【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(関東信越国税局)】
〈新潟〉 越乃雪椿/雪椿酒造
雪椿酒造が位置する加茂市は、古くから北越の小京都と呼ばれており、県木に指定されている雪椿の自生群生地としても有名です。雪国の厳しい冬に耐え、雪解けとともに咲く雪椿。当社の酒造りに対する姿勢もこうありたいと願い、酒名の「越乃雪椿」はここから名づけました。年間生産石数1,000石(1.8リッター当たり約100,000本)と小さな蔵元です。昔ながらの手造りにこだわった新潟の純米蔵です。
雪椿の里に佇む 昔ながらの純米蔵
古くから北越の小京都と呼ばれる加茂市は、県の木である「ユキツバキ」の自生群生地として有名です。
厳しい冬に耐え、春には美しい花が咲く雪椿のひたむきな姿を、雪椿酒造の酒造りの理想としたいという思いが込められております。
冬は蔵全体が雪に覆われるため、低温で安定した発酵が可能になります。小規模で丁寧な昔ながらの手造りの技を守り、高品質の純米酒に限定した酒造りを行っています。
雪椿酒造の歴史
創業は1806年(文化3年)、加茂町(現、加茂市)で丸若酒造として酒造りを始めました。「雪椿」は、1967年(昭和42年)「ユキツバキ」が県の木に指定されたことを記念して名付けられたものです。
1987年(昭和62年)に「世界鷹小山家グループ」に加入し、そして2011年(平成23年)純米酒だけをつくる「純米蔵」になりました。
雪椿酒造の特徴
風土
加茂市は新潟県のほぼ中央に位置し、由緒ある神社や寺院の多い美しい街並みは「北越の小京都」と呼ばれています。
また、雪椿酒造に隣接する加茂山公園は、県の木であり、加茂市の花である「ユキツバキ」が自生群生します。
そして、新潟といえば雪。特に山あいにある七谷地区では積雪2メートルも珍しくありません。このため、加茂市は特別豪雪地帯に指定されています。
手造りにこだわる純米蔵
雪椿酒造は2011年(平成23年)純米酒だけをつくる「純米蔵」になりました。
その理由は、もともと純米吟醸酒や純米酒など、お客様にお買い求めいただいているお酒の8割以上が純米酒であったという事から、日本酒王国新潟の中で、純米酒造りを得意とする雪椿酒造としての個性や良さを打ち出すために、純米蔵になることを決断しました。
アルコール添加を行わない純米酒は、米の旨みがしっかりと感じられ、蔵の個性が出やすいと言われています。また、「ユキツバキ」の花から採取した酵母を仕込みに使用する等、地域に寄り添った商品にも挑戦しています。
目指すは"淡麗旨口"のお酒
雪椿酒造は何杯でも飲むことができる透明感のある「淡麗旨口」の純米酒を目指しています。
手で触れて「感じる・見て感じる・香りを感じる」ことのできる「手造り」の良さを大切にして、洗米から始まる原料処理、麹造り、醪造り、貯蔵に至るまで、全ての工程に気を配る酒造りにこだわっています。
*https://www.sekaitaka.co.jp/group/yukitsubaki.php より
雪椿酒造株式会社 新潟県加茂市仲町3番14号
ラインナップ
「越乃雪椿」Grand-Cuvée(グラン・キュヴェ)純米大吟醸原酒・純米大吟醸 特A山田錦・純米吟醸酒・越淡麗 純米吟醸 など
「越後加茂雪椿」純米酒
「ゆきつばき」純米吟醸 など
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