5月28日「軍事基地を断固拒否して自己決定権を求める沖縄」の記念講演を琉球新報の新垣さんが行った。会場は立ち見がでるほど満杯であった。250人ほどだったか。
新垣さんは沖縄から東京支社への赴任のとき、交通の便のいい部屋をさがし、入居を申し入れた。
翌日、「大家が『琉球新報には貸さない』と言っている」と断られたということを4月に経験されたばかり。
かっては「沖縄の人、お断り」の記事や張り紙を目にしたことがある。しかし、今度の「部屋お断り」は辺野古新基地建設を強行する政府の姿勢をうしろだてに、沖縄に対するヘイトスピーチや「沖縄の新聞をつぶせ」などの圧力・弾圧が強まっているなかで、現在の東京で「琉球新報社の人には部屋は貸さない」という事件が起きたのだ！と思うと、こんなことがまかり通るのかと・・・怒りがわく！
話は「琉球処分は『琉球併合』と言えるもので、国連人権規約における沖縄の自己決定権を行使しうる権利が補償されるものである。160年まえでも国連に十分訴えることができる。辺野古の闘いは、日米による植民地主義との決別であり、日本の民主主義を問う闘い、そしてアジアとの共生を根本から問う闘いである・・・」「資料から、当時、日本による琉球処分に抵抗する粘り強い琉球国の島ぐるみの闘いが起きていた」「現在の新基地建設に反対する島ぐるみの闘いは『自治権と自己決定権』の問題であり、日本のすべての地方自治の問題でもある・・・小さな沖縄への米基地の圧倒的集中は米兵や軍属の犯罪の温床、繰り返される暴力事件、本当に許されない！」など話された。
もっと話が聞きたかったが、講演時間が短く、十分に聞けなかったことが非常に残念であったが、『琉球処分』からの歴史を踏まえた上での沖縄の『自己決定権』のあり方を考えさせられる講演であった。
今は「和解」し、係争処理委員会での審議にあっているが、アベ政権の「辺野古唯一」の姿勢は変わらず、一層の弾圧で臨むことは必至。
私たちも、沖縄のたたかいと心ひとつに頑張っていかねば！とあらためて思いました。
琉球新報（2016年5月26日）の記事を紹介します。
嘉手納ゲート県民集会
米軍属女性死体遺棄事件に抗議する「元米兵による残虐な蛮行糾弾！ 犠牲者を追悼し米軍の撤退を求める緊急県民集会」（辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催）が２５日、北谷町の米空軍嘉手納基地第１ゲート（通称・砂辺ゲート）前で開かれた。平日の日中にもかかわらず約４千人（主催者発表）が参加し、沖縄からの基地撤去などを訴えた。
集会の冒頭、犠牲者の冥福を祈って参加者全員で黙とうをささげた。参加者は（１）米軍基地の大幅な整理縮小（２）日米地位協定の抜本的な改定（３）普天間飛行場の閉鎖・撤去（４）オスプレイの配備の撤回（５）辺野古
新基地建設断念－を日米両政府へ求める抗議決議を拍手で採択した。
主催者を代表してオール沖縄会議の稲嶺進共同代表（名護市長）は「忌まわしい事件が起こらない沖縄を勝ち取るため、力を合わせよう」と県民に呼び掛けた。
若者グループのＳＥＡＬＤｓ ＲＹＵＫＹＵ（シールズ琉球）の玉城愛さん（２１）は「なぜ私たちの命は軽視されなければならないのか。基地は要らないという声を世界に広げていこう」と訴えた。
県選出衆院議員の照屋寛徳氏、赤嶺政賢氏、玉城デニー氏、仲里利信氏をはじめ県議も登壇した。
私たちは、官邸前の元米海兵隊兵士による女性殺害事件弾劾！緊急集会に参加した。
緊急集会であるにも関わらず、多くの人が駆けつけていた。
初めに黙とう・・・・・
