9月3日から、「第5章」に取り掛かり、目次は下記の5項目でした。
(1) 再軍備・改憲 やりとり詳細
(2) ソ連の侵略 現実的な脅威を認識
(3) 旧軍と軍閥 頑なに否定
(4) 基地反対闘争に批判的な見解も
(5) 再軍備・改憲 専門家の見方
第5章が終わったと一息入れていましたら、NHKがもう1つタイトルを増やしていました。予告せず、こっそりとやる手口が田島氏と似ています。
(6) 戦後占領期 北海道への巡幸 強く希望 ・・・ これが追加されたタイトルで、 内容は下記6項目です。
◦ 北海道への巡幸についての記述 頻繁に登場
◦ 船で津軽海峡越え 治安当局も難色
◦ マッカーサー最高司令官 「しばらく延期して頂く事だ」
◦ ソ連の脅威も
◦ 私が行けば北海道を 何かの時見捨てぬと言う証拠に
◦ 専門家 「戦後巡幸の政治的な効果について、極めて自覚的だった」
NHKとその協力者である学者たちは、どう言う意図で項目を追加をしたのでしょう。「沖縄メッセージ」で、沖縄県民に陛下のイメージを低下させたので、北の北海道民にも、同じことをしようと考えたのでしょうか。
表題の文字を読むと、変わらない悪意が漂っています。韓国の文大統領もしつこさの点で日本人の嫌悪を誘いますが、NHKの執拗さにも似たものがあります。
〈 NHKの説明文 〉
・『拝謁記 』の記述からは、昭和天皇が戦後の占領期に国民を直接励ますために行った、戦後巡幸をめぐるやりとりが明らかになりました。
・昭和天皇は占領期に、当時の日本の施政権下では、唯一、北海道を訪問していませんでしたが、朝鮮戦争の勃発後も私が行けば、北海道を何かの時、見捨てぬという証拠になるなどど繰り返し、北海道への訪問を強く希望していたことが分かりました。
【 北海道への巡航についての記述 頻繁に登場 】
〈 昭和24年7月12日の拝謁時のお言葉 〉
田島氏
・四国、北海道のことも、今年はよほど様子を見ねばなりません。
陛下
・慎重論も、もっともだが、積極的に多少の危険を冒してでも、出かけるほうが、返って国のために良いと言うことも考えられる。
田島氏 ・・・( 陛下の行幸で相次ぐストライキが、行幸時だけ中止になるため )
・一部の階層の人の便利のため、天皇の行幸を利用するとの誤解の恐れがあります。よほど、慎重にする必要があります。
陛下
・それはそうだな。
田島氏
・なお、御警衛上の見地よりも、 積極的なのはちょっと困難です。
古川教授は、田島氏が陛下を理解していたと説明していますが、今回も氏が陛下のご意向を理解せず、巡幸を止めようとしています。
天皇は現人神(あらひとがみ)でなく、ただの人間だと国民に知らせるため、GHQが全国巡幸を強いたと、学校ではそう教えられました。しかしNHKの番組を見ますとGHQの強制でなく、陛下が危険を冒しても巡行を望まれていたと分かりました。
『拝謁記』のブログがあまり長く続いているせいか、「ねこ庭」を訪問される方が少なくなりました。訪問される方々は、ブログに退屈されたのでしょうか。それともNHKに眉をひそめ、これ以上読みたくないと忌避されたのでしょうか。
後者であれば、有難いのですが・・・