沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

なかったことにしないで!繰り返すな米兵による性暴力を許さない市民集会に参加しました。

2025-02-07 14:06:25 | 日記

2月6日、衆議院議員会館で「なかったことにしないで!繰り返すな米兵による性暴力を許さない市民集会」が開催されました。12月22日の「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」の実行委員会が主催しました。集会資料として沖縄タイムス(12/23)の「奪われ続ける尊厳と命」と題した1945年から現在までの米軍による性暴力被害の一覧が配布されました。県民大会の翌日、その大会の記事とともに、新聞一面にぎっしりの性暴力被害の一覧ですが、これは氷山の一角、事件化されなかった被害の方が多い。集会で、前段にとりくまれた政府への要請行動が報告されましたが、どの省庁も深刻な性被害に真摯に向き合い、米軍に本気で性被害をなくさせる気概を感じさせるものではなかったと怒りの発言が相次ぎました。集会では、沖縄選出の国会議員、県会議員も参加、実行委員会からのアピールに続き、教育現場、性暴力を許さない女たちの歩み、市民団体、学生、一坪反戦地主会から発言がありました。県民大会の決議した4項目の要求は以下の通りです。

①被害者への謝罪と丁寧な精神的ケア及び完全な補償を行うこと

②被害者のプライバシーの保護と二次被害の防止を徹底すること。

③事件発生時の県・市町

村等自治体への速やかな情報提供を確実に行うこと。

④米軍構成員等を特権的に扱う日米地位協定の抜本的改定を行うこと。

今署名運動を展開しています。このQRコードから署名できます。ご協力をお願いいたします。

 


防衛省前で「大浦湾杭打ち」抗議行動に参加しました

2025-02-04 17:49:00 | 日記

 2月3日、寒い中、防衛省前での抗議行動に参加し、南部の会の抗議文を手渡しました。
 昨年の12月仕事納めの土曜日に大浦湾への敷砂がまかれ、政府・防衛省は「大浦湾の改良工事が開始した」と発表し、翌1月29日に砂杭を打ち込み、政府・防衛省は「本格的工事開始」とアピール。2月7日の日米首脳会談での報告とか、沖縄の現状を知らない日本国民への宣伝のためだとか、いろいろ言われています。「基地は沖縄へ・沖縄の民意は無視していい」と言わんばかりの政府の対応です。
 沖縄からは、ヘリ基地協議会共同代表の東恩納さんから、政府の対応への怒りのメッセージが寄せられました。その後、2団体からの抗議文が読み上げられ、防衛省職員に手渡され、リレートークが続きました。最後にシュプレヒコールで終了。約100人の参加でした。
 以下は、南部の会の抗議文です。防衛省への手渡した以外は、石破総理などに郵送しました。

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総理大臣 石破 茂 様                   2025年2月3日
防衛大臣 中谷 元 様
国土交通大臣 中野 洋昌 様
内閣官房長官 林 芳正 様
沖縄防衛局長 伊藤 晋也 様
 
