
10月8日、滋賀県甲賀市にある天台宗福生山櫟野寺へ、33年に一度の秘仏本尊 十一面観世音菩薩坐像大開帳に行ってきました。
6日にもいとうせいこう氏とみうらじゅん氏の見仏コンビによるラジオの公開生放送を観に来ましたが、その時はご本尊にはお参りせずに、あたらめてやって来ました。
過去記事<櫟野寺 大開帳スペシャル公開生放送!>

このたくさんの石仏も本尊の十一面観世音菩薩を模して造られてます。

山門の仁王像もガラス面が綺麗に拭き磨かれていて、久しぶりにそのお姿を鮮明に撮影することができました
(笑)


本尊特別拝観の受付には長蛇の列・・・。
地元の人達だけじゃなく、駐車場に並んだ車のナンバーを眺めていると近畿、中部圏各地から参拝にやって来ていることがよく分かります。

境内の回向柱から垂れ下がった五色の紐は本堂裏の宝物殿に安置されている本尊の十一面観世音菩薩坐像の右手に繋がっていて、その紐に触れることで、33年に一度のご縁を観世音菩薩様と結ぶことができます。
2016年秋には東京国立博物館で特別展『平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち』が開催され、櫟野寺初の本尊出開帳となり、20万人を超える来場者があったそうです。
今もいくつかの仏像は東京や大阪の博物館に寄託されてるそうですが、今回の大開帳に合わせて櫟野寺に戻されていて、80年ぶりに全ての仏像が揃ってます。

宝物殿内は写真撮影禁止なので写真はありません。
巨大な厨子の中から、そのふくよかなお顔で見降ろされているとなんとも不思議な感覚に襲われ、心安らかな気持ちになります。
本尊は伝教大師 最澄の手による仏像とされていますが、調査の結果ではその時代よりは若干新しくて西暦900年代の仏像と云われてます。
甲賀地域南部の仏像はこの本尊に似た特徴を持ってるものが多く、ここに比叡山延暦寺の支配した仏像工房があったのではないかと考えられてます。

東京国立博物館特別展で販売されていたみうらじゅん氏デザインの限定Tシャツはありませんでしが、大開帳記念Tシャツをゲットすることができました

大開帳は12月9日まで開催されてます。皆さんも慈愛に満ちた平安の仏様のお姿をぜひ見に来て下さい!
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