ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

東大教授・小島毅氏 - 10 ( 日本軍朝鮮軍人 )

2021-04-18 21:34:57 | 徒然の記

 前回で終わる予定でしたから、ネットで検索していた資料をほとんど削除しました。幸いにも、唯一残っていた資料が、東亜日報への反証データとなります。こういうことなら、データの作成年月日、作成者など、もっと詳しくコピーしておくべきでした。

 東亜日報の記事を真似るなら、「全ては後の祭り」ということになります。

 データの前段部分に、説明がありますので、そのまま転記します。

 「旧日本軍出身の韓国人は、日本統治終了後、」「韓国軍の主力として、朝鮮戦争などでも指導的役割を果し、」「第18代(昭和44年)までの韓国陸軍参謀総長は、全て旧日本軍出身者で占められていた。」

 「21世紀になると、日本軍の将官、高級将校を務めたものは、」「貴族院議員、衆議院議員、道知事、裁判官、朝鮮総督府高官などを務めた朝鮮人と同様に、」「親日反民族行為者と、認定されている。」

 「他方、北朝鮮においては、旧日本軍の将校以上の地位にあった者は、」「対敵協力者として、ほとんどが粛清され、」「その代わりに、ソ連の士官養成教育を受けた者たちが、」「朝鮮人民軍将校団の、主軸となった。」

 見つけたデータは、旧日本軍の中にいた朝鮮人の軍人名です。「将官」「佐官以下」「下士官兵」と、区分されています。

  1. 将  官 ( 中将  6名  少将  3名 )

  2. 佐官以下 ( 大佐4名 中佐2名 少佐2名 大尉2名 中尉5名 少尉3名 )

  3. 下士官兵 ( 准尉1名  上等兵等 6名)

 旧日本軍の中に、朝鮮人が何人いたのか知りませんが、中将以下34名の指揮官がいたのです。主として彼らが、朝鮮人部隊を指揮命令していたとしましても、植民地軍人の中に、これだけの指揮官を任命するのは、常識として考えられません。

 朝鮮人部隊が無理矢理徴用されてきたというのなら、彼らに日本軍と同様の武器弾薬を支給し、行動させるでしょうか。彼らが日本の軍隊で、日本人として訓練を受け、教育を受け、信頼できる同胞だったから、こういう編成が可能だったのではないでしょうか。この事実は、韓国軍人が、植民地の人間として扱われていなかったという証明になります。

 ここからが肝心のデータです。個人名と階級、日本の敗戦後、故国へ戻ったのちの彼らの状況が書かれています。

      1. 将 官

 2.   佐官以下

下士官兵

 以上は「著名人日本軍朝鮮人」というデータですから、一部の人物だろうと思います。将官は別にしましても、「佐官以下」「下士官兵」にはもっと多くの人物がいたのではないでしょうか。
 
 韓国人は、日本が朝鮮を植民地化したと言いますが、植民地を支配した欧米諸国が、植民地の人間を、自国民と同様に軍隊で処遇した例があるのかどうか、聞いてみたい気がします。しかし聞いたところで、彼らの思いは変わらないでしょう。中国・韓国人にあるのは、論理でなく、自己中心的な感情論です。名付けて、「中華思想」「小中華思想」「儒教」と言います。マルキシズムと同じ宗教であり、信仰ですから、本気で相手にしないのが一番なのでしょうか。
 
 靖国神社のブログを、今回で終わります。
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東大教授・小島毅氏 - 9 ( 韓国・東亜日報の記事 )

2021-04-18 16:36:28 | 徒然の記

 靖国神社のことを調べているとき、偶然に見つけました。平成13年5月19日付の、韓国・東亜日報の記事です。ときの内閣は小泉純一郎総理、田中真紀子外務大臣でした。

 東亜日報が、韓国内でどのくらいの影響力を持つ新聞なのか知りませんが、韓国の新聞は日本について述べるとき、皆似たようなトーンですから、これを読めば韓国の状況がなんとなく分かります。

 偏見と、憎しみと、誤解と、我田引水の強弁、これが日本を語るときの彼らの姿勢です。政治家と学者が、率先して日本を批判・攻撃しますから、国民全部がそうだと誤解します。過激なことを叫ぶ国にありがちなことですが、国民の中には、そうでない人々が案外たくさんいます。

 中国も韓国も北朝鮮も、その点で似ており、親日の人間は排斥されますので、彼らの声は私たちに伝わって来ません。分かってはいますが、東亜日報の記事は、私をこの上なく不愉快にさせました。小島教授のブログを書いている最中ですから、増幅された感情が、怒りになります。

 東亜日報への怒りというより、こんな誤解を助長する意見を、日本国内で主張している小島教授への怒りです。「日本学術会議」にいる反日左翼学者も同じですが、彼らは小島氏同様に、日本を貶める意見を反日国家の中国、韓国・北朝鮮に提供しています。

