「かつらの千年水」
瀞川平(とろかわたいら)は兵庫県美方郡香美町の瀞川山中腹、標高700mに位置する高原。兵庫県観光百選第1位に選ばれる自然景勝地である。
兎和野高原の南、ハチ北高原の北、瀞川渓谷の南東隣に位置する、周囲を麗峰に囲まれた景勝地で、水温10℃日量5000tの湧水千年水によって雄大な森林と高層湿原(瀞川平湿原)が形成されバイカモ、ミズアオイ、ギンリョウソウモドキ、ヤブマメ、キクバヤマボクチ、オケラ ヤマシャクヤクなど約1000種の植物が自生する。
一帯は氷ノ山後山那岐山国定公園の区域に指定されている。
千年水 - 湧水の渓流。「かつらの千年水」の名称で平成の名水百選に選定。
*Wikipedia より
水質・水量
1日の湧水量:5,000トン
由来・歴史
但馬高原植物園内に縄文時代の住居跡が出土し保護している。
兵庫県指定天然記念物である「和池の大カツラ」は樹齢1000年以上、主幹は太さ約3m、樹叢10数本に囲まれ、湧水を見守っている。
水質保全活動
本湧水から流域へ続く水路が園内を通ることから、但馬高原植物園の職員が水路清掃、除草作業等を行い、保全活動に努めている。
また、水質を維持する上で水源より上部にトイレや観光施設等の施設を建設しないように呼びかけ、洗剤や処理水等による水質汚濁を起こさないようにしている。
周辺の自然環境-氷ノ山後山那岐山国定公園内の瀞川平のほぼ中心部に位置し、多様な動植物が生息している。樹齢千年の大カツラの根元から大量の水が湧き出す様は大変珍しく、流域集落の生活水や農業用水として利用されている。
利用状況-農業用水として広く供給されているほか、流域集落の住民が収穫した農作物を洗ったりする等、生活用水としても利用されている。
一方、飲料水として販売したり、使用した商品(コーヒー、しょう油等)も開発されている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=67 より
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