故翁長知事は、15年の辺野古反対県民大会で「うちなんちゅ うせーてぃや ないびらんどうー」と日本政府・日本国民に向かっていい放ち、うちなんちゅの心をわしづかみにした。会場はどーっとどよめき、割れんばかりの拍手は収まらなかった。翁長さんの思いは、確実にデニーさんに引き継がれ、今、県民帳票の結果で、沖縄県民のゆるがぬウムイが改めて示された。
沖縄県民の総意を示した13年の「建白書」から、今日に至るまで、沖縄は「普天間返還・辺野古NO」の民意を示し続けてきた。それを無視してきた日米両政府と日本国民の無関心が辺野古新基地建設の強行を許してきた。
日米安保条約を圧倒的に支持する日本国民は、日米安保に伴う米軍基地を自分たちの地域に置くことは拒否し続け、琉球国だった沖縄にのみ押し付けてきた。
安全保障は国の専権事項ならば、米軍基地は、各都道府県全体で考えるべきであろう。0.6%の沖縄に70%以上の米軍基地を押し付けて、さらに200年対応の基地を造ろうなんて、許されない!
県民投票の結果が示された。投票率 52.48%
新基地建設反対 72% 43万4273票 有権者4分の一超の37.65%
新基地建設賛成 19.1% 11万4933票
どちらでもない 8.75% 5万2682票
県民投票条例で「結果を尊重」し、日米両政府への通知を義務づけた全投票資格者数の4分の一を大きく上回る37.65%=辺野古新基地建設反対を獲得した。
玉城知事は、投票結果をうけて「全身全霊で基地建設阻止へむけて頑張る」ことを表明した。
日米両政府は、この民意の結果をうけて、直ちに普天間基地の返還・新基地建設を中止せよ!
いよいよ、辺野古新基地建設を巡っての県民投票が明日に迫ってきました。
現地では「沖縄の未来をきめよう」「子や孫に平和な沖縄を」「反対に〇を」などのぼりをかざして、県民投票に行こうと必死の呼びかけがなされています。祈るような気持ちです。
政府は「県民投票の結果如何にかかわらず工事を進める」と民主主義を踏みにじる発言が続いています。許せません!
当面の予定です
当面の予定です
* 2月25日(月)14時~軟弱地盤やサンゴなど防衛省交渉(北上田さん他)参議院会館B109
* 2月27日(水)14時~住民訴訟証人尋問 高裁前
* 3月3日(日)14時 渋谷勤労福祉会館「日米合同委員会の研究」の著者・・・吉田敏浩さんに聞く
* 3月16日(土)14時 県民投票を黙殺するな!官邸前アクション
* 3月19日(火)18時半 議員会館前 総がかり行動
* 3月21日(木)11時~代々木公園 反原発全国集会
* 4月 5日 (金)18時会場・18時半開始 大井町駅東口きゅりあん「ぬちがふう」上映会
できる範囲でご参加ください。
2019年2月18日は「普天間基地の運用停止」の日であった。
2013年12月、当時の仲井真県知事が辺野古の埋立て承認の見返りに、政府は「普天間基地の運用停止」を約束し、全力で取り組むと閣議決定までした。その運用停止の日が、今日の2019年2月18日であった。しかし、政府はアメリカと協議どころか、全くの「ハナシクアッチー」(話のごちそう)、嘘。口を開けば「普天間の危険性除去」というが、まっかなウソである。
普天間基地は、米軍が8800人の住民を追い出して、世界で最も危険な基地を米軍は、違法に造った。世界中どこさがしてもあり得ない危険極まる基地である。オスプレイが住宅や保育園や学校や病院や・・・自由自在に飛び回っているのだ。沖縄の人々の命は危険にさらされ続けている。政府は、やれることはすべてやると約束した普天間基地の運用停止を実行せよ!約束したことを守れ!
そして今日、2月18日は総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」が「防衛省が『私人』に成りすまし、同じ内閣の国交相が辺野古埋め立て撤回の効力を停止させたことは、行政不服審査法の悪用であり、違反である」と訴えた県の審査申し出を門前払いした。係争処理委員会は公平公正な審議をしたのか。政府の方針通りの結論ありきなのか。
一体、防衛省=防衛局は「私人」であろうか。「私人」であるわけはない。「私人」が米軍基地は造らない!「私人」が「外交上防衛上の不利益、日米の信頼関係」などとはいうはずがない!防衛省は国の機関であり、国民や私人を守るための「行政不服審査法」を使っての国土交通相「県の埋め立て撤回の効力停止」は違法である。同じ内閣の防衛省と国土交通省、総務省の茶番である。
沖縄は日米の植民地ではない!無法状態のような沖縄弾圧!許されないよ!
