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<B級ご当地グルメ> 愛知 台湾ラーメン

2024-10-11 08:51:06 | B級ご当地グルメ

 「台湾ラーメン」

 台湾ラーメン(たいわんラーメン)は、台湾料理を起源に持つ日本国発祥の麺料理である。鶏がらベースの醤油風味のスープに細めの麺を入れ、唐辛子とニンニクを絡め炒めた挽き肉、もやしとニラが載る。名古屋発祥の料理であるため、いわゆる「名古屋めし」の一種とされる。

 台湾・台中州大甲郡出身の父を持つ郭明優(かく・めいゆう)が、旅行で訪れた台北の台南料理店で食べた担仔麺をきっかけに考案し、自身が営む中華料理店「味仙」で、1971年(昭和46年)から客への提供を始めた。味仙のある今池近辺に朝鮮人が多く住んでいたことを考慮し唐辛子を加えた。

 台湾ラーメンが評判になると、たちまち他店でも品書きに載るようになった。愛知県中華料理環境衛生同業組合による2000年(平成12年)の調査では、名古屋市内のラーメン専門店約380店のうち、200店以上が台湾ラーメンを提供している。

 台湾ミンチ
 台湾ラーメンの具材である唐辛子とニンニクを絡め炒めた挽き肉は「台湾ミンチ」と呼ばれるようになり、カレーやきしめんなど他分野の料理にも活用され、台湾カレーや台湾きしめんなどが考案された。

