沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

「7.19 総がかり行動」に参加しました

2024-07-21 11:46:48 | 日記

 7月19日「米兵による性暴力を許さない!政府は隠ぺいするな!日米地位協定の抜本的な改定を!7.19 国会議員会館前行動」に参加しました。
 昨年12月24日起こった米兵による少女誘拐性暴力が半年たって6月25日の報道を通して沖縄県が初めて知った!許しがたいこの悪質な事件を日本政府は、政治的判断で隠ぺいしたことは、本当に許しがたい!しかも公表しない理由を「プライバシー保護、誹謗中傷をふせぐため」とその理由を臆面もなく政府は述べたのだ!そして、「公表のルール」づくり・・・などとあたかも前向きな姿勢であるということを示すために!
 集会はほぼ女性たちの発言で占めていた。主催者発表も議員の発言も市民団体からの発言も女性であった。珍しいことである。
 当然、米兵による少女性暴力に対する怒りや政府の対応に対する怒りの発言が続いた。一坪からは「沖縄戦後、天皇による『25年ないし50年の米軍支配は日米にとって利益になる」と米軍に売り渡されてから、いつまで、沖縄は米兵による性暴力にさらされ続けなければならないのか!少女は泣きながらお母さんに訴えたこの嘉手納空軍兵長の性暴力!少女の命や人権よりも米軍の利益を優先して隠蔽する日本政府!70%以上の米軍基地をおしつけてなお、民意をつぶして辺野古新基地建設を強行する日本!許してはならない!」と訴え、最後に、ウチナ―グチで「なまからどえ~びんど まんじゅい ちばらなやーさい」と締めくくった。米兵のによる事件事故・性暴力の犯罪は地位協定により保護されている。基地の外に自由に出入りし、犯罪を起こし、基地に逃げ込んで、罪から逃げる!沖縄に集中させている基地負担は、事件事故・性暴力とともに再びの戦争に向き合わされている。戦争反対の声も沖縄とともに上げていかねばならないと思った。裁判が始まった。無罪を主張する兵長!少女と母親の胸の内を思うと、胸がはりさける・・・・


「受注ゼネコン」への抗議アクションに参加しました

2024-07-21 11:43:40 | 日記

 7月17日「許すな!代執行による大浦湾の埋め立て 受注ゼネコンへの抗議1日アクション」に参加しました。
 「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」と「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」の共催で、辺野古大浦湾の大手受注ゼネコン7社への「県民が反対し、戦争するための基地建設工事をやめるよう求める」抗議と要請行動です。
 初めに品川の「大林組」には25人が参加。総務課長が対応し、要請文を受け取りました。次は東新橋の「安藤ハザマ」には26人参加。「安藤ハザマ」は要請文の受け取りを拒否し、会社の入り口付近に約20名ほどの社員が出ていました。私たちは、3人のリレートークをし、シュプレヒコールで抗議。次は神保町の「東洋建設」に20人参加。お昼12時半からは文京区後楽の「五洋建設」に36人参加。麹町の「日本鋼管」には38人参加。西新宿の「東亜建設」には37人参加し、最後に同じ西新宿の「大成建設」では抗議と一日行動の総括も含めて51人が参加。総勢233人の抗議行動でした。
 南部の会は、「大林組」と「安藤ハザマ」への抗議行動に参加しました。暑いところお疲れさまでした。以下は、大林組への要請文です。

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                       2024年7月17日
株式会社大林組 代表取締役 社長 兼 CEO 蓮輪 賢治様