主催者のあいさつは、南部の会のメンバーでもある青木さん。「いつまで沖縄はこのような性暴力に苦しめられなければならないのか。絶対に許さん！根源は７４％も基地をおしつけている日米両政府の差別政策である。オール沖縄の命と尊厳をかけた闘いとここ東京に住む私たちは深く連帯し、ともに基地の撤去をめざし、がんばっていこう！ウニゲーサビラ」と訴えた。
平和フォーラムや総がかり、全労協など多くの団体が、20歳の命を無残に奪った凶悪事件に怒りの声をあげ、基地撤去へむけ、ともにがんばっていくことを表明。
そして、南部の会からは佐藤さんが、アベ総理や官房長官、防衛大臣などへの米軍の撤退など盛り込んだ南部の会の抗議文を読み上げ、元海兵隊員による凶悪事件を絶対に許さない！と怒りをぶつけた。
緊急にもかかわらず参加者は400人。
参加された皆さん、連日の行動、お疲れ様でした。
満腔の怒りで抗議する！20歳の命をかえせ！
またもである。最悪の凶悪事件がおきた。
屈辱の日の4月28日、いつもの道をウオーキングしていた二十歳の女性が殺され、恩納村の雑木林に捨てられた。
やったのは元海兵隊員の嘉手納米軍飛行場で働く軍属の32歳の男。
沖縄はいつまで、こうした苦しみとかなしみに会わねばならぬ！
日米安保で甘い汁をすう日本だが、いやな米軍基地は沖縄に集中。沖縄の人の命は、自分たちの命よりはるかに軽い！
絶対に許せない！満腔の怒りで抗議する！
20歳の若い命をかえせ！
いますぐ全基地を撤去せよ！
５月19日、行方不明になっていた島袋里奈さんが恩納村の雑木林で遺体で発見された。犯人は元海兵隊で嘉手納米軍飛行場に勤務する32歳の男性。
3月にキャンプシュワブの米軍兵士による準強姦事件があったばかりで、在沖米軍のローレンス・ニコルソン四軍調整官が「沖縄にいる米軍人、家族、軍属の合計５万人を代表する」と発言し、翁長知事に謝罪し、綱紀粛清・再発防止を約束したばかりであった。あれから2カ月しかたっていません。
いつものとおりのウオーキング中に、殺害され、捨てられた若い命。いくたびも繰り返される暴力事件。
ある閣僚は「最悪のタイミング」と暴言をはきました。タイミングのよい殺人事件があるでしょうか。
さらに菅官房長官は「辺野古新基地建設を進める立場に変わりはない」と発言。全く許せません！
元米海兵隊兵士による女性殺害弾劾！全基地を撤去せよ！5.25 官邸前緊急集会
日時 5月25日（月）午後6時半～7時半
場所 総理官邸前
元米軍兵士による暴力事件、絶対に許せません！みんなで抗議集会に参加しましょう！
昨年の12月3日から取り組まれた「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」の提出集会が、5月19日、衆議院第一議員会館・多目的ホールで開催された。
参議員・衆議員の議員さんたちを迎え、わずか半年で集められた1200万人の署名を共同代表29団体のみなさんが手渡した。
戦争に反対し、平和を求める1200万人のひとりひとりの思いが込められた署名である。引き続き、6月30日までに何としても2000万人の目標達成のために頑張っていこう！市民と政治が結びついて今こそ、政治をかえていこう！・・・と福山さんがはじめのあいさつ。
団体からは「安全保障関連法に反対する学者の会」の広渡さん、「ＮＧＯ非戦ネット」の谷山さん、「さよなら原発1000万人アクション」の鎌田さんらが代表してあいさつ。
野党4党の党首からも、32の選挙区でほぼ統一候補を選出し、なんとしても選挙戦に勝利していこうとそれぞれあいさつをうけた。
そして「戦争法廃止・立憲主義回復を7月の選挙の争点にし、世論に背をむけ、憲法壊しを公言する強権政治の存続を許さず、市民が政治を変える状況を本格的に造り出していきましょう！のアピールを全員の拍手で確認し、提出集会は終了しました。
