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<西国三十三所> 番外札所 菩提寺

2024-03-21 06:41:36 | 巡礼

 「菩提寺」

 菩提寺 (ぼだいじ)は、兵庫県三田市尼寺にある真言宗花山院派の本山の寺院。山号は東光山。本尊は薬師瑠璃光如来。別称は花山院(かざんいん)で、通常は花山院菩提寺と呼ばれる。西国三十三所の番外札所。

 本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

 ご詠歌:有馬富士ふもとの霧は海に似て 波かときけば小野の松風

 歴史
 花山院菩提寺は、三田市中心部から北方へ約6キロの東光山(標高約421.3m)の南側の標高395m辺りに位置する。

 開山とされる法道仙人は、天竺から紫雲に乗って飛来したとされる伝説的な人物である。法道仙人開基伝承をもつ寺院は兵庫県東部地域に集中しており、「インドから紫雲に乗って飛来」云々の真偽は別としても、こうした伝承の元になり、地域の信仰の中心となった人物が実在した可能性は否定できない。

 正暦3年(992年)頃、三十三の観音霊場を巡礼した花山法皇が、播磨清水寺に登った際に東方の山上が光り輝くのを見て訪ねて隠棲の地とし、その後晩年に帰京するまでの約14年間を過ごしたとされる。これに因んで元は紫雲山観音寺の名であった当山は東光山と呼ばれるようになったという。

 当山を含む麓の集落は尼寺(にんじ)と呼ばれるが、これは法皇付きの女官11名が法皇寵愛の弘徽殿の女御藤原忯子の位牌を奉じて訪ねて来たものの、女人禁制ゆえに登山を許されなかったため、尼となって麓に住み着いたことに因む。集落内には十二尼妃の墓と伝わる大小12基の墓(中央の大きい墓が弘徽殿の女御のものとされる)が存在し、法皇を慕って弾いたと云われる琴弾坂があり、石碑が立っている。

 11世紀には多田荘を本拠とした多田源氏が帰依し、山内に堂塔が立ち並んで勢威を示したが、後に雷火で焼失した。現在は山内から出土する礎石群が当時を偲ばせる。

 境内

 花山法皇御廟所
 花山法皇殿(本堂) - 中央に本尊・十一面観音立像、向かって右に花山法皇坐像、左に弘法大師坐像を祀る。
 薬師堂 - もう一つの本堂で西国薬師四十九霊場第21番札所。本尊・薬師瑠璃光如来坐像、両脇に日光・月光菩薩立像、さらにその両脇に十二神将を祀り、御前に護摩壇を設ける。
 幸福の七地蔵 - 七体のブロンズ製の地蔵尊立像が並ぶ。
 花山法皇御廟 - 中央に花山法皇の墓である宝篋印塔がある。
 本坊
 庫裏
 不動堂
 写経道場
 荒神堂
 展望所 - 不動堂の前にある。
 鐘楼
 本坊表門
 山門(仁王門)

 年中行事
 元旦 修正会
 2月3日 節分会
 5月8日 花祭り(仏生会)
 8月15日 盆施餓鬼会
 12月31日 除夜の鐘

 菩提寺  兵庫県三田市尼寺352

*Wikipedia より


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