ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

驕るNHK - 48 ( 左翼学者瀬畑氏の、曲がった物差し)

2019-09-12 11:21:19 | 徒然の記
 本日は、最後の第6項目です。 
 
  ◦  北海道への巡幸についての記述   頻繁に登場
 
  ◦  船で津軽海峡越え 治安当局も難色
 
  ◦  マッカーサー最高司令官 「しばらく延期して頂く事だ」
 
  ◦  ソ連の脅威も
 
  ◦   私が行けば北海道を  何かの時見捨てぬと言う証拠に
 
  ◦   専門家 「戦後巡幸の政治的な効果について、極めて自覚的だった」  
 
    【  専門家「戦後巡幸の政治的な効果について極めて自覚的だった」 】
                                                                                   
     〈 成城大学 瀬畑源非常勤講師の話 〉
 
  ・戦後巡幸の目的は、戦後復興の支援と戦争で傷ついた人たちを励ますことで、昭和天皇は、講和条約発効の前にできるかぎり全国を訪ねたいと述べていた。
 
  ・北海道も含めて、占領が終わる前に訪ねて皆を励ましたいというのは、戦争の道義的な責任を感じていた、昭和天皇なりの戦争責任への、決着の付け方だったのだと思う。
 
 戦後巡幸に詳しく、『拝謁記 』の分析にも加わった瀬畑氏だと、NHKが紹介しています。将来のある身で氏が、このような犯罪報道に参加するのは惜しい話です。
 
 氏のおかげで、田島氏に止められても北海道行きを諦められなかった陛下は、やはり身の危険を顧みておらなかったと、知ることができました。
 
  ・占領期に北海道に行けなかったのは、治安の問題や朝鮮戦争が理由だということは分かっていたが、 『拝謁記』 で朝鮮戦争が起こってからも、昭和天皇が北海道行きを希望し続けていたことが分かった。
 
 ここまで陛下のお気持を理解できるのなら、氏もまた秦氏と同じく、「掃き溜めの鶴」かと思いましたが、次を読みますと、左傾学者の仲間なのかと思えてきます。
 
  ・北海道は樺太や北方領土に近く、ソ連から極めて狙われやすいという状況の中で、ソ連が攻撃してくるかもしれないとか、炭鉱が多く労働運動が盛んな北海道の治安は大丈夫かと、
 
  ・周囲が気にかけていても昭和天皇自身は、自分が行けばそうした活動を抑え込めるので、むしろ自分が行ったほうがいい、という考えだった。
 
  ・自分が行って北海道内を回れば、天皇は北海道のことをちゃんと考えている、ということを示せるし、北海道の人たちも、自分を歓迎してくれるはずだと考えていたが、
 
  ・そうは言っても、ソ連が何をしてくるか予測がつかないので、それは危険だと、周囲に止められていたことがよく分かる。
 
 お言葉を理解しながら、田島氏のメモを肯定し、氏は何を言おうとしているのでしょうか。巡幸の専門家にしては、曖昧な説明です。
 
 皇居前広場で激しいデモをしていた群衆が、皇后陛下のお車を見て、静かになり頭を下げたと、陛下は皇后陛下からお話を聞かれています。
 
 もしかすると陛下には、そのようなお気持ちがあったのかもしれませんが、それは国民を信頼されていると言う証拠になっても、氏が説明しているような、「陛下の一方的な思い込み」にはならない気がします。
 
 続きを読みますと氏は曖昧でなく、反日・左翼教授の仲間でした。
 
  ・昭和天皇が戦後巡幸の政治的な効果について、極めて自覚的だったことが分かった。
 
  ・昭和天皇は『拝謁記』の中で、北海道を見捨てないという言い方をしているが、自分が行くことによって、北海道の人たちの意識を高めたい、天皇や日本国に対する忠誠心のようなものを高めて、共産主義運動を抑え、ひいては今の体制を維持して国を守るため、自分も役割を果たしたいという強い考えが見て取れる。
 
 陛下を批判すれば、古株の吉田氏から「新進気鋭の若手学者」と褒められます。反日左翼が支配する学界ですから、先輩に褒められ、NHKに喜ばれると、将来が約束されます。
 
 過去には、それで変節した著名な学者が沢山いますから、氏ばかりを責められません。
 
  ・治安維持に対して貢献することができるという、ある種の君主意識から、北海道巡幸を希望していたことが分かる。
 
  ・天皇の訪問というものの政治的な効果や、戦後の象徴天皇制の中で果たしてきた役割と、そこに込められた意図について天皇自身が語っているという意味で、今回の 『拝謁記』 は非常に興味深い。
 
  ・天皇がどういう思いで、各地を訪問しているかというのは、天皇と国民との関係や、今の天皇の役割と直結している問題なので、今後象徴天皇制を考えるうえで、1つの手がかりになるのではないか。
 
