お気楽忍者のブログ 弐の巻

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東海道土山宿散策(2016年)

2020年09月05日 18時00分00秒 | 行楽・旅行記(過去編1)

滋賀県甲賀市土山町にある田村神社。

2016年の初夏に旧東海道土山宿界隈をぶらぶらした時の記録です。

鈴鹿山に出没した悪鬼を退治した坂上田村麻呂を祀ったのが田村神社の起こりです。

田村麻呂が悪鬼を退治した時に、残っていた矢を放って「この矢の功徳で万民の災いを防ごう。矢の落ちたところに自分を祀れ」と言われ、矢の落ちたところに本殿が建てられたと云われてます。

境内に夏越大祓いの茅の輪くぐりがありました。

この輪をくぐると、夏の間の体調不良などの災厄除けにご利益あるとされてます。

今年の夏も設置されていたのかは分かりませんが、コロナや猛暑の今夏こそそのご利益にあやかりたかったもんですね。

弘仁3年(812年)、作物が実らず疫病が流行したことから、嵯峨天皇が詔を出し、この地で坂上田村麻呂の霊験を以て厄を除ける大祈祷が斎行されて以来、坂上田村麻呂は厄除の大神としても崇敬されました。

今も毎年2月に厄除け大祭が行われ、およそ20万人の参拝者が訪れます。

田村神社の前にある「かにが坂飴」のお店。

その昔、鈴鹿山で東海道を往来する旅人や付近の村人に危害を加えていた大きな蟹の怪物を高僧が退治したことに由来すする飴で、災い除けのご利益がある土山の名物です。

それにしても、鈴鹿山って化けもん出過ぎです(笑)

国道1号線の『道の駅 あいの土山』の裏手にあるのが旧東海道五十三次49番目の土山宿。

土山宿を抜けると、水口宿、石部宿、草津宿、大津宿、そして京都三条に至ります。

今も昔の街道の面影を残す町並みや松並木を見ることができます。

建物は建て替えられていても、各お宅に昔は何のお店だったかを示すプレートが掲げられてました。

東海道伝馬館

伝馬とは江戸時代、諸街道の宿場に常備され、幕府の書簡や荷物を継ぎ送りするシステム(あるいはそれを運ぶ馬)のことを指します。

徳川家康が慶長6年(1601年)に東海道や中山道に多くの宿場を指定し、36頭ずつの伝馬を常備させたと云われてます。

写真は宿場の問屋場(江戸時代の街道の宿場で人馬の継立、助郷賦課などの業務を行うところ)を再現したものです。

伝馬館は江戸後期に造られた土山の民家を改装しており、建物自体も貴重な資料となってます。

野洲川で鮎釣りに興じる人たち。

また、土山町は滋賀県内最大の栽培面積・生産量を誇る土山茶の産地で、丘陵地に広大な茶畑が広がります。

1356年に常明寺(現土山町)の僧 純翁が京都の大徳寺から持ち帰ったお茶の種子を栽培したことに始まるおよそ670年の歴史のある土山茶です。

おしまい

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