辺野古の基地建設工事を中止してください

私たち、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会は、首都圏で辺野古の新基地建設に反対し行動する複数の団体の連絡会です。今まで10年間、東京で辺野古の受注契約をする企業に抗議を続けてきたStop!辺野古埋め立てキャンペーンが呼び掛けて、首都圏のみならず沖縄・全国の団体の賛同の声を集めました。政府による地方自治を無視した代執行に加担して、生物多様性の豊かな大浦湾を埋め立てて米軍基地を建設しようとする企業に、建設を中止するよう申し入れます。
大林組はHPで、企業理念として『「地球に優しい」リーディングカンパニー』1.優れた技術による誠実なものづくりを通じて、空間に新たな価値を創造します。2.地球環境に配慮し、良き企業市民として社会の課題解決に取り組みます。3.事業に関わるすべての人々を大切にします。これらによって、大林組は、持続可能な社会の実現に貢献します。」と謳っています。しかし、貴社が辺野古の工事現場で行っていることは、大浦湾の豊かな自然を壊し、戦争のための基地を造るという「(略)すべての人々を大切にします」とはかけ離れた事業です。太平洋戦争中の日本で唯一地上戦を経験した沖縄の人たちは「軍隊は住民を守らない」ことははっきりしていると言います。二度と戦争の被害者にも加害者にもなりたくないという沖縄の人びとの願いを聞き入れることこそ、「良き企業市民」ではないでしょうか。日本の「安全保障」の名のもと、日本政府と一緒になって戦争で儲ける貴社の在り方に疑問を感じざるを得ません。
 また『「地球に優しい」リーディングカンパニー』と掲げていますが、貴社は莫大な税金を使って、政府の言いなりになって辺野古の海に土砂を投入し、もともとはジュゴンの海草藻場だった海岸を埋め立てました。貴重なサンゴの破壊もしています。そして、今まさに命のゆりかごである大浦湾を埋め立てようとしています。今回、貴社は東亜建設工業・大城組と共同企業体でケーソン3工事(142億2千万円)を請け負いました。
90メートルにも及ぶ軟弱地盤が拡がり、活断層が二本も通っている大浦湾上に、基地を造ることは無理なのは明らかです。そのため沖縄防衛局は大幅な設計変更申請を余儀なくされましたが、完成の見込みのない同計画を玉城デニー知事は承認をしませんでした。ところが国土交通相は、県知事の権限をはく奪して代執行により変更申請を承認しました。貴社が大浦湾の工事を行うことは、地方自治を踏みにじる政府の行為に加担することに他なりません。

沖縄の人たちは、住民投票で投票数の72% 43万人が辺野古の基地建設に反対しました。私たちは、この10年間、東京や各地域で、沖縄の人たちがあげる声を地道に伝えてきました。
私たちは、貴社の受注契約の破棄を求めます。工事の中止を求めます。

Stop!辺野古埋め立てキャンペーン
辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会


「辺野古工事を問う」防衛省交渉と集会に参加しました

2024-07-14 20:09:10 | 日記

 7月11日衆議院第2で開かれた「『代執行』下の辺野古工事を問う 防衛省・環境省交渉と院内集会」に参加しました。
 辺野古の現場で、専門的見地から辺野古工事の不当性を訴え続けている平和市民連絡会の北上田さん、土砂全協の生物多様性の視点から大浦湾の工事を問う湯浅さんを迎えて、防衛省と環境省への交渉が14時から行われました。はじめに北上田さんは、6月28日に安和の土砂搬出現場でおきた死傷事件についての見解を防衛省に求めました。が、防衛省は「現在、調査中で適正に対応していく」の一点張り。5年半にわたる安和現場のたたかいで、一定の安全に対するルールができ、それに基づいて抗議者と警備はなされてきた。しかし、最近、工事を急ぐ防衛局がダンプに無理な走行をさせており、これが事故の原因である、ちまたに意図的に流されている抗議者がダンプの前に飛び出したということでは決してない。二人がたっているところにダンプが突っ込んで、被害者を7㍍も引きずり、足を8箇所も骨折、警備員は即死だったという。今後、抗議者への誹謗中傷・反対運動への弾圧が強化される懸念もあり、事実関係をしっかりおさえ、事実に沿って声をあげてほしいと北上田さんは訴えた。原因究明・再発防止を図るまで工事を中止すべきと要求し、辺野古の工事問題に移った。事前協議なしの軟弱地盤の改良工事の杭うちテストや税金を使っての船の改良費用、海砂問題、南部遺骨の土砂の使用などについて追及したが、時間が足りなく、後日、回答をもらうことになりました。そして、その後、3500種、絶滅危惧種262種の世界的にも貴重な生物多様性の海の破壊は許されない、生物多様性国家戦略にも反すると湯浅さんが指摘し、豊かな自然を守るよう求めた。約100名の参加でした。
 16時半からは文教区民センターで「大浦湾の埋め立てを許さない」集会を開催しました。