 名古屋拉麵
 日本国三重県域を地盤に飲食チェーン店を展開するダイムは、臺灣桃園國際機場に出した店で台湾ラーメンを名古屋拉麵の呼称で提供した。

*Wikipedia より

 元祖“台湾 ラーメン”の店元祖台湾 ラーメンの文献紹介
 由来と人気の秘密は?
 辛さをこらえながら、額に汗して食べるのがだいご味の「台湾ラーメン」。このラーメンが名古屋で生まれ、主にこの地域だけで食されているご当地ラーメンであることをご存じだろうか。でも、名古屋のラーメンなのに、なぜ名前は台湾なの? その由来と人気の秘密に迫ってみた。
  名古屋人好みの“濃い味”
  麺(めん)の上にいためたひき肉とニラがどっさり載り、スープは鶏ガラ。そして、たっぷりの唐辛子。店によって差はあるものの、これが台湾ラーメンの標準的なスタイルだ。
 口に入れた瞬間、激しい辛さが襲ってくる。最初は涙ぐみ、せき込んでしまうことも…。だが、何度か口に運び、慣れてくると、この刺激が癖になる。
 台湾ラーメンの元祖は名古屋市千種区今池一の中国台湾料理店「味仙」だといわれている。30年ほど前、同店の主人郭明優さん(60)が台湾で小皿に盛って食べる「台仔(たんつー)麺」を、激辛にアレンジして出したのが最初という。
 郭さんが台湾出身であることから台湾ラーメンと命名した。当の台湾には似た麺はあっても、同一の激辛ラーメンは存在しないという。最初は「味仙」の一部の客の間だけで愛されいたこの麺が、急激に広まったのは、激辛ブームに沸いた10年ぐらい前から。辛い食べ物にはやせる効果があるとか、スタミナが付くといった触れ込みもあって、人気に火がついた。
 どこかで人気メニューが生まれれば、他店でも便乗するのが商売の常。名古屋市内の多くのラーメン店でも、台湾ラーメンというそのままの名のメニューが続出した。名古屋では「激辛ラーメン=台湾ラーメン」という図式がすっかり定着してしまった。
 県中華料理環境衛生同業組合によると、現在名古屋市内に約380あるとされるラーメン専門店のうち、200店以上が台湾ラーメンを出している。全国規模のチェーン店でさえ、この地域では特別にメニューに加えているほどだ。
 それにしても、全国津々浦々激辛ラーメンは数あれど、名古屋での人気は特筆もの。これほどまでに地域に根付いたのはなぜか。
 同組合組織委員長で、瑞陵高校食物調理科非常勤講師の牧野光朗さんは「名古屋人は、みそは八丁みそ、しょうゆはたまりを使うなど濃い味が好き。みそ煮込みうどんなども日常から食べていたぐらいだから、辛い台湾ラーメンだって違和感なく受け入れたのでは」と分析する。
 だが、最近は激辛の部分ばかりがエスカレートする傾向にあるようだ。
 「味仙」を切り盛りする郭明優さんの妻美英さん(50)は「やはり台湾ラーメンは、スープと辛味の程良いバランスが命。辛さばかり追求して、スープのおいしさが分からなくなるようでは、ちょっと残念なこと」と複雑な心境だ。
 せっかく名古屋に根付いた食文化の一つ。奇をてらわず大事に育てていこう、という元祖からのメッセージとも受け取れた。(伊東 浩一)
 2000年(平成12年)3月16日(木曜日)中日新聞 県内総合市 21面
 中日新聞社より新聞著作物使用許可済み
 台湾ラーメンこそ「名古屋ラーメン」って本当?
 台湾ラーメンお手軽グルメの王様、ラーメン。全国津々浦々にその土地土地の“ご当地ラーメン”が存在するように、すっかり日本の食文化の中に浸透しています。ラーメンは今や日本人の国民食と言っても過言ではないでしょう。
 しかし、札幌ラーメンをはじめ、東京、京都、高山、博多、熊本など、その町を代表する様々なラーメンが個性を競い合っているのに、なぜか名古屋ラーメンと呼ばれるものはありません。これは一体どうしてなのでしょう?
 一説には、名古屋人はうどん好きのため、ラーメン文化が立ち遅れていたと言われています。確かに、名古屋で麺と言えば、味噌煮込みうどんやきしめん。地元で根強い人気を誇り、全国にも知られる堂々たる名物となっています。
 ところが、実は名古屋でだけポピュラーになっているラーメンがあるのをご存じでしょうか。「台湾ラーメン」です。
 麺の上にミンチとニラがたっぷり乗り、スープは鶏ガラ。そして、決め手はトウガラシ。ピリッ!と辛いというのが何よりの特徴です。
 さて、どうして台湾ラーメンが名古屋ラーメンなの?と首をかしげる人も多いことでしょう。実は台湾には台湾ラーメンと呼ばれるものも、これと同じ料理も存在しません。これは名古屋で生まれ、名古屋で広まった名古屋オリジナルのラーメンなのです。
 元祖は千種区今池にある台湾料理専門店「味仙」。今から30年ほど前に、台湾の担仔麺(タンツーメン)をベースに、辛く味付けしたのがルーツだと言います。
 「最初は従業員のまかない用に作ったものだったんです。常連のお客さんから“おいしそうだな。食べさせてくれ”と頼まれてメニューに加えることになった。名前は“台湾人が作ったから台湾ラーメンでいいか”と、軽い気持ちでつけたんです。最初からお客さん向けに開発したメニューだったら、もっとカッコいい名前を考えたはずなんですけどね(笑)」と三代目の郭幸治さん。
 当初は知る人ぞ知る隠れた人気メニューでしたが、80年代後半の激辛ブームで一躍脚光を浴びることに。今では来店客の大半が注文するという名物メニューになっています。
 市内各地へ広まっていったのも、このブームの頃から。味仙で修行をつんだ人、ヒントを得た人が次々と「台湾ラーメン」を看板に揚げた店をオープン。今ではこうした店が市内や近郊のあちこちにあり、それ以外のごく普通のラーメンの店の中にも、台湾ラーメンをレギュラーメニューに加えているところが珍しくないほどです。
 最近は、台湾ラーメンを採用している愛知県の中華チェーン店が東京での出店を進めていることもあり、この名古屋生まれの一品はいよいよ全国へ広まっていきそう。他の町でも食べられるチャンスは増えそうです。しかし、やはり、どんなものでも本場が一番。発祥の地である名古屋で、本家本元の台湾ラーメンを味わってもらいたいものです。

*https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3 より


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