それにしても1200万の署名が入った白い箱が議員さんの後ろに積み上げられていた。すごい数である。
なんとしても戦争法廃止しなければ、沖縄がその前線基地とされ、再び捨て石にされかねない！参議院選に勝利し、ひとりひとりの思いが伝わる政治にかえていかねば！
2000万人の思いをひとつに！
１９７２年５月１５日に沖縄が返還されて４４年。
今も米軍基地の７４％を国土面積0・6％の沖縄にあり、環境破壊、暴力事件などの基地被害に向き合わされ続けています。
「核ぬき・本土並み」返還をかかげ、平和憲法へもどるんだ！とたたかわれた復帰運動だったが、一体あれからどれほどの基地が縮小されただろうか。
今日の「「新基地建設反対」の沖縄県民の民意を踏みにじる日本政府の強権弾圧は一体なんだろうか。
200年耐用の辺野古の新基地建設、オスプレイ配備、沖縄の水がめのあるやんばるでの軍事訓練・・・などなど
沖縄に対する差別政策の数々
それらの「日本復帰４４年」をとう集会とデモが新宿アルタ前で行われます。
沖縄「日本復帰44年」を問う
5月15日（日）午後2時～アピール・3時からデモ行進
新宿駅東口 アルタ前
沖縄からの訴え・・・玉城 愛 さん（島ぐるみ名護・共同代表、名護にある名桜大学4年）
ご参加くださるようお願いします。
好天気のなか、有明防災公園は人人で埋め尽くされました～
違憲の安全保障関連法＝戦争法が昨年9月に制定されてから初めての憲法集会。
「明日を決めるのは私たち 平和と命と人権を！5.3憲法集会」である。有明防災公園に5万の人々が結集しました。
主催者から1200万の「戦争法の廃止を求める統一署名」が集まっていることが報告され、さらに2000万目指し、職場で地域で頑張って行こう。6月5日には国会周辺で全国総がかり大行動を起こして行こうと行動提起がされました。
12時からプレコンサート
古謝美佐子さんがサンシンに合わせて歌ってくれました・・・・アサドヤユンタ、童神・・・など
そして語ってくれました。
「嘉手納飛行場で父が自動車事故で即死したこと。そのとき28歳だった母は、弟と私を必死で育ててくれたこと。戦争のことを語ってくれた先輩（母の首にひもをかけ兄弟で引っ張って殺したこと・・・）の話を聞いて言葉がでなかったこと。沖縄にはまだまだ戦争のことを話してくれる先輩たちがたくさんいること。今の辺野古のたたかいにぜひ、手を貸していただきたい・・・」など話してくれました。
車いすのむのたけじさん、辺野古基金の共同代表の菅原文子さん、朝倉むつ子さんらが次々とスピーチされ、戦争に反対し、平和憲法を守り抜こうと訴えられました。
リレートークでは、一坪反戦地主関東ブロックから青木さんが発言。「和解が成立したが、アベ政権は牙をむき出して弾圧してくることは必至。今日でキャンプシュワブゲート前の座り込みは667日目。与那国・石垣・宮古の自衛隊基地建設も強行されようとしており、辺野古の新基地建設阻止をはじめ沖縄の軍事要塞化を戦争法廃止とともに阻止していこう」と沖縄への支援を訴えた。映像はこちら
風が強いなか、私たちは、台場コースのデモに参加。
参加されたみなさん、お疲れさまでした～
5月3日は「憲法集会」です。
「明日を決めるのは私たち、平和といのちと人権を！」をテーマに有明防災公園で、憲法守れの大集会が開催されます。
＊５月3日 午後1時～（12時からプレコンサートがはじまります）
＊会場は 有明防災公園（ゆりかもめ「有明駅」徒歩2分）
舞台正面の左側、平和フォーラムのところに、私たち南部の会ののぼりを掲げます。
みんなで参加しましょう！