沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

「1・27 建白書10年 日比谷野音集会」に参加しました

2023-01-30 11:22:33 | 日記

 1月27日、冷たい雨のふるなかで「1.27『建白書』10年 日比谷野音集会」が開催されました。参加者は約800名。
 2013年1月27日に沖縄の41市町村の長や議会議長など沖縄のすべての総意にもとづく「建白書」をもって140人が上京。沖縄県民集会実行委員会主催の日比谷集会に4000人が参加し、集会後、故翁長知事を先頭に銀座デモを行った。その時に沿道から「国賊」「中国に帰れ」などのヘイトスピーチを浴びせられ、それが沖縄自民党の幹事長までした翁長さんが自民党とたもとを分かち、オール沖縄結成につながったと言われている。命をかけた翁長さんの遺志を引き継ぎ、玉城デニー知事が再選を果たし、現在、頑張っています。
 建白書は、オスプレイ配備反対・普天間基地の撤去・県内移設反対の内容だったが、翌日に手渡された安倍首相は全く無視!県民が何度反対の民意を示しても、辺野古新基地建設工事は反対市民を弾圧して強行されている。
 集会には、オール沖縄事務局長の福元さんが駆けつけ、軍事要塞化され、戦争の最前線にされている沖縄の現状を報告し、現在取り組まれている辺野古新基地建設断念を求める署名の取り組みを訴え、玉城デニー知事がビデオメッセージで沖縄への支援を訴えた。そして、ジャーナリストの金平さん、ルポライターの鎌田さん、哲学者の西谷さん、県民投票の元山さんがそれぞれスピーチ。西谷さんは「建白書は戦争を止める楔である。楔を強固し、辺野古新基地建設を止めることが戦争を止めることにつながる」と話された。全水道の菖蒲谷さんがピーフォス問題、緑が丘保育園の元父母の会役員の明さんが子どもの命を守るために基地の撤去をそれぞれ訴えた。その後、10年前と同じ、銀座デモへ出発。
 国会請願の辺野古新基地建設断念を求める署名を一人でも多くの人に訴え、辺野古の工事阻止につなげていかねば、と決意を固める集会でした。
 冷たい雨のなか、お疲れ様でした。


今年最初の新宿南口でのスタンディングに参加しました

2023-01-08 11:03:35 | 日記

 1月7日11時、おだやかな日差しの中で新宿南口でのスタンディングが行われました。ちょうど同時刻、シュワブゲート前ではオール沖縄の国会請願実行委員会結成集会が開かれており、それに呼応する新宿でのスタンディングです。
 まず、主催者から通りゆく人々に、米軍基地70%が押し込められ基地被害に苦しむ沖縄の状況が訴えられ、これ以上の基地はいらないという沖縄の声を国会に届けようと国会請願署名へのご協力を!と呼びかけられました。つぎつぎに参加者から「私たち一人一人の署名を通して、国会に辺野古新基地建設断念を求める声を届けていきましょう」とのアピールや、沖縄の「チンヌクジューシー」「あんまーまーかいが」など沖縄のわらべ歌がうたわれ、そして、エイサー部隊の踊りなど披露され、通りゆく市民の注目が集まりました。また、故郷沖縄の生きるための水や土壌まで米軍由来のフッ素化合物ピーフォスで汚染されているとの怒りの訴えもありました。
 そして「辺野古新基地建設断念を求める署名にご協力を!」と書いた紙をはりつけた署名板を持った人が8人、署名の取り組みを訴え、チラシを配りました。かなり多くの方の署名が得られ、また、外国の方も何人か署名してくれました
 そして最後の「辺野古新基地建設反対」「沖縄を戦場にするな」「軍事要塞化反対」「命どう宝」「沖縄に連帯して頑張ろう」などシュプレヒコールで終了。約100名の参加者でした。


