沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

港区の「注視区域指定」についての回答がありました

2024-02-21 10:39:48 | 日記

 昨年の12月26日に、内閣府から土地規制法第4弾の注視区域・特別注視区域の指定が発表され、その中に港区南麻布の米軍基地の周辺1キロも注視区域の指定候補になりました。
 一か月における意見集約を経て、正式に指定されることになっています。指定されるとそこに住んでいる住民はもちろん、関係する人まで監視されます。私たちは、地域の6団体によびかけ、計7団体(全国一般南部支部・人権の21世紀をつくる文化の集い実行委員会・戦争させない1000人委員会・全芝浦屠場労組・部落解放同盟品川支部・東京都退職教職員協議会・沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会)で、港区に要請文を提出しました(1月20日のブログを参照)。それに対し、2月15日に港区が文書で回答しました。
 それによれば、12月26日に内閣府から、港区に意見聴取に関する通知があり、指定区域図については適切に回答し、あわせて区民の基本的人権やプライバシーへの影響を考え、区民の理解をえるよう情報提供等の配慮をもとめる7項目の意見書出したそうです。港区の区民が安心してくらせるようと左記の7項目にわたる意見書です。回答の文書は表紙と7項目の内容の2ページですが、表紙ははぶき、2ページの7項目を写真で示しました。


「琉球遺骨返還訴訟報告会」に参加しました

2024-02-19 11:57:46 | 日記

 2月18日、渋谷勤労福祉会館で開かれた「琉球民族遺骨返還訴訟の判決の意義と今後の返還運動」の集会に参加しました。
 裁判は戦前に今帰仁の百按司墓(むむじゃなばか)から盗まれた遺骨が保管されている京都大学への返還を求めて2018年12月の京都地裁への提訴から5年間の裁判闘争の結果、2023年9月22日の大阪高裁の判決で敗訴したものの「琉球の先住民族の遺骨を本来の地へ返還すべき」の付言を勝ちとったものです。
 「訴訟で問われた植民地主義と人種(民族)差別」と題して弁護士の丹羽雅雄さんが裁判の経過と判決ー付言の意義について話された。「今後は、これらの経過を書籍にして多くの人に読んでもらい、マジョリティのヤマトの私たち一人一人の課題として引き続き、遺骨返還を拒む京都大学への返還要求の取り組みをすすめていこう」と提起された。
 そして、弁護団長の松島泰勝さんが「琉球遺骨返還運動の現在と展望 人間性の回復をめざして」のテーマで訴訟せざるを得ない状況ににまで至った京都大学の差別的対応や裁判の弁護士二人以外は全く出廷しないあり方への問題など話され、世界の人権潮流に背を向ける日本の国や大学の対応を批判した。遺骨の返還どころか「遺骨を見せてほしい」の要望すら拒否する、現在も続く沖縄・琉球への植民地支配を糾弾した。
 最後に参加者全員で「引き続き、京都大学への遺骨返還をもとめていこう」と確認し、終了しました。約80名ほどの参加でした。


土地規制法「第7回市民と議員のヒアリング」

2024-02-17 15:02:34 | 日記

 2月16日、衆議院第二会館で「土地規制法 第7回市民と議員の共同ヒアリング」が開催されました。内閣府の土地規制法担当5人が出席。質問事項は18項目で、その内容は参加者に配布、共有されるなかで質問、担当官が答えるという流れでした。
 前回質問で持ち帰りとなっていた「神の島 久高島の注視区域指定」につての質問からはじまりました。島全体が、久高島の字の所有で「個人の私有地がない」状況で「阻害行為があればすぐにわかる」のに注視区域に指定する理由はなにか。指定する前に二人の調査官が島に行き、調査をしたというが、島の人だれにもに連絡なしで隠密に調査するのかの質問にも、連絡せずに調査したと答える。シュワブのゲート前や普天間基地の騒音測定や監視なども阻害行為になるのか、の質問にも「個別具体的なことには答えられない」と回答。これまでの区域指定で「勧告」はあったのか、の質問には「なかった」そうだ。2時間のヒアリングでしたが、ほとんどが「個別具体的なことには答えられない」とのらりくらりに終始。情報受付窓口の人数についても持ち帰った後日文書回答。「勧告」に対する異議申し立てについては、前回「行政不服審査法」で申し立てられたが、今回の回答では、否定。反論の異議申し立てすらできないという。
 ヒアリング後に、参加者で意見交換。特に、部落解放運動をしている仲間から、戸籍や住所などのネット公開などの部落差別の実態が報告され、監視され戸籍ふくめ個人情報が調査されることの差別排外主義の恐怖が訴えられた。また。普天間爆音訴訟団のなかの中国籍の方もおり、外国籍への監視強化の可能性に不安をうったえているとリモートで沖縄現地からありました。経済安保のセキュリティやレジタル法含め土地規制法の暴走を許さない取り組みを進めていこうと確認し、最後に「3月17日の『土地規制法 あなたも監視対象」の集会への呼びかけがありました。50名の参加でした。