新宿南口のブルーアクションに参加しました

2024-07-08 10:22:44 | 日記

 毎月第一土曜日に開催しているオール沖縄に連帯する新宿駅南口のスタンディングに参加しました。
 今日は七夕。2014年7月7日に辺野古ゲート前で座り込みをはじめて10年、3654日目。ゲート前では、10年目を前にして6日、ゲートのフェンスにそって1200人が「命と暮らしを壊すな!」「勝利するまで闘おう」と人間の鎖で取り組んだそうです。
 新宿南口では、昨年12月の米兵による少女性暴力を半年も隠蔽していた事実がこの5月に報道の取材で発覚。この卑劣な日本政府のへの抗議や6月に起こった安和の土砂搬出現場の二人の死傷事件への抗議・原因究明と再発防止を訴えるスタンディングとなりました。なぜ、少女の魂まで踏みにじる米兵の性暴力を隠蔽したのか!沖縄はなにがあっても日本の国策の手段、人権や民意など踏みにじって植民地支配する意図がはっきり表れた日本政府の隠蔽工作に怒りの抗議の声が続きました。また、安和の工事現場の二人の死傷事件への原因究明を求める声や工事の中止を求める声も続きました。女性たちによる月桃などの合唱やエイサーも披露され、通りゆく人の注目を集めました。
 最後に、参加者全員による全員のヒューマンテェーンをつくり「性暴力許さない」「原因究明と再発防止のために工事は中止しろ」「民意を踏みにじるな」などシュプレヒコールで終了。日照りの中、熱中症への対策をも考えながらのスタンディングでした。約60名に参加でした。


「土地規制法」政府担当者への共同ヒアリングに参加しました

2024-07-05 11:37:45 | 日記

 7月3日、衆議院第一会館で行われた「第8回 政府担当者への市民と議員の共同ヒアリング」に参加しました。
 5月15日に第4回の区域指定が施行され、全国583箇所、沖縄については70箇所が区域指定され全面的な運用が開始されました。特に第4回の区域指定された自治体からは、多くの質問=法の厳格な対応を求める・指定は必要最小限に・個人情報の取り扱いについて・特別注視区域の土地取引への地価の問題・住民説明会を開いて欲しいなど47件もの意見が内閣府に寄せられていました。沖縄の特別注視区域に指定されているゴルフコースや緑地公園は外すべきではないか、の質問には「米軍の安全保障上と一体のものであり外すことはできない」。辺野古では基地反対のために宿泊施設があるが、宿帳など機能阻害行為で調べることはあるのか、については「宿泊帳などは調査対象ではない」。これまで行われている座り込みなどは「機能阻害行為には当たらない」。与那国の駐屯所に張られている張り紙(写真撮影するななど)は「無効であり機能阻害ではない」。「土地取引の価格への影響はほとんどない。受忍の範囲である」「住民説明会は開く予定がない」など回答しました。回答が不十分だったりした問題については、後日、国会議員を通して回答を寄せてもらうことになりました。機能阻害行為が懸念される場合は、いつでもどこでも調査される可能性はありますが、こういうヒアリングなど開催することで、市民による監視で無謀なことはできない・・・というメッセージにつながり、これからも必要に応じてヒアリング等開催することは大事だと思いました・ヒアリングのユーチューブが「土地規制法廃止アクション」のブログにアップされているので、ご覧ください。
 約2時間のヒアリングを終えて、その後、参加者からの感想や、取り組み。質問などやり取りをしました。そのなかで、朝霞駐屯地のある練馬の闘いや、横田基地の近くに住んでいて反基地の闘いをやっているなどの報告がありました。そして「なんで機能阻害行為を調査するのに戸籍を調べるのか。戸籍を調べられて命を絶った仲間がいる。部落差別だ。戸籍を調査することは人権の問題だ。やめてほしい」との墨田の仲間からの発言もありました。このことも後日の文書回答のなかに入っています。約60名の参加者でした。


「性暴力の隠蔽を許さない」の外務省前行動に参加しました

2024-07-03 11:40:48 | 日記

 7月2日、外務省前で行われた「米軍による性暴力事件の隠蔽を許さない」スタンディング行動に参加しました。
 主催者挨拶では「2日間の呼びかけで全国から120団体が賛同してくれ、今日のこの集会にも350人が参加され、ありがとうございます」と感謝が述べられ、「沖縄で起きた米兵による少女への性暴力隠蔽に対する怒りで、本土にいる私たちに何ができるか」と、抗議行動の緊急開催に至った理由を述べられた。その後、参加団体のなかから12名がそれぞれ、この事件の外務省の隠蔽に対する抗議の発言が続いた。沖縄からは「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里さんから「沖縄にある外務省の出先機関への抗議をし、女性の人権を盾にとりさらに沖縄を排除する。二重の意味での許しがたい」との電話による発言がありました。また、一坪や埋めるな!連、4・29実行委員会などもそれぞれの取り組みを発言。
 最後に「在日米軍いよる性暴力および情報隠蔽に抗議する緊急声明案」が読み上げられ、参加者全員の拍手で承認されました。引き続き、外務省への「なぜ隠蔽したのか」など追及していくことも確認され。抗議行動は終了しました。