   生物多様性の大浦湾の環境破壊の杭うちに抗議し、即断念するよう求める

                   沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

 沖縄防衛局は1月29日に大浦湾の軟弱地盤改良工事の一環として砂ぐいの打ち込み作業をはじめました。深さ90㍍もある軟弱地盤の70㍍までの砂ぐいを打ち込むという改良工事に専門家からは疑念の声があがっています。橘慶一郎官房副長官は同日の記者会見で「一般的で、施工実績が豊富な工法で改良を行った強固な地盤の上に護岸を整備し、埋め立てを行う」と述べました。「一般的で実績豊富な工法」と強調するのは、実態をよくしらない国民へのアピールでしょうか。昨年12月28日の仕事納めの土曜日の2時間、「敷砂」をまいた時も政府は「地盤改良工事に着手した」と発表し、防衛省は「今般の工事(敷き砂)は普天間飛行場の全面返還の実現にむけた大きな前進です」と工事の進捗をアピールしました。しかし、海面下90㍍の深さの軟弱地盤の砂ぐいの打ち込みは、世界的にも異例の規模の工事で作業の遅れも鮮明になっており、果たして完成するのかも疑問視されています。
 当初、政府は5年で埋め立てを完了すると説明していたが、昨年1月には埋め立て工事に9年3か月、米軍への提供手続き完了まで12年、米軍への引き渡しは2030年代後半と言われています。23年11月には在日米軍幹部が「軍事的にいえば普天間飛行場の方がいい」と発言し、波紋を広げました。
 石破首相は1月24日の施政権方針演説で、辺野古新基地建設について「大浦湾の地盤改良工事に着手し、普天間飛行場の全面返還の実現に向け大きく前進した」述べました。辺野古新基地建設は「普天間基地の一日も早い危険性の除去」が理由で「唯一の解決策」とこれまでも歴代の政府も述べてきました。当初の建設費用は3500億円以上だったのが、2019年には2.7倍の9300億円に修正。しかし、25年度までに約81%の7543億円の支出がみこまれており、さらに費用がかかるのは明々白々で、県の試算では2兆5千億円が示されています。辺野古新基地建設は貴重な血税を海に投げ捨てるようなものです。
 新潟大学の立石名誉教授の話では、防衛省の資料には「海面下70㍍より深部には幅100㍍超の軟弱地盤が厚さ数㍍、さらにその下に力学的強度を測定していない地層が厚さ十数メートルあるとされており、この地層の調査を尽くさずに着工したのは無謀。埋立地全体が崩落する危険性さえある。活断層の調査や耐震設計も見直すべき」だと指摘しています。防衛省・防衛局は、5300種以上の生物多様性の大浦湾の海を破壊する砂ぐいの打ち込みを直ちにやめ、沖縄県の民意に沿って辺野古新基地建設の断念・米軍が違法につくった普天間飛行場の即時県外移転すすめるよう求め、以下、要求する。

① 辺野古大浦湾の海の環境を破壊する砂ぐいの打ち込みを直ちに中止せよ
② 米軍が違法につくった普天間飛行場は、直ちに県外移転せよ
③ 砂ぐいに使う海砂はどこから採掘するのか明らかにせよ
④ 沖縄県の基地負担を軽減し、住民の安全・安心の暮らしを守れ


新宿南口スタンディングに参加しました

2025-02-02 10:28:18 | 日記

 青空のなか、2月1日、11時からの新宿南口のスタンディングに参加しました。
 前日の1月31日が旧暦のお正月。沖縄では、今も旧正月を祝い、特に糸満など漁業を営むところでは、船に大漁旗を掲げ、安全を祈願します。
 今回のスタンディングでは、正月の「はちうくし]ということで沖縄出身の女性4人で「かぎやで風」を踊りました。あざやかな紅型の着物を着て、センスを手に「かぎやで風」の音楽に合わせて踊ります。道行く人々の注目の的でした。
 そして「1月29日から大浦湾への杭打ちがはじまりました。玉城デニー知事や沖縄の人々が反対するなかで、砂杭が撃ち込まれたのです。世界的にも希望の海と認定されている生物多様性の辺野古大浦湾の海が破壊されています。通りゆく皆さん、沖縄の現状に関心を寄せて下さい。」の司会の挨拶から始まり、リレートークが続きます。「先日、沖縄に行ってきました。5年ぶりぐらいに見た辺野古に驚き!木々が生い茂っていた森がはげ山になり、海には土砂が投げ込まれ埋め立てが広がっていました。怒りがこみ上げました」「沖縄の渡嘉敷からやってきました。前回もこのスタンディングに参加していました。小さな沖縄に米軍基地が70%以上。性暴力を含む基地被害に苦しんでいます。みなさんも抗議に声を上げて下さい」「2月6日に県民大会を開催したメンバーが要請行動で来ます。市民集会も計画されているのでご参加下さい」「圧倒的な米軍基地がおかれている沖縄。有害物質のピーフォス汚染も進んでいます。しかし、米軍は地位協定をたてに立ち入り検査さえ認めません。地位協定を改定すべきです」などの発言が続きました。
「座り決めここに」「はなぬかじまやー」を歌ったりし、最後にシュプレヒコールで終了。参加者は約60名でした。