「靖国神社は、全ての死者を祀っていませんね。」「死者の魂を、逆臣と忠臣に厳格に区別しています。」「しつこく過去にこだわっているのは、靖国神社も同じですね。」
今日も、この話から始めます。動画を見て日が経つと、だんだん記憶が薄れていきますが、氏はこんなことも言っていました。
「都知事だった石原氏と亀井氏が、逆臣・忠臣の区別をやめて、」「戦争で死んだ人はみんな合祀すべきだと、靖国神社に申し入れたことがありました。」「一緒になって行動する気はありませんが、私はこの趣旨には賛成します。」
「しかし、靖国神社は賛成しませんでした。」「それをすると、靖国神社は普通の神社になってしまいます。」「靖国神社でない、別の神社になりますからね。」
初めて聞く話でしたから、ネットで検索すると、新聞記事が見つかりました。意外と新しい出来事で、平成28年10月12日のデジタル記事に、日経新聞と朝日新聞が報じていました。朝日は嫌いなので、日経新聞の記事を紹介します。
「亀井静香元金融相や、石原慎太郎元東京都知事ら有志の会は12日、」「西南戦争で死亡した西郷隆盛や、戊辰戦争で旧幕府軍として戦った会津藩の将兵ら、」「『賊軍」とされた人々を、合祀(ごうし)するよう靖国神社に申し入れた。」
「亀井氏によると、徳川康久宮司は、すぐに対応するとはいえないと即答を避けた。」「要請には、呼び掛け人の自民党の平沢勝栄、」「民進党の原口一博両衆院議員も、同席した。」「賛同者には、元首相の中曽根康弘、村山富市、森喜朗、」「福田康夫の4氏や、自民党の二階俊博幹事長ら、与野党の現職、元職の国会議員約90人が名前を連ねた。」
与野党を問わず、多くの議員の名前があります。靖国神社の問題については、与党も野党もなく協力するのかと、驚く発見もしました。国会の審議も、国の基本に関わる事柄について、このように取り組んでくれたら、日本はもっと良くなるのにと思わされます。
話がそれますが、参加していない主要政党が二つあります。たまたま新聞が報じていないだけなのかもしれませんが、共産党と公明党の名前がありません。早とちりと分かれば、後日修正しますが、これだけを見ますと、やはりこの二つの政党は日本の大事な問題に関われない、異質の政党だと私には思えます。余計な話でしょうが、まともな政治をしようと思うのなら、自民党は1日も早く公明党と縁を切るべきです。
「申し入れ書は、西郷隆盛や佐賀の乱の江藤新平、会津藩の白虎隊、」「新選組など、『賊軍と称された方々も、近代日本のために志を持って行動したことは、」「勝敗の別なく認められるべきだ』と主張。」「過去の内戦でお亡くなりになった、全ての御霊(みたま)を合祀願う、と求めた。」「天皇陛下の靖国参拝についても言及し、『国家安寧のために、必須と信じる』と強調した。」
与野党を問わず、政界の実力者と言われる議員たちが、これだけ揃って希望するところを申し入れても、なぜ靖国神社は受け入れなかったのか。京都霊山の霊名舎の創建以来、159年の歴史がそうさせるのか。それとも別の理由があるのかにつき、もう少し調べたくなりました。
朝日は嫌いなどと偏見を言わないように心がけ、気持ちを安らかにして、次回へ進みたいと思います。靖国神社に関心をお持ちの方は、どうぞ「ねこ庭」へお越しください。