1月29日、新宿アルタ前の「辺野古埋立て不承認支持!政府は直ちに工事を止めろ!」の集会に参加しました。オミクロン株の広がりが懸念されたが、約150人が参加。南部の会も久しぶりに、のぼり旗を掲げ、ジュゴン親子の横断幕をもっての参加でした。
13時開始、主催者を代表して花輪さんが現在の辺野古の状況を説明し、玉城デニー知事の不承認を支持し、辺野古の工事を止めよう!と呼びかけた。その後、沖縄現地からは、山城さんが電話メッセージで「辺野古の違法工事を止め、与那国・石垣・宮古・沖縄島・奄美の軍事要塞化とともに日米共同作戦計画による戦争への危機をなんとしても止めよう!再び沖縄をイクサ場にしてはならぬ!ともに頑張ろう」と訴えた。
その後に、南部の会や所沢の島ぐるみと埼玉を結ぶ会、アダンの会など1分のリレースピーチ。最後に琉球踊りが披露され、拍手喝采でした。
そして、デモに移り「玉城デニー知事の『不承認」を支持し、辺野古の不当な基地建設を中止させよう」を道行く人に訴えた。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
岸本洋平さんが惜敗した名護市長選(1月23 日投開票)。しかし、辺野古新基地建設についての市民意思は変わっていない。
NHKの出口調査では、新基地「反対」が65%。そのうちの20%台後半が現職に投票。さらに玉城デニー県政を「評価する」は71%。しかも、現職を推薦した公明党県本部は辺野古反対。
現職は辺野古新基地の是非を明確にしない戦術で当選しただけで、名護市民の民意はゆるぎない。政府のアメとムチに対して、したたかな選択をしたと言えるのではないか。
1月23日の名護市長選の投開票で、残念ながら岸本洋平さんの勝利にはなりませんでした。これまで、多くのかたのご支援にこころから御礼申し上げます。ありがとうございました。
投票率68.32%の過去最低のなかで、現職の渡具知武豊さんが19524票、岸本洋平さんが14439票で約5千票の開きがありました。この結果に政府はじめ防衛省は「よかった」と大喜びだったそうです。この4年間、渡具知市政は政府・防衛省の米軍基地再編交付金を利用して、保育料・学校給食・こども医療費などの無償化を実施し、今回も「政府の再編交付金を使って無償化や灌漑用水などの実現していく」と訴えていたそうです。
多くの市民(60%以上)が辺野古新基地建設に反対するなかで、名護市長選挙に反映されないジレンマが悔しいです。政府によるお金のバラマキは、苦しい暮らしのなかでは効を奏します。子どもを抱えて、明日も生きていかなくてはならないのです。渡具知市長はまた、辺野古新基地建設については「県と国の推移を見守る」と一貫して述べていますが、基地建設推進の立場であることは明らかです。再編交付金は2031年度までの予算で、この後、どうしていくのか。保育料やこどもの医療無償化、灌漑用水などがなぜ、基地再編交付金なのか!なぜ、他地域とおなじように普通の予算で無償化ができないのか!
さまざまな手練手管で沖縄の差別分断が進められるが、このまま容認するわけにはいきません!進む軍事要塞化と台湾有事、共同軍事作戦作業と敵基地攻撃能力など国会で論議になるなかで、沖縄を再び捨て石にさせてはなりません!かって、選挙にまけたとき、名護でたたかっている友達に「選挙にまけて残念だったね、大丈夫?」と聞いたとき、彼は「大丈夫だよ。基本的にはみんな基地に反対だから、僕たちはいつでもみんなが立ち上がって、たたかいが燎原の火のように広がるように『種火を守る』たたかいをやっているんだ」と答えました。それを聞いたとき、私はガンと頭をうたれたような気がしました。
私たちも自分たちの足元から、声をあげていきましょう!ナマカラド エービンド マキティヤ ナイビラン マンジュイ
チバラナヤーサイ
今年最初の総がかり行動「改憲発議反対!辺野古新基地建設中止!敵基地攻撃能力保有反対!防衛予算拡大するな!いのちと暮らしと営業を守れ!1.19国会議員会館前行動」に参加しました。冷え込む夜でしたが、集会の終わりごろには、まん丸のお月様が国会議事堂から登ってきました。600人の参加でした。
