9月28日、在日韓国YMCAアジア青少年センターで「琉球人遺骨返還請求訴訟を支える会/関東」結成の集いが開催された。
百按司墓などの映像上映のあと、支える会の結成集会に至った経緯など主催者が挨拶。
そして、原告団長の松島さんが「提訴後も琉球差別を止めない学知の植民地主義との闘い」について講演された。第3回の口頭弁論までの裁判の経緯とともに7月22日の不当極まりない日本人類学会の「骨は国民の財産だから京大で保管するように」という要望書への抗議、日本国家による琉球への植民地支配や歴史的・構造的差別の立証化に向けての合宿の内容など詳しく話された。そして、この訴訟の闘いは、今日の辺野古の問題とも繋がっている。ご先祖の遺骨を墓に戻し祭祈を行いたいという人間としての当然の権利を踏みにじる政府や大学の差別と人権無視の植民地主義との闘いである。この脱植民地化の闘いに参加してほしいと訴えた。
その後、結成趣意書や規約、役員など大きな拍手で承認され、関東の地でこの闘いを支援し、なんとしても勝利していこう!と結成宣言がなされた。そして、共同代表の上村さんがともに琉球民族の権利を勝ち取っていこうと呼びかけ、解放同盟、関統連の連帯の挨拶が続いた。
最後に、行動提起がなされ、結成集会は成功のうちに終了。80人の参加でした。
南部の会も「遺骨は祭祈継承者に戻すべきであり、差別的対応に終始する京都大学や人類学会は許しがたい」と賛同団体になりました。支える会とともにたたかっていきましょう。
2015年9月19日に安保関連法案が強行採決で成立して4年。
以来、その廃止を求めて毎月19行動がはじまって今日で48回目。3000人が結集した。
主催者挨拶は「5兆3千億円をこす防衛予算、憲法違反の「いずも」の空母改修やイージスアシュアなど専守防衛を大きく逸脱する安倍政権を市民と野党一体となり、この次の衆議院選挙では必ず倒そう!」と訴えた。
その後、立憲民主や国民民主、共産党、社民党に続き、市民団体の発言があった。千葉のママの会からは「平和憲法をもつ日本で立て続けに武器の見本市が開かれている。11月にもあらゆる武器の見本市が予定されており、ともに抗議の声をあげてほしい。ネット署名にも協力してください」との挨拶や、憲法学者の清水さん、安保法制の裁判をたたかっている女の会、宗教者などからの発言が続いた。3人の無罪をつげた東電の裁判への怒りの発言も続きました。
最後は、高田さんが10月4日の臨時国会に合わせ12時、10月19日は3時からの集会の行動提起をされ、シュプレヒコールのあと集会終了。
先の戦争もそうだが、この国は組織のトップが責任を取らない!暮らしを破壊し、命を奪っておきながら、ぬくぬくと暮らすトップに限りなく怒りが湧く!今日は、沖縄でも「関与取り消し訴訟」の裁判があり、玉城デニー知事の意見陳述があった。証人尋問もなく10月23日に結審通告!三権分立の公平公正な裁判が保障される国にしていかねばならぬ!三権一体の忖度裁判を許してはならぬ!
朝、10時すぎまで土砂降り。どうなることやらと思いつつ、代々木公園に出かけた。午後になると雨もやみ、ほっ。
けやきどおりに出店している解放同盟のブースの一角に、私たち南部の会のコーナーをつくってもらいました。
56年もの間、無実を訴え続けている狭山事件のチラシや10月10日の人権のつどいの案内のチラシ、辺野古新基地建設断念を求めるチラシを配布しました。
また、ジュゴン親子の袋やジュゴンのマスコットなど販売。
1時半、集会が開催され、主催者挨拶を落合さん、フクシマ原発原告団支援の会など続き、沖縄からは木村さんが発言「今、安倍政権は沖縄の民意を踏みにじり、抗議する市民を弾圧しながら、基地建設を強行している。違法な土砂の投入や90メートルにおよぶ軟弱地盤に7万7千本の砂杭、二つの活断層に挟まれた弾薬庫の改修工事など、しかも国内の主要13空港なみの大震災対策もせずに、危険極まりない辺野古新基地建設を強行している。安倍政権のこのような県民の民意を踏みにじる暴走を許してはならない。引き続き、皆様方のご支援をお願いします」と訴えた。
高校生の平和大使や総がかりからの福山さんのあいさつのあと、鎌田さんが「原発は人間の尊厳を踏みにじる。倫理的にも許されない。さらに力を結集し、頑張っていこう!」と閉会の挨拶。その後、デモに出発。「原発はいらない!」「再稼働許すな!」「国と東電は責任をとれ!」・・・・街ゆく人たちに訴えました。
参加者は8000人と発表。
去る8月27日、午後5時半ごろ、普天間基地所属の大型ヘリCH53Eの貨物室のプラスチック製の窓が沖縄県の東海岸沖8キロの地点に落下したと、二日後の8月29日に防衛局から沖縄県や嘉手納町や北谷、沖縄市などに連絡してきた。
報道によれば、米軍は翌28日に日本側に伝え、日本側はその翌日に沖縄に伝えたという。なぜだ!なぜ、まる二日も知らせぬ!