「防衛省前行動」に参加しました

2024-07-01 22:40:35 | 日記

 毎月第一月曜に行われている防衛省前行動に参加しました。
防衛省に向かってのシュプレヒコールのあと、強行される大浦湾の工事着工や米兵による少女への性暴力、安和でのダンプによる接触事故で警備員が死亡し、女性がけがをした事件、日米韓の戦場を想定した軍事演習など現在、沖縄が抱えている現状を主催者が挨拶で延べ、リレートークがはじまりました。特に少女性暴力事件を知りながら半年もい隠蔽した政府への怒りの発言が続きました。沖縄からの電話メッセ―ジは山城広二さんが「沖縄の現状を話され、政府はもっといろいろなことを隠蔽している可能性が高いが、そのことを調査しつつ、頑張っていきたい、引き続きご支援をお願いします」と訴えました。
 防衛省への申し入れは、南部の会も含め少女への性暴力について3人から抗議文が読み上げられ、防衛省職員に渡された。南部の会は性暴力への抗議とともに「大浦湾の本格工事を中止し、沖縄県と引き続きの協議を行なえ」との抗議文を手渡しました。最後に行動的やシュプレヒコールをやり。終了。約70名ほどでした。
 以下に「大浦湾の工事を中止し、県と協議を継続せよ」の抗議文を載せます。

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内閣総理大臣 岸田文雄 様                       2024年7月1日
防衛大臣   木原 稔 様
外務大臣   上川 陽子 様
沖縄防衛局長 伊藤 晋哉 様
                     
 貴重な自然を破壊する不当な大浦湾工事着工を中止し、沖縄県と協議せよ

                沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
                東京都港区芝2-8-1 全国一般南部気付 
                      
防衛省=沖縄防衛局は6月18日、米軍普天間基地の返還に伴う辺野古新基地建設にむけ「8月1日から大浦湾の本格工事に着手する」との通知を沖縄県に出したという。玉城デニー知事は記者会見で「協議が整っていないなかで一方的な通知で示されたのは遺憾である」と述べた。これまで県と防衛局は質疑と応答を重ねてきたなかで、県がだした4回目の質疑に対する回答に8月からの本格的大浦湾の工事着工が記されていた。協議中の最中に一方的な通知だけで、生物多様性の貴重な大浦湾の自然環境を破壊することは許されるのか! いつも政府が口にする「丁寧な説明」とは真逆の対応である。
 2013年の仲井真元知事の埋め立て承認の際にも留意事項として実施設計に基づく環境保全や環境監視調査、事後調査などについて県と協議することが明示されていた。
 違法な代執行で続けている、今年1月の作業ヤード設置についても防衛局は「県との協議は不要」と話し合いを拒否し工事を強行してきた。投げ込んだ石材からは砂ほこりが舞い上がり、海中には汚濁が広がっていた。石材の洗浄もせずに海中投下しているのは明らかである。
 辺野古の工事の中止も含めて県は45回も行政指導してきたが、防衛局は一度たりとも指導に応じてこなかった。8月からはじまるという大浦湾の工事は、大浦湾にある軟弱地盤に7万本以上の砂杭を打ち込む作業である。海面から90㍍ある軟弱地盤のうち70㍍の深さまで砂杭を打ちこむというが、専門家からは地盤沈下が指摘されている。さらに耐震設計も「レベル1」である。二つの活断層が横たわり、政府の地震調査委員会もM8クラスの巨大地震の恐れがあると発表されているなかでの「レベル1」設計はありえない。羽田など普通の空港さえ「レベル2」の耐震である。一方、基地が完成し、米軍への引き渡しは2030年代後半になるといわれており、少なくても10年以上、普天間基地の危険性の除去はされない。「世界一危険な普天間基地の一日も速い危険性の除去」というまやかしで、林官房長官の6月17日の記者会見でも「地元への丁寧な説明を行う。辺野古移設が唯一の解決策との方針に基づき、着実に工事をすすめることが危険性除去につながる」と繰り返した。政府の「丁寧な説明」の言葉は、これまでも何度も繰り返してきたが、一度たりとも沖縄の民意に向き合ってきたことはない。今、また県との協議を打ち切り、本格工事の強行を断じて許すわけにはいかない。民主主義だ、人権だなどの言葉を口にし「丁寧な説明」というならば、直ちに工事を中止し、県と協議すべきである。民意無視、強権弾圧の国の姿勢を糾弾し、以下、要求する。
1、 8月1日の本格工事を着工する前に、沖縄県と十分な事前協議をすべし
2、 米軍への引き渡しが2030年後半では「一日も速い普天間基地の危険性の除去」には繋がらない
3、 米軍が違法に造った普天間基地は直ちに返還すべきである
4、 辺野古新基地建設は直ちに中止せよ


少女暴行事件に政府の隠蔽工作、絶対に許せません!