「陸自の靖国・宮古神社集団参拝に抗議する」に賛同しました

2024-02-10 18:51:08 | 日記

 去る1月9日に陸上自衛隊員らが靖国神社参拝のニュースにびっくりしていたら、10日に沖縄宮古神社を公用車を使って集団参拝していたニュースが報道された。
 国家神道体制のもとで、侵略戦争を繰り返した帝国日本を彷彿させた。「台湾有事・中国敵視」を前提とした沖縄・琉球列島のミサイル部隊等の軍事要塞化がすすめられている状況で「戦争に反対」している私たちの危機感を増幅させた靖国参拝である。1974年の防衛省事務次官通達や憲法の政教分離の原則にも反するもので、「平和をつくり出す宗教者ネット・日本カトリック正義と平和協議会・平和を実現するキリスト者ネット・基地のない沖縄をめざす宗教者の集い・ミサイル基地はいらない宮古島住民連絡会」の5団体が抗議の共同声明を出した。戦争のための基地建設に反対している南部の会も賛同しましたので報告します。


「沖縄南部の遺骨土砂を新基地の埋めたてに使うな」の防衛省交渉

2024-02-07 12:13:09 | 日記

 2月6日、衆議院第一会館で「沖縄南部の遺骨の入った土砂を新基地の埋めたてに使うな」の防衛省交渉に参加しました。ガマフヤーの具志堅さんや北上田さんはじめ、遺族の方々や防衛省交渉への賛同団体など100人以上の参加者で会場は満杯でした。
 はじめに「戦没者の遺骨の入った土砂を新基地の埋め立てに使うな」の64688名の署名を防衛省職員に手渡しました。「犠牲者の遺骨の入った土砂は使わないとの回答をもらうために今日は沖縄から来ました」との具志堅さんの発言ではじまりました。しかし、防衛省は「苦難の沖縄の歴史を踏まえ、誠心誠意取り組んでいく」と答えるばかりで「遺骨の入った土砂は使わない」と決して言わない!土砂には防衛省自身が「黒石岩ズリ」を使うと申請書に書いているが、沖縄南部の石灰岩は「白石岩ズリ」である。防衛省自身が矛盾しているのではないか。「土砂調達」ははっきり場所を書くべきだが、防衛省ははっきり場所を書いていないなど矛盾だらけ。また最後に、今、問題になっている海上ヤードの環境保全の事前協議について「2年も海中に土砂を投入し続ける海上ヤードを本当に撤去できるのか。撤去は不可能であり、事前協議の対象である。県も事前協議を要請しているのにこたえるべきではないか」など追及。防衛相はまともに答えることなくのらりくらり。会場からヤジが飛びました。「南部の土砂には、米軍人220名の行方不明者もふくまれるが、承知しているのか」の質問にも全く答えられず、この件は質問事項にないなどと逃げ口上であった。12時から14時までの交渉だったが、1時間近く大幅にオーバーして、次回までにちゃんと答えるようにと要請して終了しました。(白石岩ズリは、沖縄本島南部の石灰岩で、北部と違って柔らかい。北部のは古く、南部のは新しい石灰岩だそうです)


新宿南口のブルーアクションに参加しました

2024-02-04 13:21:26 | 日記

 2月3日、オール沖縄会議の県民大行動に呼応して開かれている新宿南口のスタンディングに参加しました。日差しがポカポカ照り付け、ちょっと風はあるもののスタンディング日和の穏やかな日でした。しかし、いつもの定番の場所に、なんと日の丸を掲げて、マイクでスピーチしている男性の姿が・・・・場所をちょっと移動しようという声もあったが、2~3メートルほどずらして、決行! しばらくすると日の丸とマイクの男性もいなくなりました。
 そしていつものように道行く人に、沖縄で行われている「代執行」の不当性についてアピール。B4半分の簡易チラシとその英訳したチラシを配布。通りゆく女性が「写真をとらせて」と近づいてきた。一緒に参加している仲間が身に着けているスカーフが、ガザの名産だとのこと。友達もガザのスカーフと知っていて首に巻いていた。女性は、ガザ出身で、今はアメリカに住んでいてアメリカ人とのこと。故郷のガザのスカーフがうれしくて写真を撮らせてと近づいてきたのだ。仲間が言うにはガザとは「ガーゼ」からきた名前で、ガーゼはガザの特産だという。その女性に、英語のチラシをわたし「イスラエルのガザの虐殺許さない」とお互いにハイタッチ。うれしい一コマでした。
 日本語のチラシは400枚、それを翻訳した英文チラシは150枚、配布しました。いつものようにエイサーあり英語のスピーチありで、参加者は約70名でした。
 70%以上の米軍基地を押し付けていながら、沖縄の民意を押しつぶし「代執行」で5300種以上の世界的にも貴重な大浦湾の海に土砂を投げ込む! 絶対に許さない!沖縄とともに声を上げ続けていくことをみんなで確認したスタンディングでした。