11月20日、18時半、文京区民センターで「辺野古・大浦湾を埋め立てるな!今どうなっているの?11・20集会」に参加しました。
主催者あいさつのあと、現在の辺野古・大浦湾の動画が上映されました。青い海に鋼管杭打ちの状況や海中のサンゴや魚たちが泳ぐ様子が映し出されていました。ここに杭を打ち土砂が投入されるのか!と世界的にも貴重な生物多様性の海が破壊されるのか!と怒りが沸きました。
その後、「どんな生き物がいるの?」と、専門家の花輪さんが画像を使って説明。自然保護されている白神山地や小笠原諸島などよりも最も多くの海洋生物5334種もいること、3頭いたジュゴンも追い出し、鳴き声があっても調査しない、環境を守るべき検討委員会は、設計変更に携わっていた人や辺野古の工事業者から多額の資金を受けている人など「工事ありき」のメンバーが占めていることなど指摘しました。
続いて東京新聞の中沢さんが「軟弱地盤の工事の費用など」について話されました。公共事業ではありえない湯水のごとくの税金の投入、契約変更の乱発、公費膨張など問題にしました。現在、3500億円から9300億円を示しているが、政府自体、経費増額を予測しており、ずさんな工事だと問題にしました。さらに移設するはずの普天間基地の改良工事に217億円も使っており、米軍の本音もあり、地元でも懸念されているが普天間の居座りもありうるのではないかと指摘しました。
その後、地域で頑張っている4団体から発言が続き、11・30の国会前アクションへの参加の呼びかけもありました。最後に12月14日の「ことばは じんじけー」への参加要請と沖縄の女団協主催の「米への性暴力をゆるさない!基地はでていけ」の県民集会が12月22日開催されるので、呼応する集会を東京で開くので是非ご参加下さいと呼びかけがありました。
リーフレットやプラカードなど工夫を凝らして書く地域で辺野古新基地建設断念を求めていこう、またできるだけ辺野古の現場にもいこう!と呼びかけ集会は終了。寒い中、100人以上の参加でした。南部の会は、11月29日16時、大井町駅前で情宣活動をします。ご参加下さい。
11月11日、18時半からはじまる防衛省前行動に参加しました。
「辺野古の基地建設ヤメロ」「大浦湾の美ら海を壊すな」「沖縄の民意を踏みにじるな」「沖縄を軍事要塞化するな」などのシュプレヒコールで始まりました。(写真は、みんなで防衛省にレッドカードを突き付けているところです)
主催者の「大浦湾の軟弱地盤への杭打ちがはじまりました。しかし、理由は公表されていないが、現在中止している状況です。基地建設反対・戦争反対の沖縄のたたかいと連帯してともに頑張っていきましょう」の挨拶のあと、石垣島からの電話メッセージで、弾薬庫の建設や自衛隊駐屯地の拡張、島の祭への自衛隊が制服のままパレードに参加する状況など急ピッチで進む軍事化の状況が報告された。その後、ジュゴン保護を取り組んでいる団体、南部の会、個人からの抗議文が防衛省職員に手渡されました。そして国会包囲実行委員会から「11・30国会前集会」への参加の呼びかけなどリレートークが続きました。
以下、南部の会の抗議文を掲載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2024年11月11日
総理大臣 石破 茂 様
防衛大臣 中谷 元 様
官房長官 林 芳正 様
沖縄防衛局長 伊藤晋哉 様
与那国オスプレイ事故に抗議し、日米のオスプレイの飛行停止
琉球・沖縄列島を戦場とみなす日米共同軍事演習の中止・中国との平和外交を求める
沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
これまでで最大の日米共同軍事訓練「キーン・ソード25(10月23日~11月1日)」がカナダ軍やオーストラリア軍も参加して民間空港・港湾・公道・公園等も利用し、住民の暮らしを圧迫して行われた。
10月27日には軍事訓練に参加するために与那国島に飛来してきた陸上自衛隊オスプレイが与那国駐屯地で、機体の左翼下部を地面に接触させ、機体を破損する事故を起こした。昨年11月には屋久島沖で米軍オスプレイの墜落事故を起こしたが、原因究明の十分な説明のないまま、運航を再開させた。これまで何度も事故を起こしてきたオスプレイ。今度の与那国島での事故も、オスプレイの構造的欠陥=離陸時の強い吹きおろしの風(ダウンウオッシュ)が原因ではないかと専門家は指摘している。日本以外はどこの国も購入しない欠陥機オスプレイである。危険なオスプレイを米国自身、住宅の上や遺跡の上さえ飛行を制限しているのに、日本政府は与那国島はじめ沖縄・琉球列島では保育園や病院、住宅の上を自由に飛行させている。しかも与那国のオスプレイ事故をうけて、吉田圭秀統合幕僚長は11月7日の記者会見で「南西諸島の中央に置いて南西諸島全体をカバーできる。有用性は変わらない」と述べた。危険なオスプレイは「南西諸島」で飛行させ、「南西諸島」に住む人々なら危険にさらしていいという発言である!許せない!