2024-07-01 22:38:58 | 日記

 すでに報道でご存じだと思いますが、6月25日の林官房長官の記者会見ではじめて米兵の少女への性暴力を知りました。玉城デニー知事も報道ではじめて知ったそうです。
 昨年の12月24日、嘉手納空軍の兵長ブレノン・ワシントンが公園にいた少女に声をかけ、車にのせて自宅に連れ込み性暴力を働いたというものです。このこと自体断じて許されない事件です。その上、政府はこの事件への抗議や再発防止などの対策をするどころか、この事件を半年も隠蔽!政府の卑劣な隠蔽工作に怒りを禁じえません。ありえない対応です。少女の気持ちを考えると・・・張り裂けそうになります。少女の人権を全く気にすることすらしなかった政府のやり方!許せません!あまりにひどい!
 また、駐日大使のエマニュエルはこの事件を把握しながら、まったく意に解せず、与那国や石垣に軍用機を使って訪問し、「これまでになく日米の連携は強化されている」とのたまい、米国の軍輸産業の利益のために台湾有事を煽りました。
 南部の会は、日本政府の各省と米国政府の各担当部署への抗議文を7月1日に出しました。以下、抗議文を掲載します。

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                            2024年 7月 1日
内閣総理大臣 岸田 文雄 様                        
外務大臣   上川 陽子 様
防衛大臣   木原 稔 様
内閣官房長官 林 芳正 様

       米兵による少女性暴力に満腔の怒りで抗議し、
     その事実を隠蔽し続けた政府の卑劣なやり方を糾弾する
     
                           沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
                           都港区芝2-8-1 全国一般南部気付 
 林官房長官が6月25日の記者会見で米兵による16歳未満の少女に性的暴行事件で那覇地検に起訴された事件について「極めて遺憾だ。米側に綱紀粛清と再発防止の徹底を求めた。米兵が起訴された3月27日に岡野正敬外務事務次官がエマニュエル駐日米国大使に遺憾の意を申し入れた。米側も深刻に受け止めており、捜査や被疑者の取り調べに対して協力がなされた」と話し「米軍人などによる事件事故は、地元の皆様に大きな不安を与えるものであってはならない」「さまざまな機会に事件事故防止の徹底を求めていく」と述べたが、卑劣な政府の対応許せるわけはない。なぜ、隠蔽していたのか!
2023年12月24日、米兵がわいせつ誘拐・不同意性交の罪で那覇地検が起訴していたことが報道され6月25日にわかった。起訴は3月27日。起訴状によると23年12月24日,嘉手納基地所属の空軍・兵長ブレノン・ワシントン(25歳)が公園にいた少女を車に誘い、自宅に連れ込み、性的暴行を加えた。帰宅した少女の関係者が通報し、県警が米側と連携して捜査。3月11日に書類送検し、7月12日初公判が開かれるという。この間、半年、起訴後3か月も県への通報は全くなかったという。2日前の6月23日の慰霊の日に岸田総理や外務大臣らが式典に出席し「沖縄県民の基地過重負担の軽減に全力で取り組む・・」などとよくもそういう発言ができたものだ。不都合なことは、沖縄にはしらせないという隠蔽体質の政府、沖縄の人権は取るに足りないという沖縄を馬鹿にした態度に怒りを禁じえない。
日常茶飯事の事件・事故・環境汚染など基地被害に抗議の声を上げ続けていても、基地あるゆえの繰り返される非道な人権侵害!少女への性被害!いつまで続くのか!米兵の性暴力は米軍が沖縄に上陸したときから続いており、表にでるのは氷山の一角である。防衛省関係者は「防衛省が進める政策へはほとんど影響ないであろう。反発は長く続かない」と言ったという!ふざけるな!と言いたい!
この事件が発生して捜査が続いているとき、あのエマニュエル駐日大使は軍用機で与那国・石垣を軍用機で乗り付け台湾有事を煽り、日米同盟の強化を主張したわけだ。この行動は、沖縄で起きた少女への性暴力事件を全く歯牙にもかけず「米軍基地は負担ではなく責任だ」と言ったわけだ。戦後一貫して、今日に至るまで米軍の性暴力は続いてきた。不平等な地位協定により、犯人は米軍の手で保護され、日本側への引き渡しが拒否されていることも事件が続発する原因だ。犯人はもちろんだが、一貫して日米による沖縄の軍事植民地支配を続け沖縄人の人権を踏みにじってきた日米両政府!に強く抗議し、以下要求する。

