から否定するもので許すわけにはいかない。
 県は、却下を不服として、高裁に提訴すると思われる。引き続き応援していこう!


「工事再開に抗議」防衛省正門前行動に参加しました

2020-06-16 21:54:55 | 日記

 すでにご承知のように防衛省は、沖縄県議選で辺野古新基地反対が多数をしめたにも関わらず、その5日後の6月12に工事を再開した。選挙前の工事の中断はいつもの手口だが、秋田のイージスアシュア配備の中止を伝えるニュースに、改めて沖縄の民意を踏みにじり続ける日本政府の対応には怒りを抑えられない。ここまで、沖縄の民意を踏みにじり続け、国策の手段にし続けるのか!
 工事再開に抗議する防衛省前には多くの怒りが結集していた。国会議員の伊波洋一さんも駆けつけ、発言された。沖縄現地からは平和市民連絡会の上間さんから塩川・安和桟橋での抗議やシュワブゲート前の座り込み、辺野古の海でのカヌー隊の抗議行動などの取り組みが報告され、絶対に負けられない、絶対にあきらめない、引き続きの支援を訴え、ともに頑張っていこうと訴えられた。その後も、多くの団体の発言が続き、最後にシュプレヒコールで終了。参加者は150人でした。
 私たち南部の会は、工事再開に対する抗議文を持参、正門前で読み上げ、防衛省職員に手渡した。以下に南部の会の抗議文を掲載します。

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                                                   2020年6月15日
総理大臣 安倍晋三 様
防衛大臣 河野太郎 様
沖縄防衛局 田中利則 様
                                      沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
                                

     辺野古新基地建設の工事再開に満腔の怒りで抗議する

 工事関係者が新型コロナに感染したため、4月17日から中止していた工事を、県議選からわずか5日後、6月12日に再開した。コロナ禍のなかでの選挙ではあったが、「辺野古新基地建設反対」が多数を占め、変わらぬ民意が示された。2016年の県議選、18年の知事選、19年の県民投票と7月の参院選を含む国政選挙においても沖縄県民の民意は一貫しており、辺野古新基地建設反対はゆるぎない。
しかし、日本政府は全く聞く耳を持たず、非暴力不服従の抗議する市民を弾圧して工事を強行する様は、沖縄に対する差別支配そのもので断じて許されるものではない。「選挙結果がすべてだ」とうそぶいてきた菅官房長官は「(新基地建設への)理解が進んだ」とすりかえ、また、防衛省幹部の「民意民意というが、こちらも法律に基づいてやっている。民主主義だからなんでもできるわけではない」の発言にはふざけるなと言いたい。民主主義や民意を踏みつぶし、「防衛局の個人なりすまし」や環境保全などの法律違反を繰り返して工事を強行するさまのどこに「法律に基づいて工事をやっている」と言えるのか。
 防衛局が周辺海域で実施した調査で2月、3月にジュゴンの鳴き声を42回も確認したという報告があるなかで、防衛局が設置している環境等監視委員会は、県の指導にも関わらず、議論も専門家から意見を聞くこともせず、再評価を必要なしとした。ジュゴンが戻っていれば、作業船の航行は衝突の恐れが高い。直ちに工事を停止し、ジュゴンへの影響を再評価すべきである。国際自然保護連合(IUCN)は、昨年末、南西諸島のジュゴンの絶滅危険度が最も高い「絶滅寸前」種に引き上げた。その、直後の鳴き声の確認であり、工事を中止して調査するのは当然である。
 4月に申請した設計変更でも90mに及ぶ軟弱地盤のアセスのやり直しは必至である。このまま工事を強行すれば護岸の崩壊の恐れがあると専門家は指摘しており、また、辺野古弾薬庫挟むように二つの活断層が存在し、何かおこればその破壊は想像を絶する。その上、本土にある羽田など13空港は大地震対応で設計されているが、辺野古新基地は大地震対応のレベル2ではなくレベル1の震度4対応だというから、驚きである。さらに辺野古新基地建設の理由にされている普天間基地は、住民が収容所に入れられている間に、米軍が違法に造った基地だ。ただちに無条件全面返還すべきであることは論をまたない。私たちは、このようなでたらめな工事再開に満腔の怒りで抗議し、以下、要求する。

1.辺野古新基地建設を直ちに中止し、ジュゴンへの影響を調査せよ
2、崩壊のおそれのある2つの活断層の上に建設される辺野古新基地は断念せよ
3、世界一危険で、米軍が違法に造った普天間基地は無条件全面返還せよ


「工事再開を許さない」防衛省前抗議行動に参加しました

2020-06-03 17:10:42 | 日記

 6月1日、雨が降る中「辺野古新基地建設の工事再開は許さない」「設計変更を取り下げろ」と抗議の声をあげた。コロナの感染拡大防止のために広く間隔をとっての抗議行動である。
 主催者の挨拶のあと、沖縄の現場から、山城博治さんが電話でメッセージを下さった。「沖縄県が非常事態宣言をだして、コロナの感染防止に必死に取り組んでいるなかで、沖縄防衛局は設計概要変更の申請をだしてきた。県民の命を軽んじるもので本当に許せない。今、県議会選挙戦の真っただ中だが、必ずや多数を勝ち取り、玉城デニー知事を支え、辺野古新基地建設を阻止していく決意です。来週から宮古・石垣に行きます。南西諸島の自衛隊基地阻止へむけ、辺野古とともに引きつづきご支援をお願いします」と訴えた。
 「沖縄の映画をみよう!かわさき」が「設計変更を撤回し、軍事基地建設を断念せよ 南西諸島の軍事要塞化をやめ下て・・・・・」の申し入れ書を読み上げ、防衛省職員へ手渡した。
 そのほかに労働組合や国会包囲、琉球遺骨返還裁判を支える会などが次々に発言し、6月6日は横田集会、辺野古の工事再開の翌日に防衛省前で抗議行動、6月22日は首都圏集会、7月6日は防衛省前抗議行動などの行動提起がありました。最後にシュプレヒコールで終了しました。90名の参加でした。
 雨のなか参加したみなさん、お疲れ様でした。