 息子たちに言います。非常勤講師でも学者と呼ぶのかどうか知りませんが、「歪んだ物差し」で、陛下のお気持ちを図ろうとした人間の意見と父は思います。
 
 批評するに値しませんので、意見の紹介をここで終わります。長い『拝謁記』のシリーズも、終わりが見えてきました。
コメント (6)
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驕るNHK - 47 ( 高市総務大臣への提案 )

2019-09-12 06:21:24 | 徒然の記
  本日は、下記第5項目めからです。 
 
  ◦  北海道への巡幸についての記述   頻繁に登場
 
  ◦  船で津軽海峡越え 治安当局も難色
 
  ◦  マッカーサー最高司令官 「しばらく延期して頂く事だ」
 
  ◦  ソ連の脅威も
 
  ◦   私が行けば北海道を  何かの時見捨てぬと言う証拠に
 
  ◦   専門家 「戦後巡幸の政治的な効果について、極めて自覚的だった」  
 
    【   私が行けば北海道を何かの時 見捨てぬという証拠に 】
 
〈  昭和26年10月1日拝謁時のお言葉  〉
 
  陛下
    ・北海道は、今年は駄目だが、来年は・・
 
  田島氏
 ・私が、行幸を奏請する勇気自信を、持ちませぬ。
 
 陛下
 ・治安の点でそういう事もあろうが 、私が行けば北海道を何かの時、見捨てぬという証拠になり、アメリカにもよいし、道民にも不安の念を去るのに役立つと思う故、私は行った方がよいと思う。
 
 田島氏
 ・御尤とは存じますが、昨年マッカーサーも、御止め願いました程で、これは一寸、只今いつ御願する予定とも申上げ兼ねます。
 
 ( 注 :  昭和26年11月、昭和天皇は、京都、滋賀、奈良、三重の4府県を巡幸し、当時の日本の施政権下で、戦後に昭和天皇が訪問していないのは、北海道だけとなりました。)
 
 〈  昭和27年4月23日拝謁時のお言葉 〉 ・・・ 独立回復直前
 
 田島氏
 ・陛下も残るは北海道だけというので、御希望であり、又吾々としても、万全第一ではなく、先づ責任はもてますという治安関係ならば、押しても願いたい気持です。
 
 ・しかし実際の治安条態につき、総理は比較的消極的で、此際は御見合せ願ひたい意見であります。
 
 〈 昭和27年4月28日拝謁時のお言葉 〉 ・・・ 北海道訪問が話題となる
 
 田島氏
 ・法務総裁に会いました故、北海道の事をきゝましたが、矢張り只今は、御願する事は出来ぬという話でありました。
 
 ・北海道の人々には、治安の問題にふれず御日程御忙しき旨で申し、その内に北海道は期がありますので、結局今年は駄目と相成ります。
 
 結局、 陛下の北海道訪問は、国民体育大会の開会式出席に合わせた昭和29年8月の訪問まで、実現しませんでした。
 
 「私が行けば北海道を何かの時、見捨てぬという証拠になるなどど繰り返し」と、NHKは、陛下のお言葉を陛下の我欲であるのように説明しています。
 
 最近の国会中継に見られるNHKの作為と、通じるものがあります。
 
 NHKのテレビ中継がある時野党の議員たちは、閣僚や政府役人を必要以上に怒鳴りつけ、視聴者に見せ場を作ります。指差したり嘆いて見せたり、ドラマの俳優のように振舞います。
 
 自民党の議員にも、野党顔負けの演技者がいます。国民はバカでありませんから、こんな演技をする議員は与野党を問わず軽蔑しています。不思議なことに、まともな議論がされる場面になると、NHKは放映を切り変えます。
 
 現場に原因があるのか役員に問題があるのか、国会中継はつまらない場面を選んでいるのかと思える時が多々あります。レベルの低い議員が多くなったせいで、程度の悪い場面が増えたのかそこは知りません。
 
 何を言いたいのかと、息子たちは首をかしげるのかもしれませんが、まだ耄碌していませんので話は繋がります。
 
 自分たちの曲った物差しで、陛下のお言葉が計れると考える方がおかしいのです。性根の曲がった者には、真っ直ぐなものが曲がって見えますから、陛下についても同じだと、父はこう言いたいのです。
 
 先ほどのニュースで、総務大臣に高市氏が返り咲いたことを知りました。野田総務大臣以降NHKに甘い大臣が続きましたから、ここいらで毅然と対応してもらいたいと思い、就任第一号の仕事として「ねこ庭」から提案いたします。
 
  1. 『昭和天皇、拝謁記』が、放送法に違反しているか否かの検討。
 
  2.  NHK役員の二重国籍禁止法の制定。
 
   国の安全保障の観点から、NHK役員の二重国籍を禁止し、該当する役員には帰化を促し、従わない者は退職処分とする。
 
 提案の理由は、何度も述べていますから説明する必要がありません。
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