1、 アメリカ空軍・兵長エバノン・ワシントンの少女への心からの謝罪と補償を求める
2、 日米両政府へも少女と関係者への謝罪と十分な補償するよう求める
3、 米軍基地ある故の犯罪であり米軍基地は撤去!ましてや新たな辺野古新基地建設は即断念せよ
4、 不平等な地位協定の抜本的改定を行なえ

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                          2024年7月1日
駐日大使 ラーム・エマニュエル 様 
米国総領事 マシュー・ドルボ 様                     
嘉手納基地空司令官 ニコラス・エバンス 様  
在沖米軍司令官  ロジャー・ターナー中将 様

       
     米兵による少女への性暴力に満腔の怒りで抗議し、
         沖縄からの米軍の撤退を要求する
     
                          沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
                          東京都港区芝2-8-1 全国一般南部気付

2023年12月24日、米兵がわいせつ誘拐・不同意性交の罪で那覇地検が起訴していたことが琉球新報の取材で6月25日にわかった。3月27日に起訴したという。起訴状によると23年12月24日,嘉手納基地所属の空軍・兵長ブレノン・ワシントン(25歳)が公園にいた少女を車に誘い、自宅に連れ込み、性的暴行を加えた。帰宅した少女の関係者が通報し、県警が米側と連携して捜査、3月11日に書類送検し、7月12日初公判が開かれるという。2日前の6月23日の慰霊の日に岸田総理や上川外務大臣らとともに米軍関係者も式典に出席し、沖縄戦で犠牲になった方々に哀悼の意を示した。しかし、その日もその後にも、この少女への性暴力事件を県に知らせることはなかった。
日常茶飯事の事件・事故・環境汚染など基地被害に抗議の声を上げ続けていても、基地あるゆえの繰り返される非道な人権侵害!少女への性被害!いつまで続くのか!米兵の性暴力は米軍が沖縄に上陸したときから続いており、表にでるのは氷山の一角である。2歳児への性暴力から民家に忍び込んで中学生への性暴力、米兵3人による少女への性暴力など今年1月から5月の間さえ28件起きていると報道されている。犯人の引き渡しを拒否する不平等な地位協定も大きな原因の一つである。犯人を引き渡すべきではないか!なぜ、犯人を引き渡さないのか!
この事件が発生して捜査が続いているとき、エマニュエル駐日大使は軍用機で与那国・石垣を軍用機で乗り付け台湾有事を煽り、日米同盟の強化を主張した。この行動は、沖縄で起きた少女への性暴力事件を全く意に解せず、県民への配慮はかけらもないことを示してあまりある。1997年の日米合同委員会では、事件事故のすみやかな県への連絡も合意されている。なぜ、すみやかな連絡をしなかったのか。凶悪犯の犯人の引き渡しも「米側の好意的配慮」の制限付きだが合意されている。しかし、事件のたびに再発防止を訴えるが、事件は繰り返し続発している。2022年に基地外への行動制限のリバティー制度さえ米軍は撤廃した。米軍人等は基地のフェンスを越えて自由に住宅地を歩き回り、住所なしで基地外に住むこともできる。犯人もそうであった。なぜ、そういう特権が米軍に保障されるのか。沖縄を軍事植民地化し人権を踏みにじっている上に、日米合同委員会で合意している速やかな連絡や犯人の引き渡しさえしなかった日米両政府へも強く抗議し、以下要求する。

1、 アメリカ空軍・兵長エバノン・ワシントンの少女への心からの謝罪と補償を求める
2、 日米両政府は少女と関係者への謝罪と十分な補償するよう求める
3、 米軍基地ある故の犯罪であり米軍基地は撤去せよ。ましてや新たな辺野古新基地建設は撤回せよ
4、 不平等な地位協定の抜本的改定を行なえ