「安保関連3文書」撤回を申し入れました

2023-01-07 11:12:49 | 日記

 1月4日、今年最初の防衛省前行動(辺野古実主催)に参加しました。6時半から1時間のスタンディングでしたが、かなり寒さがこたえました。
 沖縄からの電話メッセージは、山城さんでした。「安保3文書が閣議決定され、沖縄が戦争の最前線たたされている。台湾有事をあおり、中国敵視政策のアメリカと一体となり、日米による戦争の実戦訓練がされている・・・ともに戦争反対の声をあげていこう!引き続きのご支援をお願いします」と沖縄の危機的状況を話された。また、沖縄糸満の魂魄の塔の前で行われた「戦没者遺骨の尊厳を守る集会」の様子を宗教者ネットの方が報告。そのほかにも市民団体の報告が続きました。
 昨年の12月16日、敵基地攻撃や軍備増強など盛り込んだ「安保3文書」が閣議決定され、5年間で43兆円もの防衛予算を組み、コロナ禍や物価高で厳しい暮らしを強いられている私たちから税金として徴収するという。しかも沖縄を戦場とするこの3文書、許せるわけがない!南部の会は安保3文書撤回を求める申し入れ書を防衛省の担当職員に手渡しました。総理大臣や官房長官、沖縄担当相には1月5日、郵送しました。写真のプラカードは「沖縄を戦場とする安保3文書撤回しろ」です。
 以下、申し入れ書です。

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                            2023年1月4日
内閣総理大臣 岸田文雄 様
内閣官房長官 松野博一 様
防衛大臣   浜田靖一 様
内閣府特命担当大臣 岡田直樹 様
     
    沖縄を戦場の危険にさらす「安全保障関連3文書」を撤回せよ

                 沖縄のたたかいに連帯する東京南部の会                 
                      
 政府は国会の審議もせず、国民の意見も聞かずに2022年12月6日に安全保障関連3文書(以下、3文書)を閣議決定した。23年度から5年間の防衛費は約43兆円と膨大に増額し、財源確保に増税をするという。12地対艦誘導弾の改良など1千キロをこえる長距離ミサイルを開発し量産化を図り、与那国島・石垣島・宮古島・沖縄島・馬毛島など南西諸島に配備し、他国のミサイルを迎撃するだけでなく、敵基地中枢まで攻撃する巡航ミサイルまで配備するという。さらに報道によれば、沖縄など南西諸島が侵略されたことを想定し、音速の速さで飛ぶミサイルで本土等遠方から打ち込み防衛する計画だそうだ。南西諸島が戦場となることを想定され、実際、実戦を想定した訓練が行われ、民間港や空港、公道まで装甲車が走るような事態である。中国を刺激し、住民を標的にさせるこの訓練は人々を恐怖に陥れている。地域で生きぬくことすら奪うのか!と再び沖縄を「捨て石」にするこの「3文書」に怒りがわく!直ちに撤回すべきである!
 「台湾有事は日本の有事」と中国脅威論をあおり、あたかも中国が攻めてくるかのように喧伝しているが、本当にそうなのか。2012年の尖閣諸島国有化を契機に中国海警局の船舶の領海侵入が続いているというが、50年前「尖閣問題は棚上げ」で中国と合意、国交を正常化し平和条約を結んだ経緯を忘れたわけではなかろう。中国敵視政策をとっているアメリカのペロシ議員がなんでわざわざ台湾を訪問したのか。アメリカも日本も「台湾は一つの中国」と認めており、台湾問題は中国の国内問題であり内政干渉すべきでない。「台湾有事・中国脅威論」をあおることで、台湾に大量の武器を売りつけ、大儲けしているのはどこの国か。日本もアメリカから大量の武器を買い込み、今や世界9位の軍事大国だ。その上、3文書によって世界第3位の軍事大国になるそうだ。
 敵基地攻撃能力・防衛産業の育成・学術研究などの3文書は明らかに憲法違反である。憲法9条は「国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はそれを認めない」と記されている。平和条約を結んでいる隣国・中国とは平和外交に徹すべきであり、膨大かつ無駄な軍事費はコロナ禍で苦しむ貧困対策に使うべきであることは論をまたない!
県民の暮らしや命をどのように考えているのか。先の沖縄戦のように再び国策の犠牲にし、地獄のようなイクサ場にするつもりか!軍事要塞化・ミサイル配備など沖縄への植民地支配・差別支配は即刻止めるべきである!私たちは沖縄・琉球列島にトマホークなどの長射程距離ミサイルを配備し、沖縄を再び戦場にすることを前提とした「安全保障関連3文書」の撤回を求める!