2月15日、一時は雪が降り、どうなることかと思ったが、夕方には上がり、全く支障がなく上映会を開始することができました。
どれだけの人が来て下さるか・・・心配でしたが、「大井町でのチラシを見てきた」という人もおり、うれしくなりました。多くの人が来て下さり、会場は満席、90名の参加でした。ありがとうございました。
映画は、陸軍中野学校の特務機関が16歳から17~8歳ほどの少年たちを護郷隊として組織し、ゲリラ戦やスパイに利用し、ケガなどして利用できなくなると射殺し切り捨てていく。また地域の大人たちも分断や監視し、互いを密告させていくなど、戦争というものの実態を重層的に映していた。上司に射殺された息子の髑髏を抱く絞める母の嘆き。米軍との戦いだけでなく、スパイという名の日本軍による住民虐殺、住民同士の密告などの実態は、深く考えさせられる内容であった。
軍隊は基地や権力、国体護持を守るものであり、住民を守るものではない。住民は軍隊に協力させられ、必要がなくなればいつでも切り捨てられるもの、まさに沖縄戦がそうであったように。
「基地があれば攻撃される」「基地は反対さー」と画面の女性は語った。
しかし、基地がなくても波照間の住民は、マラリヤが猛威を振るう西表島に強制移転させられ、500名を超す住民が亡くなった。偽名を使い、教師として赴任してきたが、学校の名簿には名前がない特務機関。優しい仮面を剥ぎ、豹変し強制移転の命令を下す。11人の家族のうち、幼い姉妹二人だけが残った。苦しみを抱えて生き抜いてきた姉の引くサンシンが胸を締め付ける・・・
本当に戦争をしてはならぬ、させてはならぬと思った。
戦争をしたがる奴はだれなのか、奴らにしっかりとNOと言い続けなければならぬ、今を生きている私たちは。
陸軍中野学校の特務機関の役割を担うものが、今、辺野古や宮古、八重山、石垣にいないとも限らない。基地を造りたがり、戦争をしたがる奴が。
最後に4月5日の「ぬちがふう」の上映会の案内をして終了しました。
2月7日、大井町で「沖縄スパイ戦史」の上映会と「『普天間5年以内運用停止』はどうなった」の情宣活動を行いました。
1944年3月26日の慶良間諸島、4月1日の沖縄島への米軍の上陸後、住民を巻き込んだ地上戦は、6月23日の降伏までの3か月間に沖縄住民の4人に一人が犠牲になった地獄のようなイクサでした。今、子や孫に、あのような地獄のような戦争をあじわわせたくない!と辺野古ではオジーオバーたちの基地反対の座り込みが続けられています。
6月23日の降伏後も、沖縄北部ではゲリラ戦やスパイ戦が繰り広げられ、何人もの人が犠牲になっています。「沖縄スパイ戦史」では、なぜ降伏後もゲリラ戦やスパイ戦が行われたのか。丹念な聞き取りを積み重ねて、工作員養成機関「陸軍中野学校」出身の42名の存在を明らかにしました。名前や身分を隠して地域に入っていった工作員たちによって、どのように子どもたちがイクサに巻き込まれ、住民が殺されていったか・・・・その実態を描いたドキュメンタリー映画です。その映画を見て、今の沖縄、今の日本について考えていきたいと思います。
「沖縄スパイ戦史」の上映会
*日 時 2月15日(金)6時開場 6時半上映開始
*場 所 大井町駅東口「きゅりあん」6階大会議室
*入場料 1000円(中学生以下 無料)
ぜひ、見に来てください。
また、5年前、当時の仲井真知事に安倍総理は「世界一危険な普天間基地は5年以内で運用停止する。できることはすべてやる」と約束し、閣議決定までしました。そして約束の運用停止の期限は、2月18日です。この間、安倍総理はアメリカに対して何か交渉したでしょうか。「運用停止」は全くの実効性を伴わない詭弁でしかありませんでした。
今、「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」は2月17日の新宿アルタ前行動を起点に沖縄の住民投票の2月24日までを「普天間の運用停止」「辺野古の土砂投入やめろ」などのキャンペーンを取り組みます。地域や職場、そしてできる範囲でそれどれ工夫した取り組みを訴えています。
ともにキャンペーンに取り組んでいきましょう!