日米共同軍事訓練は「台湾有事は日本の有事」とうたい米国の中国敵視政策で沖縄の島々から攻撃する実戦演習であり、それぞれの島々に暮らしている住民を再びイクサの巻き添えにする訓練である!台湾問題は日米ともに認めている「一つの中国」の国内問題である。米国の中国敵視政策の戦略にのって自衛隊の若い命を危険にさらしてはいけない。中国とは平和外交すべきである。日本国憲法には「武力で国際紛争を解決してはならない」と書かれており、いかなる紛争も武力を用いてはならない。また、圧倒的基地を沖縄に押し付け、兵隊の性暴力を含む事件・事故を多発させている現状は沖縄差別である。少なくても他県同様の基地面積に縮小し、基地軍隊による被害を防止すべきである。私たちは沖縄を軍事要塞化し、戦場とみなす日米の軍事訓練に満腔の怒りで抗議し、安全で平穏な暮らしを求めて、以下、要求する。
1、 住民を危険にさらす日米の構造的欠陥機オスプレイは即刻飛行停止せよ
2、 沖縄の島々を戦場とみなす日米共同軍事訓練を中止し、中国とは平和外交を行なえ
3、 沖縄県を再び戦場にしてはならない!沖縄県を日本の防波堤にするな
4、 沖縄県の民意を踏みにじるな!沖縄県の自治権を侵害するな
5、 「命こそ宝」の沖縄県の島々を軍事要塞化するな
6、 沖縄の人々の人権が侵害されている不平等な日米地位協定を改定しろ
7、 事件・事故・性暴力を犯した米兵を起訴前でも日本の警察に引き渡せるようにすること
11月7日、「与那国のオスプレイ事故に抗議 与那国を戦場にするな!」の防衛省前行動に参加しました。
戦争を想定したこれまでにない大規模な日米共同演習キーン・ソード25が10月23日から11月1日まで琉球・沖縄列島、奄美大島、馬毛島を中心に全国で行われました。日米の兵士4万5千人、艦艇40機、軍用機370機が参加する大規模演習にオーストラリア軍やカナダ軍も参加し、対中国戦争の想定したものです。その演習中の10月27日に陸自のオスプレイが与那国で離陸しようとして、ぐらつき左翼下部が地面に接触する事故を起こした。オスプレイはこれまでも構造的欠陥が指摘されており、オスプレイを購入しているのは日本のみ!米国自身、米国での飛行訓練では住宅や遺跡の上さえ飛ばないのに、沖縄では自由自在。
事故は与那国から負傷兵を那覇の陸軍病院に運ぶ訓練であったという。与那国の市民が軍事訓練に反対している最中の事故に怒りの抗議の声をあげ、軍事演習の中止やオスプレイの飛行停止を要求していた。それに呼応した防衛省前の抗議行動であった。主催者あいさつでは、与那国出身の方が「政府はやりたい放題与那国で軍事化をすすめている。町長を取り込み、与那国は戦争の防波堤にされており、住民避難がうたわれ、島まるごと基地化しようとしている。全くと言っていいほど実態が報道されないが、ともに声をあげていただきたい」と訴えた。そして、防衛省への「事故に対する抗議・与那国を戦場にするな・・」の抗議文を読み上げ、防衛省職員に手渡した。次にうるま市の照屋さんは「沖縄でも防衛局前で抗議行動があった。戦争反対・軍事演習反対の声を共にあげていこう」と電話メッセージがあり、東部の会からは、与那国に行ってきた報告、練馬からは防災に名を借りた軍事演習や軍事パレードなどが行われているという地域の実態などが報告された。