 前置きが長くなりましたが、記事を紹介します。

 「日本の右翼が精神的拠点とする、靖国神社に、」「およそ2万1000に上る、『韓国人の魂』が祭られているのは、」「誰が見ても正常ではない。」
 
 「日本の植民地支配下で、旧日本軍に駆り出された韓国人が、」「『天皇のため身を捧げた英霊』として、日本人戦犯及び戦没者と合祀されているのだ。」「犠牲者の立場からは、霊魂に対する冒涜であり、」「韓国という国の立場からは、自尊心に掻き傷をこしらえたことにほかならない。」
 
 「日本による植民地支配」、「駆り出された韓国人」、「天皇のために身を捧げた」・・この表現は、先般紹介した小島氏の意見と似ています。言葉の間違いについては、後で述べるとして、まずは彼らの意見を聞きましょう。

 「靖国神社が、日本の国家神道を象徴する場であることは、よく知られている。」「ここには明治維新の時、天皇側で戦って死んだ戦死者や、」「日清・日ロ戦争の戦没者、太平洋戦争のA級戦犯の東条英機ら14人と、」「死亡した軍人を含め、合わせて246万人の位牌が置かれている。」

 「この中に、韓国人2万1000人余りと中国・台湾人2万人余りの位牌も含まれている。」

 青字で転記しましたとおり、彼らは靖国神社に位牌が並べられていると思い込んでいます。日本にいる反日左翼学者が、間違いを訂正しないので、誤解は韓国中に拡散されます。日本の保守系の学者が正そうと思っても、日本・韓国のマスコミが受けつけませんので、日・韓の国民に事実は伝わりません。

 「韓国政府が、まさにこの旧日本軍に駆り出された、」「2万1000人余の位はいの返還を要請したのは、当然の措置だ。」「その遺家族と関連団体が、ここ10余年間、数回にわたり政府に促してきたことを、受け入れたという点で、却って後の祭りの感がある。」

 誰が受け入れたのか、何が後の祭りなのか、意味がよく分かりませんが、どうせ韓国の新聞記事です。考えるだけ時間の無駄なので、次を転記します。

 「植民地下で生まれ、戦争に駆り出され命を失われたが、」「死後にでも彼らの霊魂を慰め、『天皇のため』死んだとされている不名誉を濯いであげるのは、」「韓国政府としての当然な道理だ。」

 「政府の措置は、日本の中学校教科書歪曲問題などで表面化している、」「日本社会の右傾化、そして小泉潤一郎首相の靖国神社参拝計画を狙ったものだ。」「小泉首相が参拝しようとする靖国神社に、韓国の魂の問題を提起することによって、」「日本の植民地支配と、戦争への責任を浮き彫りにし、」「引いては中国においても、中国と台湾系犠牲者の霊魂問題が、提起されるようにする思惑があるようだ。」「右傾化の動きに歯止めをかける、一種の『向かい火』であるわけだ。」

 韓国政府の狙いが、靖国問題で火をつけ、中国を引き込むことにあるのだと、読み取れます。「慰安婦」「靖国」「戦争責任」というキャッチフレーズは、韓国が中国と共同で日本を攻撃するときの武器です。韓国と中国は国連人権委員会でも、手を繋ぎ、日本攻撃をしています。手助けをしているのが、日本の反日左翼学者と活動家であることは、過去のブログで何度も取り上げましたので、ここでは省略します。

 「これに対する日本の反応も、したたかだ。」「靖国神社が、形式上宗教団体であるため、」「日本政府としては、介入できないという論理を、繰り広げている。」「さらに、戦死の時点では日本人だったので、その霊魂を祭るのは日本の権利だ、」「神道の教義上、一旦神になれば人間が入れたり外したりできない、とも主張する。」

 果たしてこれは、新聞記事なのか。読者を扇動する三流雑誌の、ゴシップ記事なのか。言いたい放題の文章です。反論していると切りがありませんので、残りをそのまま転記します。

 「しかし、日本政府の徴兵・徴用による犠牲者であるだけに、」「日本政府は、『結んだ者が解く』という姿勢で、」「問題の解決に取り組むのが、理に叶っている。」

 「また侵略・支配関係が清算された以上、日本の植民地支配下で犠牲にされた霊魂も、」「独立自尊を取り戻すのが、当然ではないだろうか。」

 今回で最後と予定していましたが、終われなくなりました。靖国の英霊として祀られたいる朝鮮人が、日本政府による徴兵・徴用の犠牲者なのか。彼らは本当に植民地支配されていたのか。ちょうど良い資料を見つけましたので、紹介します。したがって次回は、無味乾燥な情報の羅列だけです。退屈しますから、興味のない方は、スルーしてください。
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