沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

雨の中、防衛省前行動に参加しました

2025-01-07 10:59:24 | 日記

 1月6日、18時半、防衛省行動に参加しました。雨の中でしたが80名ほどが参加していました。
 主催者あいさつのあと、抗議文を読み上げ、防衛相職員への受け渡しがありました。南部の会含め、3団体の抗議文でした。大浦湾軟弱地盤の改良工事の一環である「敷き砂」作業が、暮れの押し迫った12月28日に2時間の作業で開始するという姑息な防衛省への抗議に声が上がっていました。
 沖縄からのメッセージは、12月22日の性暴力事件への抗議の県民集会の共同代表の一人、親川さんからの「無かったことにはしない!」の怒りのメッセージでした。
 以下に、南部の会の抗議文です。防衛相以外には、同日、郵便で石破総理はじめほかの4団体に発送しました。

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石破 茂 総理大臣             2025年1月6日                        
中谷 元 防衛大臣
中野 洋昌 国土交通大臣
林 芳正 内閣官房長官
伊藤 晋也 沖縄防衛局長

    大浦湾の自然環境を破壊し、民意を踏みにじる「敷砂」の作業着手に抗議し、直ちに辺野古新基地建設を断念せよ
                     
                  沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
 米軍普天間飛基地移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は12月28日大浦湾の軟弱地盤改良に向けた工事の「敷砂」作業に着手した。作業は14時ごろはじまり約2時間で終えたそうだ。防衛省は同日14時半ごろ「地盤改良工事が始まりました。今般の工事着手は、普天間飛行場の全面返還の実現に向けた大きな前進です」と、沖縄県の負担軽減を図るためと辺野古新基地建設を進める姿勢を前面に打ち出した内容をXに投稿した。12月28日は県が不承認とした設計変更申請を2023年の同日に国が県の権限を取り上げ「代執行」を承認した日である。わざわざ、御用納めの土曜日に2時間の作業で年内に改良工事に着手したという実績作りかと、姑息な防衛省のやり方に怒りを禁じえない。改良工事には「敷砂」はじめ砂杭も7万本以上も打ち込むそうで、砂の総量は沖縄近海でとれる年間海砂採取量の3~5年ぶんだという。想像を絶するような環境破壊をもたらすもので断じて許せるものではない!
 専門家は辺野古沖の海面下70㍍より深部には幅100㍍超の軟弱地盤が厚さ数㍍におよび、さらにその下に力学的強度を測定していない地層が厚さ数㍍あるにもかかわらず、防衛省は調査もせずに着工するのは無謀だと指摘している。しかも、政府の地震調査委員会は南西諸島の近海で震度8強の巨大地震の可能性もあると指摘しており、耐震設計の見直しや二つの活断層の調査もするべきである。現在、埋め立てに用いた土砂量は計画全体の15%で、総工費9,300億円の81%の7543億円25年度までに支出され、総工費を超えることは明らかである。基地に反対する沖縄県への予算を大幅に削減し、辺野古新基地建設にはドブに税金を捨てるように工事を強行しているのだ!
 さらに11月20日には宮城島からも土砂を運び出した。国が管理者となれないはずの港湾施設で沖縄総合事務局が整備のために一時的に管理している場所から中城湾を経て、法を歪曲して辺野古へ搬出したのだ。法律の勝手な解釈は、新基地建設をはじめた当初から、沖縄の民意弾圧に使われてきた。現外務大臣はかって何度も示した辺野古新基地建設反対の民意に「沖縄には沖縄の、国には国の民主主義がある」とまで言い放った!沖縄差別を繰り返す日本政府の姿勢!許せるか!
防衛省は違法な宮城島土砂搬出、大浦湾の環境破壊の「敷砂」作業を直ちに中止し、辺野古新基地建設を断念するよう求めて、以下、要求する。
1、 沖縄県の年間海砂採取量の3~5倍もの使う環境破壊の大浦湾の工事は断念せよ
2、 南西諸島への巨大地震の可能性もあり、活断層・軟弱地盤の上に基地建設はあり得ない
3、 新基地建設反対は沖縄の民意である。これ以上の基地を沖縄に押し付けるな
4、 NGOが「希望の海」と認定している生物多様性の大浦湾の環境破壊はやめるべきである
5、 戦争のための基地はいらない!沖縄の自治権を奪うな!


新宿南口のブルーアクションに参加しました

2025-01-05 23:00:27 | 日記

 1月4日、2025年の年があけ、今年はじめてのスタンディングが開催され、多くのひとがかけつけてくれ、80名が参加。
 1週間前の12月28日、仕事納めの翌日、なんと防衛局は大浦湾軟弱地盤の改良工事の敷き砂をトレミー船から大浦湾の海に投げ入れたのです。2時間の作業でした。なんでわざわざ、28日に強行しなけれなならなかったのか! 24年で「軟弱地盤の改良工事がはじまった」と記録に残しておきたかったのか!
 玉城デニー知事の事前協議の要請も拒否しての強行である。
 リレートークでは「大浦湾に敷砂が投入された。1~2㍍に厚さに敷砂をまくというが、沖縄でとれる海砂の3~5年分の量だそうだ。一体、どこから調達してくるのか」「3500億円が19年に9300億円になり、すでに8割がた使われた。どれぐらの経費がかかるのか、どれほどの日数が費やされるのか、国は明らかにすべきではないか」「90㍍に軟弱地盤の70㍍までの工事しかしないそうだ。大地震も可能性も指摘されているのに、ありえない!耐震設計も見直すべきではないか」「一体、普天間基地はいつ返還するのか!」「どこまで沖縄の民意を踏みにじるのか。本土の私たちもともに声をあげよう」などリレートークが続きました。途中、沖縄民謡も歌われ、エイサーも披露され、大きな拍手がわきました。
 沖縄戦から80年、変わらぬ沖縄の基地の過重負担!不条理な沖縄差別に怒りの声を上げていこうと確認しあい、スタンディングを終了。お疲れさまでした~