日本の淡水魚から本日はこのお魚をご紹介。
【魚名】 ニジマス
【分布】 天然分布はカムチャッカから北アメリカ西岸(日本国内は全て放流、帰化個体)
【生息環境】 12-15℃の冷たい流れのある河川、高地のダム湖など
【食性】 水生昆虫、甲殻類、魚卵など
ニジマスはその基種と亜種の天然分布域はカムチャッカ半島から北アメリカ大陸西岸の寒い地域。
日本では明治10年にアメリカから移入されたのが最初とされ、北海道の一部の河川では自然定着している外来種です。
その他の地域でも養殖場での飼育や管理釣り場へ放流などされていることは皆さんご存知だと思います。
本州以南では夏場に水温が上がることや、梅雨、台風などによる増水で産卵環境が確保できにくいことから定着は難しいとされていますが、実際はどうなんでしょうね?
写真は某養鱒場で釣ったり、掬ったりして持ち帰ったニジマスの成魚および幼魚です。
こちらはガサで採取したニジマス。
管理釣り場や漁業権のある河川での採取はダメですが、これは田んぼ脇の用水路で採取しました。
どこかに湧水があるらしく非常に冷たい水の用水路で、おそらくそこに河川から放流個体が入り込んで定着しているのではないかと考えています。
ニジマスはサケや他の在来渓流魚と生息域が競合し、在来種の生存に影響を与えることから特定外来生物法で要注意外来生物に指定されています。
定着している河川での対策や河川への放流可否に議論のある魚種となってます。
更新の励みです。よろしければクリックお願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます