長く中断していましたので、自分でも、このブログを始めた目的を、忘れそうになっています。
「大阪と沖縄の市議会の、自民党議員の迷走ぶりから観察できる、自民党本体の信念と矜持の無さのご報告。」・・これが目的で、大阪市議会の自民党議員諸氏についてご報告し、次は沖縄というところで、菅総理の話が飛び込んできました。
菅総理については、『護る会』の活動報告で一区切りとしましたが、解決ではありません。むしろ、問題はこれからです。自民党の国会議員は、衆議院に285名、参議院に112名で、合計すると395名もいます。これだけの安定多数を、国民から与えられていながら、「観光立国政策」に誰も疑問を言わず、外国人の土地取得問題や、スパイ防止法についても危機感を抱かず、皇位の継承問題についても、発言をしていません。
『護る会』の36名は、私たちにとって「希望の星」ですが、党内では少数派でしかありません。この現状を見ますと、「自民党は、本当に保守政党なのか 」と、依然として言い続ける必要があります。
私が知るネットの情報では、大阪や沖縄の市議会だけでなく、危機感をなくしているのは、全国の地方議員です。顕著なのが、沖縄、大阪、北海道の自民党で、保守の大義を忘れ、政争に埋没し、共産党や他の反日野党と共闘するというのですから、呆れた話です。
忘れもしません、今から12年前の平成20年から、全国各地の地方議会が、反日・売国の腐れ朝日の「慰安婦の捏造記事」に踊らされ、「政府糾弾決議」をするという、愚かなことをやりました。
全国で41議会。内訳は、村議会が2つ、町議会が4つ、残り35が市議会でした。決議に至るパターンはどれも同じで、最初は、市民団体と称する反日活動家たちが騒ぎ、民主党と共産党が呼応し、公明党が賛成し、議会決議をしていました。平成22年には、一番多くの自治体が、「政府糾弾決議」をしています。
反日の朝日新聞が、吉田清治の大ウソを利用し、旧日本軍を弾劾した捏造報道に、日本中が騙されていた時です。朝日新聞はこの大ウソを、国内だけでなく、世界に発信し、韓国民を煽動しました。
反日朝日の記事に付和雷同し、日本政府への「非難決議」を採択した市の名前を、もう一度転記します。
・平成20年 (兵庫県) 宝塚市、(東京都) 清瀬市、(北海道) 札幌市 ・・麻生内閣
・平成21年 (福岡県) 福岡市、田川市、(大阪府) 箕面市、泉南市 ・・鳩山内閣
(東京都) 三鷹市、小金井市、国分寺市、国立市、(京都府) 長岡京市、
(奈良県) 生駒市、(千葉県) 船橋市
・平成22年 (埼玉県) ふじみ野市、(千葉県) 我孫子市 ・・菅内閣
(京都府) 向日市、八幡市、木津川市、
(東京都) 西東京市、(岩手県) 一関市
(沖縄県) 今帰仁町、南城市、豊見城市、読谷村、多良間町
(大阪府) 吹田市、堺市、高槻市、大阪市 (鳥取県) 北栄町
(北海道) 小樽市、士別市、函館市 (岡山県) 岡山市
・平成23年 (埼玉県) 宮代町 ・・野田内閣
・平成24年 (京都府) 宇治市、(奈良県) 広陵町 ・・安倍内閣
・平成25年 (島根県) 島根市、(京都府) 城陽市、宮津市 ・・安倍内閣
当初は民主党政権時代でしたから、自民党も地方議会で少数派に転落し、数の力で押し切られたのだろうと、好意的に解釈していました。しかし、政権に復帰した後でも、自民党の議員は、即座に決議撤回の動きをしませんでした。
この議会決議は、「日本軍は、ひどい戦争をした。」「間違った軍国主義で、中国や韓国を侵略した」という、「東京裁判史観」に端を発しています。自民党の党是と、真っ向から対立するものなのに、国会も地方も、自民党の議員諸氏は、議会で居眠りをしていました。
話が「沖縄の市議会」を外れ、大きな横道へ入りましたが、いつものことですから、気にしません。要するに、中央でも地方でも、私たちが頼りとする自民党の議員諸氏の多くは、まだ本気で活動していないのだと、それが言いたいのです。
『護る会』の36名の議員は、「希望の星」ですが、自民党議員全体で見れば、いかに少数であるのか、肝に銘じておきましよう。国民が本気で支援し続ければ、『護る会』の36名は、50名になり、70名になり、やがて100人を越えるはずです。
予定は常に未定です。「沖縄の市議会」については、次回といたします。