1997年の日米合意により米軍機の部品落下が発生したとき、日時や場所、被害の有無など迅速に伝えることになっている。のに、全く守られていない!しかもCH53Eのヘリは、普天間第二小や緑が保育園、高江の牧草地への不時着炎上、今年の6月には浦西中学校にも部品を落下させている。
老朽化の上に整備不良が指摘されている問題の大型ヘリである。そんな危険なへりが、沖縄県民の上空を飛び交っているのである。許せるか!
南部の会は、日米に抗議文を送りつけた!
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2019年9月3日
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
防衛大臣 岩屋 毅 様
沖縄防衛局長 中嶋 浩一郎 様
沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
東京都港区芝・・・・・・・・
CH53Eヘリの窓落下に抗議し、危険な普天間基地は直ちに運用停止せよ
去る8月27日午後5時半ごろ、またもや普天間基地所属の大型ヘリCH53Eの機体の貨物室のプラスチック製の窓(重さ1キロ・縦58センチ・横47センチ)が沖縄県の東海岸沖8キロに落下する事故がおきた。沖縄防衛局が沖縄県や北谷町や嘉手納町、沖縄市などに知らせてきたのは、落下事故が起きてまる二日後の8月29日の夕方である。幸いにも被害がなかったとはいえ、丸二日たってからの沖縄県への連絡はあまりに遅すぎる。事故の原因も明らかにせず、再発防止策もたてないまま、訓練が続行されており、沖縄県民の命をなんだと思っているのか、怒り心頭である。しかも、CH53Eの部品落下は今回だけではない。普天間第二小学校の運動場への窓枠落下、緑が丘保育園への円筒形の部品落下、さらには高江の民間の牧草地への不時着炎上、今年の6月には浦西中学校への部品落下があったばかりである。そして、今回の窓の落下事故、しかも県への連絡は2日後!ふざけるな!といいたい!
1981年から運用がはじまったCH53Eは老朽化がすすみ、2018年度の航空計画で「安全基準の整備が標準化されていない」と整備体制の不十分さが指摘されている。老朽化したヘリが整備不良のまま、沖縄県民の上空を飛び交っているわけだ。原因究明と実効性ある対策を講じるために、1週間ほど飛行停止させて調査するべきと要求する沖縄県に対し、岩屋防衛大臣は被害がないから、米側に飛行停止はもとめないそうだ。事故を起こした米軍に対し、原因究明どころか調査もしない、しかも要求すらしない政府の在り方は、沖縄県民の命を軽んじており、断じて許すことはできない。
日米の合意では、米軍機の部品落下などの事故が発生すれば、日時、場所、被害状況、危険性残存の有無など米側が日本側に迅速に伝えることになっている。今度の東海岸沖8キロの窓落下も定かではないそうだ。普天間基地に戻って来て、はじめて窓の落下を確認したので、海ではなく、陸上だったか、発生場所は不明だという。
沖縄県は事故のたびに抗議をし、原因究明や再発防止策の徹底を求めてきたが、頻繁に繰り返される事故はまさに非常事態である。
安倍総理は普天間基地の5年以内の運用停止を約束し、2月には実現するはずであったが、その約束を反故にした。100デシベルを超える爆音や有機フッ素化合物の汚染など基地から派生する被害は、今や、受忍の限度を超え、子どもたちはじめ、沖縄県民の命をむしばんでおり、世界一危険な普天間基地は即時運用停止すべきである。私たちは、沖縄への米軍基地の過重負担・自由使用がもたらす墜落・部品落下事故等に満腔の怒りで抗議し、子どもたちの命・県民の命と暮らしを守るために、以下のことを要求する。
1、事件事故あるときは直ちに沖縄県や関係市町村に連絡せよ
2、部品落下の原因究明・実効ある再発防止策を講じること
3、老朽化したCH53E大型ヘリの飛行停止
4、普天間基地の即時閉鎖・県外移転
5、辺野古新基地建設の断念
・・・・・・・同じ抗議文を、駐日大使館・在日米軍・在沖米軍4軍調整官にも送った。