6時半定刻に始まり、主催者挨拶、国会議員の挨拶がはじまり、沖縄の風の伊波さん、新しく衆議院議員になった新垣さんが登壇。伊波さんは「日米の共同計画作業が策定され、施設の共同使用など沖縄・琉球列島の第1列島線の軍事要塞化の戦争への危険性を指摘」され、新垣さんは「憲法審議会での憲法論議に沖縄と日本との乖離に驚くと同時に危機感を抱いた」など話され二人とも、1月23日投開票の名護市長選に立候補している岸本ようへいさんへ支援、そして、次にある沖縄県知事選への支援を訴え、なんとしても辺野古新基地建設を中止させ、戦争への危機を止めよう!と訴えた。その他、女性の相談会を取り組んだ団体や、憲法9条を守ろうとたたかっている市民グループなどからアピールがありました。
写真は、衆議院議員の新垣氏です。参加されたみなさん、お疲れ様でした。
*岸本ようへいさんのお父さんの岸本建男さんは、名護市民投票のあと、辺野古受け入れを表明して辞任した比嘉市長の後を引き継いで市長になった。沖合への建設・地位協定の改定・15年使用期限など7条件を示し、一つでも確実に実施されなければ、移設容認は撤回すると表明。防衛局などの嫌がらせもあったが、最後まで一坪反戦地主を通した。
沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会など沖縄県内7団体が1月5日記者会見し、宮城秋乃さんの威力業務妨害・道交法違反での在宅起訴に抗議し、起訴を取り下げるように訴えました。その後、那覇地方検察庁に抗議文を手渡したそうです。抗議文へは、5日現在、県内外135団体と16人の個人が賛同しているそうです。
米軍の残した廃棄物(鉄板や空砲、弾薬、空き瓶・・・)は米軍や国が処理すべきは当然であり、宮城秋乃さんがゲート前に瓶など鉄くずなど置いたのは、貴重なやんばるの森を守るためであることはいうまでもありません。
記者会見をした団体は、5日以降もネットワークで賛同者を募っていくそうです。こんな理不尽な不当弾圧、許してはなりません。これからも抗議の声を上げつづけていきましょう!
1月8日、まだ雪が少し残る新宿南口で「辺野古県民大行動に呼応する新宿南口スタンディング」が行われました。参加者は約90人。それぞれがプラカードをもってずらーっと並ぶ姿は圧巻であった。オミクロン株のまん延で、辺野古現地の県民集会は中止に追い込まれたが、辺野古にエールを送る意味も込めてスタンディングを初めていきましょう!と主催者の挨拶で始まりました。
辺野古現地の状況について自然保護団体から「辺野古は世界的にも貴重は自然豊かな海です。玉城デニー知事の不承認は当然であり、基地建設を許してはなりません」と訴えがありました。次々のリレートークでは「米軍由来のオミクロン株のまん延を許した政府の無策に怒りが収まらない。今日も1700人以上の感染者がでている。医療崩壊も起きているのに、いまだに政府は米軍由来のオミクロンと認めていない」「軍事要塞化がすすめられて状況だが、絶対にイクサを許してはならない」「軍隊は決して住民を守らない。戦争を前提にした軍事訓練が行われているが、反対の声をともに上げていこう」など発言が続きました。
そのほか、沖縄民謡のチンヌクジューシーやチンサグヌ花など歌い、そしてはなやかなエイサーも披露されました。
最後に、沖縄のあきらめないたたかいに連帯し辺野古の基地建設中止まで「ともに頑張っていきましょう」と確認し、みんなで岸本ようへいへの必勝寄せ書きをして、終了しました。おつかれさまでした。
ちょうど私たちが「重要土地規制法案」制定に反対し、議員会館前で抗議行動をおこしている最中の6月、宮城秋乃さん宅に家宅捜索が入ったとの知らせがありました。土地規制法運用の先駆けだと、私たちは「不当な家宅捜査、ヤメロ」のシュプレヒコールを国会に向かって叫びました。
あれから3カ月、12月28日、空き瓶やガラス片などを散乱させたとして米軍北部訓練場の訓練関係者の業務を妨害したとして威力業務妨害・道路交通法違反で在宅起訴しました。空き瓶やガラス片は容易に取り除けるもので、全く威力業務妨害などと言えるものではありません。むしろ、米軍の兵器物の処理問題や国の浄化責任が問われるべきは当然です。貴重な生物多様性のやんばるの森を汚染したままにしている米軍・国の責任です。蝶の研究家の宮城秋乃さんは、大切のやんばるの森を守りたい一心だったのです!
私たち南部の会も宮城秋乃さん不当起訴に抗議し、沖縄環境ネットワークが呼びかけた那覇地方検察庁への「抗議文」に賛同しました。
(なお、抗議文については、「ゆんたくおばさんHP 辺野古にエール」を参照してください)