「こんにゃくの白和え」
主な伝承地域 塙町、棚倉町
主な使用食材 こんにゃく、豆腐、にんじん
歴史・由来・関連行事
塙町はこんにゃくの産地として知られており、こんにゃくの製法を町に広めた藤衛門という人物を祭った「藤衛門まつり」を開催している。江戸時代から生産が行われ、昭和30年頃にはより盛んになっていったと言われている。現在は最盛期に比べると生産量は落ち着いているものの、こんにゃくの製粉工場も多く、特産物として慣れ親しまれている。
こんにゃくを使った料理としては、さしみこんにゃくなども有名だが、よく家庭で作られているのが「こんにゃくの白和え」。しっかりと水気を切って味付けした豆腐とこんにゃくを和えて作る。
食習の機会や時季
昔は冠婚葬祭や人が集まる際に作る料理とされていた。現在は通年食べられる料理だが、季節によって入れる具材は異なり、そのときどきの旬を楽しめるようになっている。ちなみに、昭和30年頃までは特に盛んにこんにゃくが作られており、10月下旬から11月頃までこんにゃく玉掘りが行われていたほどだったという。
飲食方法
短冊切りにしたこんにゃく、にんじんを醤油や砂糖で煮て水を切っておく。水気を切って砂糖と塩で味つけした豆腐と和える。砂糖がきいて甘いおかずとなっている。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
家庭で一般的に作られている。また、小学校や中学校の給食で提供されることもある。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_29_fukushima.html より
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