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海苔漁師とラ・カンパネラ

2020-02-03 09:17:39 | ええ話やねぇ~
今朝NHKニュースで知った話。
「52歳のピアノド素人の親父がラ・カンパネラに挑戦!」

52歳だった「海苔漁師」がパチンコで大損し、ふと見たテレビにはフジコ・へミングが弾くラ・カンパネラに感動し、自ら弾いてみたいと思ったという。
フジコ・へミングとは・・・本名ゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコ。父親がロシア系スウェーデン人(画家・建築家のヨスタ・ゲオルギー・ヘミング(Gösta Georgii-Hemming))で母親が日本人(ピアニストの大月投網子)。*Wikipediaより
現在、87歳。欧州や日本で活躍中。
幼少期は母親の指導のもと「天才少女」と一時期もてはやされる。
しかし、16歳の時に「右耳の聴力」を失う。
それでも17歳でピアニストデビュー。この時期師事していたレオニード・クロイツァー氏が死去。
18歳の時、手続きを怠ったために無国籍状態に。
30歳の時に「赤十字に認定された難民」として海外渡航可能に。
35歳の時に、レナード・バーンスタイン氏に直訴。自身が弾いた「ラ・カンパネラ」が氏に対し、「リストを弾くために生まれてきたピアニスト」と絶賛される。
36歳の時、左耳の聴力を失うが、治療に専念し40%まで回復。
そして「スウェーデン国籍」を回復。
ただ困窮した日々を送る毎日。
母親の死後、62歳で日本に。
1999年-66歳の時、NHKのドキュメンタリー番組をきっかけに「奇蹟のカンパネラ」でCDデビュー。
一躍「ピアニスト」として脚光を浴びる。

フジコ・へミングの弾く「ラ・カンパネラ」は、レナード・バーンスタイン氏が言った「リストを弾くために生まれてきたピアニスト」と言わしめた以上に、世界中に感動を与えることとなった。50年の時を経て、バーンスタイン氏に聴かせた「ラ・カンパネラ」とはまた違ったものとなっていることでしょう。

そのような「ラ・カンパネラ」を聴いたピアノのズブの素人である「海苔漁師」の親父が挑戦することに。
奥さまは音大卒の「ピアノ講師」。
家にピアノそれも「スタインウェイ&サンズ」があっただけ。
奥さまには「馬鹿にされ」たものの、1日7~8時間の練習。
といっても「楽譜」も読めないズブの素人。
一音一音、スマホの動画とにらめっこしての練習。
しかし、約3ケ月で一通り音は出せるようになったと。
どれだけの努力だったろう。
考えるだけで恐ろしい。

プロからも今では認められる演奏だと。
今後、コンクールにも出場するとか。
まだまだ上を目指す親父に、えぇ話やねぇ~と思った次第です。
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