オスプレイ飛ばすな!与那国を戦場にするな!軍隊は住民を守らない!などシュプレヒコールで終了。北風の1号の吹く寒い日でしたが、本当に緊急な呼びかけでしたが、約40人がかけつけた。
台風の影響もあり断続的な雨が降るなか、スタンディングの用意がはじまりました。ちょうど11時ごろ、小雨模様になりスタンディング決行。
司会は道行く人にやさしい語り口で「青いチラシは日本語版、黄緑色のチラシは英語版、どうぞ受け取って下さい。沖縄に関心を寄せて下さい」と呼びかけました。そして「ちんぬくじゅうしー」など沖縄の童謡を歌ったりしながら、リレートークがはじまりました。
「沖縄の辺野古大浦湾の杭うちをやめさせよう」「米軍基地がある限り、女性や子どもたちへの性暴力は続く!沖縄への圧倒的米軍基地集中は差別です」「講談社「島耕作」の辺野古デマは許せない。作者の弘兼さんは防衛相の広報アドバイザーで、今度のデマは意図的なものだ」「沖縄戦から来年は80年だ。日米はいつまで沖縄を軍事基地にするつもりか。中国敵視政策で戦争をもくろんでいます、みなさん、抗議の声を上げて下さい」などの発言が続きます。北海道から来た方も沖縄への思いを語りました。
途中から雨がやみ、やっとチラシの受け取りがよくなり、少しずつ受け取る人が増えてきました。チラシは「『島耕作』の作者 弘兼氏は『防衛省のアドバイザー」作品で『辺野古の抗議者は日当をもらっている』とデマを書く」が表題で、防衛省と一体となって辺野古新基地建設を進めるということへの抗議の内容になっていました。
雨の降りしくる中、駆け付けてくれた参加者は60人余でした。お疲れさまでした。
青空のもと八潮公園で開かれた「だれもがともに 共生共走マラソン」に参加しました。コロナ禍を経て3年ぶりに開催された共生共走マラソン。10時35分の開会式で「今年25年目となる共生共走マラソンは性別や障がいの有無や民族、国籍を問わずだれもが参加・交流できる地域を目指して発足しました。しかし、現在の日本は様々なヘイトが社会の分断をまねき、厳しい状況で課題は山積していますが、ともに共生を掲げた私たちの役割は重要性を増しているのではないでしょうか。今日はともに楽しい一日を過ごしましょう」と挨拶され、まず地元の八潮太鼓の演奏がはじまりました。品川の副区長さんの挨拶もあり、ハーモニカやギターの演奏や口笛、ロックなど続き、レラの会のアイヌの舞踊が披露され、最後は照屋三線ファミリーのサンシンで盛り上げ、終了。そして閉会式でマラソンに挑戦したグループをそれぞれ表彰されました。
南部の会はブースのなかでジュゴンのマスコットや袋など販売。埼玉から来た方は地域に基地があり、練馬の人たちとともに土地規制法反対の取り組みもやっていると話された。いつも総がかりや沖縄のたたかいに参加している人も顔をだし、「今日はマラソン頑張る」と張り切っていました。なじみの顔が何人もいていっしょに踊ったり、楽しいひと時でした。保育園児から年配まで多くの人が参加していました。(写真はレラの会の踊り・南部の会ブース)